六丈記2

備忘録のようなもの

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イスラム国による人質殺害事件4

 半月前に刊行されたイスラム国の機関誌に湯川氏と後藤氏の記事が掲載され、毎日新聞はこの様に伝えていました。
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人質事件:「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌
http://mainichi.jp/select/news/20150213k0000m030086000c.html
【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)のウェブ版英字機関誌「ダビク」の最新号が公開された。ISは「安倍晋三(首相)は『イスラム国』と戦うために2億ドル(約240億円)の資金提供を表明した」と従来の一方的主張を展開した。日本人の人質殺害について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」などと述べた。
 ダビク最新号は巻頭の2ページで日本人人質事件を特集し、殺害された千葉市出身の会社経営、湯川遥菜さん(42)と、仙台市出身のフリージャーナリストの後藤健二さん(47)の写真も掲載した。

 IS活動地域の周辺国に対する非軍事分野での2億ドルの支援について、同誌は「ISとの戦いに使われるのは明白だ。思慮が浅く、傲慢な判断だ」との見解を示した。また「(支援表明前は)日本の標的としての優先順は低かったが、今や、あらゆる場所で標的になる」と脅した。

 当初2億ドルの身代金を要求した点は「金には困っていないし、日本政府が2億ドルを支払わないことも分かっていた。第二次大戦後、西洋の奴隷になった日本政府に恥をかかせるのが目的だった」と説明した。

 一方、ヨルダンに収監されていたIS前身組織メンバーと後藤さんとの交換交渉では、ヨルダンのイスラム教指導者、アブムハンマド・アルマクディーシ師が仲介役を務めたと明かし「ヨルダン政府が(ISに拘束されていた)ヨルダン軍パイロットを交換に含めようとして事態を複雑化させた」と指摘した。

 アルマクディーシ師は当時ヨルダンで収監されていたが、事件後の今月5日に釈放された。師の側近は毎日新聞の取材に、交渉を仲介したことを認めていた。
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 ダビクNo7の3ページ目と4ページ目に湯川氏と後藤氏ことが書かれています。
イスラム人質事件 dabiq7p3
イスラム人質事件 dabiq7p4
 この記事の全文の翻訳があればいいのですが、見つかりませんでいた。なので、誤訳が御免で翻訳してみます。
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前書き
「我々に対する日本の関心は何か? 誰が、この難しくて、強力で、激しい戦争へ、日本を引き入れたのか・・・パレスチナの我々の息子に対するこの罪に? 日本は、我々との戦いに参加することに耐えられない。 従って、その立場を再考するべきである。 我々およびアフガニスタンやパレスチナの無防備な状態にある人々に対する遠い南のオーストラリアの関心は何か?異教徒と十字軍を除き、この戦争におけるドイツの関心は何か? 獅子王リチャード、ドイツのバルバロッサ、フランスのルイによって率いられた旧十字軍のような別の十字軍だ。
同様に今日、ブッシュが十字架を掲げた時、十字軍の国々は直ちに召集された。
この十字軍に対するアラブ国の関心は何か? なぜ、彼らはありのままに、そして、白昼の元に公然と始めたのか? なぜなら、彼らは十字架のルールに満足されられているからだ。」 [2001年10月のインタビュー] 。

多数の国がアフガニスタン侵略に動員される十字軍連合への参加を急いだ時、シャイフ[訳者注:長老のこと]のウサマ・ビン・ラディン(神に召された)は13年前に上記の言葉を述べた。日本は非キリスト教の無宗教であり、「平和」憲法、そしてアフガニスタンから遠く離れているにもかかわらず、十字軍に参加した。当時の愚かな総理大臣-小泉純一郎-は西側の十字軍のために後方支援の提供を約束した。彼がイスラム教徒に敵対する十字軍へ参加することで日本のために獲得されると期待したのは、どの様な利益だったのか? その後の日本-再び小泉のリーダーシップの下で-彼らを支援する自衛隊をそこに派遣することによりイラクの十字軍に加わった。それから、シャイフのアブ・ムサブ・ザルカウィの指揮の下のムジャヒディン(イスラム聖戦を戦う者)が日本の十字軍戦士の香田証生を捕らえ、日本の軍隊がイラクから撤退しない限り彼を処刑すると脅迫した時、小泉と彼の政府は、傲慢にも日本は「テロリスト」の要求に譲歩しないと述べた。従って、香田はニック・バーグとケネス・ビグリーを含む十字軍連合に所属する囚人の中の一人が以前にされた様に首を切断された。

約10年後、しかし今回は「ノーベル平和賞」受賞者のオバマのリーダーシップの下、「平和主義」日本はイスラム教徒に敵対する別の十字軍連合に加わることによって再び賢明さを無視した。それで「平和主義」国は「平和賞」受賞者による失敗の運命にある戦争に導かれる。まるでカリフの怒りが存在しないかのように、安倍晋三がイスラム国との戦争に2億ドル以上を明確に使用すると公的にコミットすることで、日本のために獲得されると期待していたのは何の利益か?
どんな傲慢が、シナイ地域におけるカリフの兵士と戦う邪神シシによって築かれた演壇から彼の思慮の浅い発表をするために、彼を盲目にしたのか?何が、イスラム国が刑務所の中に2人の日本の囚人を持っていることを彼に「忘却」させて日本のリーダーシップの大失敗を生じさせたのか?

アッラーの計画を除き、異教徒を安心させるものは無かった。だから直ちに、イスラム国は日本の首相によって十字軍と背教者の同盟国に最初に約束した同額の2億ドルを日本政府に要求した。
カリフは金を必要とせず、日本人が全額を決して提供しないということを十分に知っていたが、しかし、それは決めていた-この要求によって-この日本政府の傲慢に恥をかかせる・・・ 第二次世界大戦以来、西側に隷属する一連の諸政府の中の政府に。

最初のデッドラインが過ぎた後、日本の担当者が背教者のヨルダン政権に駆け込んでいる間に日本の囚人の湯川遥菜は処刑された。イスラム国は、サジダ・リシャウィの釈放と移送を直ちに要請-ほぼ10年の間ヨルダンの反逆者によって投獄されたムジャヒディン-後藤(城後)健二と交換にカリフの地に。ヨルダン政権は。無謀にも、交換取引に彼らのパイロットを含めようとしたことによって日本人のためのプロセスを複雑にしたが、カリフは背教者パイロットの他の計画のためにヨルダン人偶像崇拝者の担当者-アシム・ターヒル・アルバルカウィ(別名アブ・マホメット・アルマクディシ)-との交渉の中で明確に拒否した。結局、アルバルカウィの背教者の依頼人と日本の囚人は、イスラム国の警告を留意することに両政権が怠惰だったことによって処刑された。アメリカの十字軍に貢献し宥和に努める彼らの国の政治指導者以外、後藤(城後)健二と背教者パイロットの親類に責任がある者は誰もいない。
この十字軍に対する安倍晋三の軽率な公約の前、日本はイスラム国の標的とされる優先リストに無かったが、安倍晋三の愚かさ故に、すべての日本国民と利益-どこでも見つかるかもしれない-が至る所でカリフの後援者や兵士のターゲットに現在なっている。

日本は今複雑な苦境にある。この脅威から免れることができるか?安倍晋三は、彼の無謀さによってカリフの怒りにさらされる人々を救うための一歩を踏み出すことができるか?イスラム国家に対する彼の悪名高く愚かな発表を行った後、彼はカリフとの戦争のための支援停止を勇敢に発表することはできるか?それは非常に疑わしい・・・。

だから、カリフの剣がアッラーの権力と力によって日本の異教徒に向かって鞘から抜かれたことを彼の国民に告げる・・・。
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 10年前、「イラクの聖戦アルカイダ組織」にフリーターの香田証生氏が誘拐され、2004年10月27日にインターネット上で犯行声明が出されました。犯行グループは声明で48時間以内にイラクからの自衛隊(サマーワで人道復興支援活動を展開中)を撤退させるよう要求し、受け入れられなければバーグ氏(米国人)やビグリー氏(英国人)同様に首を切ると脅迫。小泉首相は「テロに屈することはできない。自衛隊は撤退しない」と明言しました。31日にバグダッド市内で香田氏の遺体が発見され、11月2日に香田氏の動画がインターネット上で公開されます。動画には、「日本政府が数百万ドルの身代金を出すと申し出たが、我々は聖戦を着実に遂行する。日本が安全を望むなら、軍隊を撤退させることだ」とか、「日本政府に48時間の猶予を与えたが、その期限は過ぎたので、この異教徒の首を切断する」とかの声明あり、香田氏を斬首する様子が映されていました。
 イラクの聖戦アルカイダ組織はイラクに滞在中の外国人を拉致して人質にし、斬首して殺害するという数々の事件を起こしていました。首謀者はヨルダン生まれのイスラム主義活動家アブ・ムサブ・ザルカウィで、ウサマ・ビン・ラディンに忠誠を誓って数々のテロに関与した人物です。2006年6月に米軍の空爆で死亡していますが、ザルカウィの組織がイスラム国の前身となりました。だからでしょうか、香田氏人質事件を持ち出したのは。
 香田氏はイラク見物をしに行った旅行者に過ぎず、香田氏は事件当時には「異教徒」と呼ばれていました。しかし、今回は「十字軍戦士」にされています。唯の旅行者を斬首したのでは、正当性に傷が付くと思ってのことでしょうか。

 イスラム国が身代金2億ドルを要求したのは、日本政府に恥をかかせるためで、払われることは無いと考えていたそうです。イスラム国の周辺国に約束した支援額と同額を要求されることが恥になるのでしょうか。「約束した資金援助を撤回しろ」とかの要求があり、日本政府が約束を撤回したというなら、約束を果たさないのですから国際的に恥をかいたと言うこともできるかもしれません。でも、その様な要求はありませんでした。ただ、身代金を要求されただけです。今回の事件で、日本が恥をかいたと考える国は皆無でしょう。
 イスラム国は後藤氏の妻に約20億円の身代金を要求していました。金を必要としていないなら、何故20億円を要求したのでしょうか。言っていることと矛盾しています。身代金を取るつもりが無いのなら、初めから本来の要求をすべきでしょう。香田氏の時はそうしていたのですから。
 人質交渉を複雑にしたのはヨルダン政権のせいだと言っていますが、イスラム国がヨルダンを巻き込んだから複雑になったのです。イスラム国が処刑すると言っているのに、日本とヨルダンが要求を呑まないから処刑されたとの主張ですが、パイロットは既に殺されていました。イスラム国がパイロットの解放を拒否したのは、そうせざる得ないだけだったということに過ぎません。
 結局、イスラム国は今回の事件で何の要求も通すことができませんでした。それを隠すために陳腐な言い訳をしているだけなのです。

 この記事を読むと、日本社会の状況をよく知っているという印象を受けます。平和憲法のことを知っているし、湯川氏と後藤氏が拘束されているのに安倍首相は軽率な発言をしたとの批判があることや、イスラム国が資金難に陥っているとの見方があることを意識して書いたのではないかと思えるのです。もしかしたら、日本国内からイスラム国に情報提供している連中がいるのかもしれません。

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香田証生さん人質事件のまとめ
http://1st.geocities.jp/matome83/iraq/
香田さん殺害、ネットで犯行声明 ビデオ映像流す
http://www.asahi.com/special/jieitai/TKY200411020265.html
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