六丈記2

備忘録のようなもの

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イスラム国による人質殺害事件5

 3月10日、イギリスの衛星テレビ「スカイニュース」がイスラム国の元メンバーのインタビューを放映したと報道されていました。
 J-CASTニュースの記事が詳しいのでそれを掲載します。
*** 「後藤さん殺害」何度も偽リハーサル 「元イスラム国」男の「生々しい告白」 ***
http://www.j-cast.com/2015/03/11230115.html?p=all
~省略~
◆ニセのリハーサルを繰り返し、人質を油断させていた
イスラム国で人質の通訳をしていたという覆面姿の男は、英衛星テレビ「スカイニュース」のインタビューにたどたどしい英語で答えていたが、後藤さんを殺したのもエムワジ容疑者かと聞かれると、「そうです」とはっきり答えた。
男は現在、トルコに逃れてきているといい、インタビューも、コーランが響き渡る街中の建物内で行われた。スカイニュースは、その模様を10分余にわたって2015年3月10日の放送で伝えた。
それによると、殺される動画を撮られるときに、人質が落ち着いた様子で取り乱すこともなかったのには、理由があった。
男は、人質の管理も担当しており、彼らには、こう声をかけていたという。
 「何も問題はないよ。ビデオを撮るだけだよ。殺しはしないから」
 「あなたたちの政府がシリアに攻撃するのを止めさせたいだけだから。あなたには、問題はないんだ。単なるお客さまに過ぎないんだよ」
こう言ってニセのリハーサルを繰り返し何度も行い、人質を油断させていた。そして、本当に殺すときは、気づかれないようにしたというのだ。
後藤さんに対しては、仲間だと思わせるように、アラブ名で「アブ・サード」と呼んでいたという。「イスラム教徒になって、われわれと一緒に来いよ」。人質にはこう語りかけ、アラブ名で呼ばれるときの後藤さんはリラックスして見えたとした。
しかし、男はこうも明かした。「最後には、彼らが死ぬであろうことは、私にははっきり分かっていました」。
◆すべて大ボス「ジハーディ・ジョン」の指示だった
リハーサルなどの指示を男らにしていたのが、ムハンマド・エムワジ容疑者だったという。
エムワジ容疑者は、イスラム国のメディア部門で人質を処刑する責任者をしており、組織内では恐れられ、尊敬されていたという。インタビューに応じた男も、「大ボス」とエムワジ容疑者を呼んでいた。エムワジ容疑者だけが、人質を殺すことができたともした。なぜエムワジ容疑者がそんなに強い力を持つのかについては、よく分からないとしながらも、「ナイフを使えるからではないか」と述べた。
男が人質の処刑を見たのは後藤健二さんだけだったといい、エムワジ容疑者に殺されるときは、少し離れた場所から見ていたと明かした。トルコ人がカメラの配置などを指示しており、エムワジ容疑者は、「早く」と何度も急がせていたとした。殺害後は、ほかに3、4人が来て、遺体を車に載せ、エムワジ容疑者は、別の方向へ去っていったという。
~省略~
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 週刊新潮の記事で、元人質のニコラ・エナン氏は「私を捕まえたのは、今回日本人を人質にしたグループと同じです。映像で英語を喋っている男(通称「ジハーディ・ジョン」)が、刑務所での“世話係”でした」と証言していました。「世話係」が具体的にどの様なことを示しているのか分かりませんが、「大ボス」とはイメージが重なりません。フランス人人質解放後に出世したのでしょうか。

 イスラム国の元メンバーの報道があった2日後、ANNニュースが追加報道をしていました。
*** 「後藤さんと湯川さんの撮影現場にいた」逃走の男性(03/12 11:52) ***
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000046180.html
 過激派組織「イスラム国」の日本人人質事件で新たな証言です。イスラム国から逃げてきた男性が「湯川遥菜さんと後藤健二さんが並んで撮影されるのを見た」などと語りました。
 イスラム国に通訳として雇われていた男性:「とある場所に着いたら、2人の外国人、湯川遥菜さんと後藤健二さんがいた。彼らは緊張し、恐怖を感じているようだった」
 この男性はイスラム国に通訳として雇われ、1月中旬にシリアのラッカ近郊で初めて湯川さんと後藤さんの2人に会ったということです。男性は、1月20日に2人が人質となったことが発覚した映像の現場にも立ち会ったとしています。男性は目隠しをされて、ラッカから車で3、4時間の砂漠地帯に移動させられると、後藤さんと湯川さんがいたということです。その後、「ジハーディ・ジョン」が部下を連れて現れ、午後に撮影が始まったということです。男性は「湯川さんは、この撮影の2日後に殺害されたと聞いた」と話したほか、後藤さんの殺害を目撃したとしています。
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 更に、15日にはFNNニュースもこの男のインタビューを報道をしていました。
*** 後藤健二さんら人質の「通訳」、「わたしにも責任の一端ある」 ***
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00288231.html
過激派組織「イスラム国」で日本人の人質の通訳を務めたという男が、FNNの取材に応じ、殺害された後藤健二さんらの様子について語った。
「イスラム国」の通訳として雇われていたという男は、「後藤さんは、最初から日本政府による救出を期待していたが、ある時点から、日本政府が必ず助けてくれると確信していた」と語った。
「イスラム国」の通訳として、3カ月間雇われていたという男は、後藤さんと湯川遥菜(はるな)さんの2人が、「ジハーディ・ジョン」と呼ばれる黒い覆面の男とともに登場するビデオの撮影に立ち会ったという。
「イスラム国」の通訳として雇われていたという男は「(撮影の前に)彼らを落ち着かせるための簡単な会話をした。『これは、日本政府に有志連合から手を引かせるために圧力をかけるためで、危ないことはない』と言った。2人は『OK、OK』と言うだけだった」と語った。
さらに男は、後藤さんが殺害された際には、およそ800メートル離れた場所で見ていたという。
「イスラム国」の通訳として雇われていたという男は、「(殺害現場から)およそ800メートルだ」、「わたしにも責任の一端はあると思っている。湯川さんの殺害を知ったあと、わたしは逃げたかったが、できなかった」などと語った。
日本の警察の捜査への協力について、男は、自分の身に危険が及ぶとして、消極的な意向を示した。
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 イスラム国の元メンバーという男は、1月20日に公開された動画は湯川氏と後藤氏及びジハーディ・ジョンの3人が一緒に集まって取られたと証言しています。ところが、この動画は、筑波大学システム情報系の蔡東生准教授の解析により、3人別々の映像を背景画像に合成したものであることが分かっています。
イスラム人質事件 合成画像
 湯川氏がこの撮影の2日後に殺害されたと聞いたとも証言していますが、ジハーディ・ジョンはこの動画で「2人の命を救うため、政府に2億ドルを払う賢い決断をさせるために圧力をかける時間はあと72時間だ。さもなければ、このナイフが悪夢になる。」と言っていました。ダビクNo7でも「最初のデッドラインが過ぎた後、日本の担当者が背教者のヨルダン政権に駆け込んでいる間に日本の囚人の湯川遥菜は処刑された。」と書いてありました。この男の証言が本当ならば、湯川氏はリミット前に殺害されたことになり、ダビクNo7の記述も嘘ということになります。ダビクNo7の記述に信頼が置けるとは思えませんが、リミットを待たずに早々と殺害するものでしょうか。交渉でどの様な展開になるのか分からないのに、交渉カードを態々捨てるとは思えないのです。
 また後藤氏殺害について、スカイニュースは「エムワジ容疑者に殺されるときは、少し離れた場所から見ていたと明かした。トルコ人がカメラの配置などを指示しており、エムワジ容疑者は、『早く』と何度も急がせていたとした。」と伝えていましたが、FNNには「およそ800メートル離れた場所で見ていた」と話しています。800メートルも離れていたら、誰がどの様な動きをしていたか分かるとは思えませんし、ましてやジハーディ・ジョンの声など聞こえる筈がありません。

 この男は、イスラム国で人質の通訳をしていてトルコに逃れたと紹介されていますが、それを証明するような情報は示されていません。本当にイスラム国の元メンバーだったのでしょうか。マスコミの謝礼を目的とした詐話師のような気がします。

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「イスラム国」で10カ月捕虜だった「フランス人」の証言「同房の捕虜が処刑の日」〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150205-00010002-shincho-int
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