六丈記2

備忘録のようなもの

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【東海併記法案】バージニア州は韓国の属州?中編

*** 「東海」併記、米州議会上院で可決 「我々は韓国人の側に立つ」 ***
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140125/amr14012511560008-n1.htm
【リッチモンド(米バージニア州)=青木伸行】バージニア州上院は23日の本会議で、「日本海」と記載されている州内の公立学校の教科書に、韓国政府が主張する「東海」を併記する法案を賛成32、反対4の賛成多数で可決した。韓国が米国の一地方議会を乗っ取った感すらあり、韓国政府の見解を代弁した一方的な主張がまかり通っている。
 「とてもいい状況だ」。本会議の直前、議場で法案提出者の1人、リチャード・ブラック議員(共和党)が笑みを見せた。可決は間違いないという表情だ。読み通り結果は圧倒的大差だった。韓国系米国人団体などの議会への浸透ぶりを、改めて見せつけた格好だ。
 妻が韓国系のチャップ・ピーターセン議員(民主党)は賛成した。「義理の父は日本の占領下で育ち、当時は地名なども日本語になった。そういう文脈の中に『東海』もある」と強調した。
 ブラック氏は「1929年に、国際水路機関(IHO)が『日本海』と決めた当時は、日本は軍国主義下にあり韓国を強制占領した時期で、韓国に発言権はなかった」と力説した。韓国政府の「日本海の名称は、日本の拡張主義や植民地支配の結果広められてきた」という主張を、代弁したものにほかならない。
 23日の上院本会議では「日本海」と「東海」だけではなく、「南シナ海」と、フィリピン政府が導入した「西フィリピン海」など、係争がある呼称を一括して扱うよう求める修正案も採決された。しかし、反対多数で否決された。
 修正案を提出したドナルド・マキーチン議員(民主党)は「係争がある地名は注意深く扱わなければならない。こうしたすべての地名を一度に集めるべきだ」と力説した。
 これに対し反対理由は、「係争がある地名に関する要求は、韓国系以外からは聞いたことがない」(ジャネット・ハウエル議員=民主党)、「米韓同盟ほど強固なものはない。われわれは韓国系、(在米)韓国人の側に立つ」(ブラック氏)だった。
 米政府は「日本海」の単一呼称を支持している。国家間の係争が一地方議会に持ち込まれた形だ。
 米紙ワシントン・ポスト(23日、電子版)は、在米日本大使館がリッチモンドの法律事務所にロビー活動を依頼し、佐々江賢一郎駐米大使が22日、マコーリフ州知事を表敬したことをとらえ、外国政府が(韓国系)米国人の問題に介入することへの批判的な記事を掲載した。
 だが、併記推進派議員に働きかける韓国系団体などは、韓国政府と結びついているとみられ、日本政府の活動の批判は公平さを欠く。メディアの一部も“洗脳”されているようだ。
*** 産経ニュース 2014.1.25 ****************************************

 バージニア州で審議されている東海併記法案は、上院で可決されたので、後は下院で可決され、州知事が署名をすれば、法案は成立する。上院の採決結果は、賛成32、反対4と日本では伝えられているが、韓国の中央日報と朝鮮日報は賛成31、反対4、棄権3と報じている。日本の各メディアが「賛成32、反対4」と伝えているのは、たぶん時事通信の配信記事を使っているからだろう。関心が高いぶん、韓国側が伝える数字の方が正確なのかもしれない。
 ちなみに、中央日報は、佐々江賢一郎駐米大使がテリー・マコーリフ・バージニア州知事と面談し、法案成立を防いでほしいと要請したため、マキーチン議員が緊急修正案を提出したとしている。一方、 朝鮮日報は、デビッド・マースデン上院議員(民主党)の「どの表記が正しいと判定するのではなく、論争があるという事実を認識させるのが狙いだ」「(法案が発効すれば)教師たちは、なぜ日本人がここを『日本海』と呼び、韓国人が『東海』と呼んでいるのかを生徒たちに教えることになる。これこそが教育」との発言を伝えている。

 上院教育厚生委員会の採決結果が賛成9、反対4だったのに対し、随分と大差がついた結果となった。韓国側のロビー活動は広範囲に及び、議員の多くに侵蝕しているとみて間違いないだろう。下院議員も同様だろうから、法案が成立する可能性は高そうだ。
 記事を読むと議員らは、韓国側の主張を鵜呑みにし、反対意見には全く耳を貸さない、というより拒否しているかのようだ。日本の外務省のホームページを見るなどすれば、韓国側の主張に疑問を持つと思うのだが、調べる気も無いらしい。教科書の問題なのに、学問的検討はなされていない様子だ。多くの議員が韓国側の主張を唯々諾々と受け入れているのは、票と金だけが原因ではないのかもしれない。第2次世界大戦の結果によって生み出された「大日本帝国=悪」という固定概念によって、それを肯定するようなことは受け入れるが、否定につながるようなことは初めから検討に値しないとの偏見があるように思える。だとしたら、偏見の強いアメリカ人に論理的に説明しても受け入れられるのは困難だろう。

 日本海の呼称にアメリカは関係ない。特に、州政府や市などでは。しかし、韓国は地方政府を巻き込んで、アメリカ世論を形成しようとしている。アメリカを動かすことが日本を屈服させる効果的な方法だと考えているのだろう。
 それにしても、何故、韓国は多大な労力と費用を掛けて、日本海の呼称にこだわるのだろうか。
 韓国政府のホームページには以下のことが書いてある。
*** 東海(トンヘ) ***
http://japanese.korea.net/Government/Current-Affairs/Others/view?affairId=130&subId=236&articleId=1116
●2000年の歴史を持つ東海という地名
東海併記法案 三国史記
 韓国人が過去2000年間使って来た地名である「東海」は、その他の多くの国では「日本海」として呼ばれている。しかし三国史記(1145)に詳しく説明されているように「東海」という名前はB.C. 37年に初めて使われ、これは「日本」という名称より約700年も前に登場した名前である。国号の日本は公式的には8世紀に初めて使われた。
●日本の対外的な懐柔
東海併記法案 朝鮮海表記地図
 世界地域の命名作業が行われた20世紀初め、「日本海」という呼称が世界中に知られた。しかし当時韓国は日本の占領の下にあり、意思決定の過程に参加することができなかった。日本の韓国領土侵奪と、当時高まりつつあった日本の国際的プレゼンスが西洋地図の製作者に大きな影響を及ぼしたのである。
●東海、日本海併記の妥当性
 東海は南韓・北朝鮮・日本・ロシアに囲まれており、当該の地名の決定は周辺国家の合意が必ず必要である。命名に対する関係国の意見が一致しない場合、原則的に提起された名前が併記される。国連地名標準化会議は地域の呼称問題をめぐり紛争が生じる場合、併記することを勧告している。
●地域的観点
 通常、海域は左側の大陸を基準として命名するのが慣行である。韓国の主張のポイントは東海は韓国のみならずユーラシア大陸の東に位置するということである。
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*** 歴史的、法的考証資料 ***
http://japanese.korea.net/Government/Current-Affairs/Others/view?affairId=130&subId=236&articleId=1133
●東海を表記した西洋古地図
東海併記法案 東海表記西洋古地図
 朝鮮半島(韓半島)と日本列島間に位置した海を西洋の古地図で東海と表記し始めたのは新大陸発見の航海がされた直後である16世紀の始めである。16世紀から19世紀まで西洋人はこの海を朝鮮海、韓国海、東方海、東洋海、中国海、日本海などと呼んで来たが、一番多く使われた名称は勿論韓国海だった。
 しかし19世紀初めを基点に日本海という呼称が韓国海と同じぐらい頻繁に登場し、19世紀末からは日本海が韓国海より広く使われるようになった。20世紀初めからは「日本海」という呼称が大半の世界地図と出版物に印刷されるようになった。
 フランスの海軍大領ラ・ペルーズが韓国・日本・ロシアの探険を終えて1797年製作した海図とイギリスの地理学者ジョン・エロー・スミスが1798年製作した地図が問題となっている海域を日本海と表記し、韓国海という呼称は以後減少した。
 19世紀後半から大半の地図は日本海という表記を使ってきた。日露戦争が勃発した当時、世界中の大半の新聞が日本海という呼称で記事を載せた上、日本が韓国を占領した後、「日本海」は世界中で最も多く使われる呼称となった。
●韓国の出版物と古地図上の東海表記
 東海という呼称を最初に使った記録は、韓国の最も古い歴史書『三国史記』(1145)中、高句麗の東明王(トンミョンワン)を描く部分に現れる。東海という呼称を使った詩が『三国史記』には、13編載っており、『三国有史』(1281)には15編載っている。
 韓国の歴史上、最も古い地図である『新増東国輿地勝覧』(1530)の慶尚道、咸平道、江原道地図では当該の海域が明確に東抵大海と表記されている。
 東海という呼称を最初に使った地図の一つとして朝鮮の国境保護を担当した備辺司が1740年代に製作した嶺南全図がある。
 日本海が初めて登場した地図は中国で宣教活動をしたイタリア人、マテオ・リッチが1602年に製作した世界地図である『坤輿万国全図』がある。
●国際的な協約
 二国以上の国が地名を巡り意見が一致しない場合、指針を提供する国際機関として国連地名標準化会議と国際水路機構がある。
 ○ 国連地名標準化会議は、決議案 III/20項を通じて、
  「ある一地域が一国家以上の管轄圏にあったり、二国以上により分離されており、また該当の国家間でその地域の呼称において合意されなかった場合、国際地図製作の慣例に従い各当該国が使う呼称が併用されなければならない」と勧告している。
 ○ 国際水路機構は決議案A 4.2.6項を通じて、
  「二国以上が共有する湾、海峡、運河、群島などは当事国が合意して単一呼称を使うように努力しなければならなず、当事国が異なった言語を使ったり、単一地名に合意することができない場合は当事国の言語で表す名称が併記されなければならない」と勧告している。ただ、英仏海峡などのように名称の長さが問題となり併記が難しい場合は例外にしている。
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*** 核心ポイント ***
http://japanese.korea.net/Government/Current-Affairs/Others/view?affairId=130&subId=236&articleId=1141
Q1. 世界地図に東海より日本海が多く登場する理由は何か?
 東海という地名が2,000年以上使われたということと現在5千万人の韓国人が変らず使い続けているという事実に基づき、韓国政府は東海という地名を国際的に認知させるために努力して来たが、日本海が世界的により多く使われているのが現状である。
 日本海という呼称は世界地図の製作が拡大し、日本がアジアの大国として浮上し始めた19世紀末に広まり始めた。
 日本海という表記の使用が増加したきっかけは、1929年国際水路機構が『海洋の境界』という本を出版してからであった。この本には世界中の領土と領海の地名が収録されており、朝鮮半島(韓半島)東側にある問題の海域を日本海と表記していた。韓国は当時日本の植民統治を受けていたため東海という表記の正当性を主張する機会がなかった。韓国に発言権がない状態で国際水路機構は総会で日本海という呼称を決めたのである。
 1937年『海洋の境界』 改訂版が出刊された時、韓国は相変らず日本統治の下にあり、1953年三刷本が出た時、韓国は戦争の最中だった。そのため日本海という表記はより確固たるものになっていた。このような理由により日本海という表記が世界的に多く登場することになる。
 しかしここ15年間韓国の積極的な広報活動により東海という表記が広がり、特に民間出版社とマスコミにおいてそうした流れが強くなっている。東海と日本海を併記した比率は2000年2.8%、2007年には23.8%へと急増した。

Q2. 東海という表記の正当性は何か?
 多くの歴史書を見てもわかるように東海という表記は2000年以上使われてきた。なおかつ東海という呼称は日本という国号が使われる700年前にすでに使われていた。これが東海という表記が歴史的に日本海という表記より妥当性のある根拠である。
 東海は南韓(大韓民国)、北朝鮮、日本、ロシアに囲まれており、この場合4ヶ国全てが呼称に同意しなければならない。合意がされるまでは地図に全ての名称が併記されなければならない。国連地名標準化会議は地形の呼称に異見がある場合、合意に至るまでは全ての当該呼称を併記するよう勧告している。

Q3. 西洋の古地図に日本海という表記が多い理由は何か?
 東海という表記は東洋航路探索が始まった16世紀初めに登場し始めた。16世紀初めから19世紀初めに出版された西洋の地図は韓国と日本間の海域を韓国海、東方海、中国海、日本海など色々な呼称で表記している。
 全般的に、16世紀から18世紀まで韓国海という呼称が、18世紀から19世紀までは日本海という呼称が優勢だった。このような結果に基づき、日本は日本海が19世紀初めにすでに世界的に位置付けられたのであるという論理を展開するのである。しかしある一定期間中、日本海が最も多く使われたからとしてその呼称が国際的に認められたと考えるのは大きな間違いである。

Q4. 東海という表記は一国を基準に設定された呼称ではないか?
 東海という表記は『三国史記』で使われており、また広開土大王碑にも登場する。このため東海という呼称は朝鮮半島(韓半島)の東側という意味というよりユーラシア大陸の東側という意味であると言える。
 東海に関する多くの歴史的資料から考えて見ると、東海とは一国を中心とした観点に基づいた呼称というより、2000年の歴史を通じて終始使われてきたものである考えられる。

Q5. 地域の名称に関する紛争がある場合、適用できる国際的な慣例があるか?
 国連地名標準化会議は、決議案 III/20項を通じて、「ある一地域が一国家以上の管轄圏にあったり、二国以上以上により分離されており、また該当の国家間でその地域の呼称において合意がなされなかった場合、国際地図製作の慣例に従い各当該国が使う呼称が併用されなければならない」と勧告している。
 国際水路機構は決議案A 4.2.6項を通じて「二国以上が共有する湾、海峡、運河、群島などは当事国が合意して単一呼称を使うように努力しなければならず、当事国が異なった言語を使ったり、単一地名に合意することができない場合は当事国の言語で表す名称が併記されなければならない」と勧告している。ただ、英仏海峡などのように名称の長さが問題となり併記が難しい場合は例外にしている。

Q6. 世界的に東海という表記を広げるために、韓国政府はどのような努力をしているのか?
 東海という表記の広報を決めた1992年以後、韓国政府は協議体を構成し、国際機関、政府、学術団体、マスコミ、地図製作会社に広報活動を続けている。
 韓国が国連に加盟した後、政府は東海という表記を継続して国際会議に申し立てており、当事案に関する国際的な関心を高めるために絶えず努力している。
 現在の韓日間の領海呼称に関する論争は公式的に関連国際会議で認識されている。特に第 17回国際水路機関の総会で東海という表記の正当性を支持する意見が増えたという点は意味があることである。また日本海の単独表記を行ってきた出版物『海洋と境界』は暫定的に出版が中断されている。
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*** 日本の主張と韓国の観点 ***
http://japanese.korea.net/Government/Current-Affairs/Others/view?affairId=130&subId=236&articleId=1124
●日本の主張
 日本海は世界中で使っている呼称であり、世界地図の95パーセントが日本海と表記している。そのため呼称を変えることは混乱を招くだけだろう。
 日本海という名称は18-19世紀、西欧の世界で作られたものであり、日本の殖民地支配とは関係がない。
 日本海という名称は地理的側面を考えたものである。日本列島がその海域を太平洋内で区分けしているため日本海と呼ばれるのであり、この呼称を持って日本がその地域の海上領有権を保有していると主張するものではない。
●韓国の観点と努力
東海併記法案 東海併記地図
 韓国政府の最終的な目標は国際社会が東海という名称を公式的且つ歴史的に適切な地名として受け入れることができるように説得することである。「東海」という呼称はその海域が韓国のみならずユーラシア大陸の東にあるということを意味し、このような命名法は世界中で長い使用されてきた。
 しかし現在は「東海」という呼称を単独で表記することが難しい状況である。そうした状況の下、韓国政府は国際的な原則に基づき、当海域の呼称が併記されることができることを支持するのである。
 韓国政府はこの問題の深刻性を国際社会に知らせるために持続的に努力しながら、長期的な観点から交渉を進めている。
 ここ十年間、歴史的に妥当な地名を取り戻すための韓国政府の努力に喜ばしい成果があった。徐々に世界中の地図製作社と出版社が東海と日本海を併記するようになったのである。
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 読んでみても、何故、国際社会が日本海を「東海」と呼ばなければならないのか分からない。韓国の言いたいことをまとめると次のようになるであろうか。
(1)朝鮮では、2000年以上東海という名称を使っていたので、国際的に認知させなければならない。
(2)「東海」という名称は「日本」という言葉より古いので、「日本海」より「東海」の方が相応しい。
(3)日本の韓国領土侵奪を背景に「日本海」という名称は19世紀末に広まり、定着した。韓国には「東海」という表記を主張する機会がないまま、国際水路機構の総会で「日本海」という名称が決まった。
(4)国連地名標準化会議は地形の呼称に異見がある場合、合意に至るまでは全ての当該呼称を併記するよう勧告している。日本海を囲む韓国、北朝鮮、日本、ロシアの全てが同意するまで、全ての名称を併記しなければならない。
(5)日本海の呼称は、16世紀から18世紀までは「韓国海」が、18世紀から19世紀までは「日本海」が優勢だった。日本は日本海が19世紀初めにすでに世界的に位置付けられたと主張するが、それによって国際的に認められたと考えるのは間違い。
(6)「東海」という名称は、朝鮮半島の東側という意味というよりユーラシア大陸の東側という意味である。
(7)韓国は国連加盟後、名称について国際会議に申し立てを継続しており、名称に関する論争は公式的に関連国際会議で認識され、韓国の正当性を支持する意見が増えている。


続く・・・。
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