六丈記2

備忘録のようなもの

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青山繁晴氏がJR北海道の不祥事について解説していたが、???

 10月16日放送の関西テレビ「アンカー」の「ニュースDEズバリ」のコーナーで、青山繁晴氏が「また出てきた日本の幽霊」というキーワードでJR北海道の問題を解説していた。
 動画は既に消えているので、くっくりさんのブログ「ぼやきくっくり」よりその部分を引用させていただく。
 
***** ぼやきくっくり *****
■10/16放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1458.html#sequel
 
村西利恵
「それが、JR北海道で事故が相次いでいる問題です」

青山繁晴
「はい。これ、今この、頭を下げてらっしゃるように、このJR北海道の、経営責任だけが連日連日、あの、徳州会と同じように語られてるんですが、いや、それが、実はそんな単純な話ではないってことが実は分かってきました。それを後半にお話ししますが、後半のキーワードはこれです(フリップ出す)」

村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『また出てきた日本の幽霊』。このキーワードは一体何を意味するのか。CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「幽霊というキーワード、非常に気になります。一体その幽霊の正体は、誰なのか。そして、そこに潜んでいる闇とは何なのか。青山さん、お願いします」

青山繁晴
「うーん、このJR北海道の事故については、不思議だなあと思ってる人、多いと思うんですよね。つまり、日本は間違いなく世界で一番労働モラルの高い国で、しかも技術水準も間違いなく、僕、世界の鉄道ほんとにいっぱい乗ってきましたけれども、たとえばドイツに比べても明らかに日本の方が上です。それなのにどうしてこんなに、こう初歩的なミスと言われるもの、から、事故が起きるのかと、不思議に思われてると思うんですね。このニュースも実は尻尾が、またやりますが、大きな尻尾が2本生えてて、まず、1本目の大きな大きな尻尾はこれです」

村西利恵
「今月7日、特急オホーツクの車両検査で、非常ブレーキが動かないように、なぜかコックが閉められていたことが発覚しました」

青山繁晴
「うん、これ、このニュースが、今月7日、ついこないだあった時に、僕はほんとに頭の中で、あ、大きな尻尾が、こう巻かれてた尻尾がビョーンと伸びたと思ったんですよ」

岡安譲
「ほう。これで?」

青山繁晴
「つまり、これは、人間の、意図が働いてるんじゃないかっていうね、明らかに窺わせるものですね。つまり、それまでは、いや、ちょっとしたミスでしたとか、ちょっと気が緩んでたんじゃないかとか、要するにミスの話だったけど、この非常ブレーキっていうのは何かというと、これはあの、見つかったのは特急オホーツクですけど、オホーツクに限らず、日本は、その、自動停止装置、ATSがあってですね、で、それはシステムですから、その、これはもう止めなきゃいけないっていう判断をして、その上で、そのシステムがブレーキを利かせるんですよ、非常ブレーキを。で、非常ブレーキっていうのは、その、空気弁が開いてないと、それは伝わりませんから力が。ブレーキ利かないんですね。それが、必ず開いてある、その、コックが、閉められてるわけです。しかもこのコックのある所は、厳重に施錠されてて、えー、たとえば、運転士さんとか当然お持ちですけれども、でも全部で、だいたい2500人ぐらいしか鍵持ってないわけですよ。で、ということは、これあの、勝手に、閉められるはずはないんで、緩んで開くことはあっても、だんだん閉まっていくってことはありませんから(一同同意)、だからこれは普通に考えたら、誰かがその鍵を開けて、入って、そして、意図を持って閉めたんだと。ね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「つまり、ATSが働いても、その、列車が危ないとシステムが判断しても、肝心のその最後のブレーキが利かないようにしてると。これはものすごく重大な話ですよね(一同同意)。だかれこれ当然、尻尾なんですよ。尻尾だから、これ当然すごく調べてると思ったら、これが2本目の尻尾なんですが、実はこれなんです」

村西利恵
「運転士や車掌らは、この調査の対象外となっている」

青山繁晴
「はい。これは、これもニュースで出たんですよ、実はですね。なぜかというと、JR北海道のさっきこう頭を下げてた方々が、会見で、いやー、運転士や車掌は、こんなことする理由がないから、その、理由がない以上は、調査してませんと。ね。で、たとえばそれを、これあえて実名言いますけど読売新聞などは、まるで、それが当然のように報じていて、で、この鍵っていうのは、ネットオークションに出たこともあるから、その、誰かがこの鍵を買って、あの、入ったんじゃないかみたいな感じの記事を出してて、で、この対象外っていうのは、そうですねみたいな記事になってるわけですよ。これ、そうですね、ですか?」

岡安譲
「いや、これは首をひねってる人は多いと思います」

青山繁晴
「多いと思うんですよ。これ、一般社会の私たちの常識では考えられない。というのは、運転士さんや車掌さんをそういう扱いするってことじゃなくて、公正に調べるっていうことは、必ず、その全部を調べるっていうのはそれ当たり前のことで。その、小学校のクラスで何か物がなくなったら、その、お前たちはそれやる理由がないから調べないってそれ先生がより分けていったら、それ目茶苦茶じゃないですか(一同同意)。だから、これは、非常に大きなニュースの尻尾なのに、読売新聞を含めてマスメディアがちゃんとやってない。ということは視聴者・国民がこれおかしいなと思って気づくしかないんですよ。そして、実はこの背景に何があるかを、ま、僕なりに聞いていくと、調べていくと、こういう事情がひとつはあります。出して下さい」

村西利恵
「捜査当局幹部によると、『JR北海道では、旧国鉄時代の慣行が復活している。たとえば、安全教育は労働組合に任されている』」

青山繁晴
「うん。これ、パッとこう意味分かる人はそんなにいないかもしれないですけど、もう随分時間経ちましたけどかつて国鉄ってのがあってですね、えー、日本国有鉄道、そして当然、労働組合がありますよ、労働組合なきゃいけません。だけど、その国鉄と労働組合が、その、完全に癒着した状況があって、それ慣行って呼ぶのはまあ、あの、いいけれども、本当は癒着がこう、私たち乗客の知らないところであってですよ、その、安全教育というのは、本来は管理者が責任持ってやらなきゃいけません。たとえば非常ブレーキの扱いであれ何であれですね。えー、眠い時にどうするかっていうことも、あるいは普段の生活を律することも含めて、安全教育、管理側がやらなきゃいけないのに、管理側は入れなくて、労働組合だけがやるという、慣行がかつて国鉄時代に、これは間違いなくありました。で、それが、いや、それが問題ってこともあって、中曽根政権の時に、国鉄を民営化して、で、民営化に反対意見の方はもちろんいらっしゃいますよ、今もいらっしゃいます、少数意見でも。ただ、多くの乗客は僕も含めて、あるいは岡安ちゃんや、堀田くん(男性アナ)も含めて、その、前の国鉄、もうそろそろ前の国鉄知らないかもしれないけど、サービスは随分良くなったんじゃないかと、僕も感じてますよ」

岡安譲
「(堀田に)そう感じる部分は多かったよね(堀田同意)」

青山繁晴
「ありますよね。だけども、その、僕らにはそう見えてても、実際の現場、つまり安全を担ってる現場、僕ら何も知らないで乗客になってるわけですから、安全を担ってる現場では、管理者が安全教育からどいてしまって、旧国鉄と同じように労働組合に任されていて、そしてこれは未確認ですから、未確認っていうことは申しておきますが、実はその安全教育の場で、思想教育、たとえば共産主義は実は正しいんだっていうような思想教育が行われているっていう情報もあります。これはその場に僕は入れてないので、未確認ですけれども、これは国鉄時代には間違いなくあったわけです。ということは背景に何があるかというと、これです」

村西利恵
「労働組合に過激派が浸透」

青山繁晴
「はい。これ実は国鉄時代に、その、いわば一般的な労働組合、の指導部だけじゃなくて、その、たとえば、この公正な、捜査も公正とは限りません、特に公安部門は公正とは限らないけれども、でも過激派として、いわば、認定、認知された、裁判の判例などによって、そういう人たちが国鉄の元の労働組合にたくさんいたっていうのは分かってるわけですけど、その人たちが、こう復権してるわけです。で、過激派、もちろん名前はありますけど、そんなの名前出してもそれ宣伝になるだけですから、それは申しませんが、実はJR北海道だけじゃ、ないんです」

村西利恵
「ない」

青山繁晴
「はい。えー、国鉄は分割されて、その、JRがいくつかありますけれど、実は多くのJRの労働組合に次第次第に過激派が復権していってて、そしてたとえば、JR北海道に話を戻すと、社長人事のようなトップ人事まで、この労働組合の中の過激派のOKが出ないと、社長には実際就任できないってことが、起きてる」

一同
「えー」

青山繁晴
「そうするとですね、僕は単に情報を聞くのが役割じゃなくて、たとえば捜査機関の人に、これほっとくのはおかしいでしょ、あなたの仕事でしょうと。あなたも私たち国民が、税金で養ってるんだからと、いうことを問いましたら、答えはこうでした」

村西利恵
「捜査当局幹部は、『往来危険罪で立件も考えているが、難しい』と」

青山繁晴
「うん。これ往来危険罪って刑法の中にあるのはご承知の方多いと思うんですが、これ大変な重い罪ですね(一同同意)。これあの、列車の安全を脅かすと、たくさんの方の命に関わりますから。で、立件も考えているが、難しいと。これ先週の『アンカー』でやった通り、本来の日本語だと、難しいけれども、困難を乗り越えてやりましょうって意味なんですが、最近の日本では、これやらない理由になってるわけですよ。で、もうすでに逃げの態勢に入ってて、で、その逃げの態勢が、この捜査機関も含めて、かつての国鉄のおかしな状態を生んだのであって、そうするとこれは捜査機関だけの問題だけじゃなくて、安倍政権全体の姿勢に関わることだと僕は思います。だから官房長官会見でちらっとこのようなことをおっしゃってるけど菅さんが、それで済む問題じゃなくて、その、先ほどの(ストレートニュースで伝えた)オスプレイ(の滋賀県での日米共同訓練)も含めて申すと、情報を、その意味でちゃんと公開して、国民に問うべきであり、同時に、安倍政権自らがさっきの徳州会事件のような、不明瞭なお金の流れを、自ら明らかにしないと、こういうこともきちんとできませんから、実はこの2つの日本の闇は、つながっている。アベノミクスだけやればいいんではなくて、こういう根本的な闇の克服が、これからの第2次安倍政権の、ひとつの使命でもあると思いますし、私たち国民がニュースの尻尾を捕まえてそこに目を向けて、メールも通じて声を挙げるっていうのはとても大事なことだと思います」

岡安譲
「これJR北海道というのは、この、経営しているのは実質的にはこの、上の政権というか、国なわけですか?」

青山繁晴
「いやいや、それは違います、もちろん民営化してますから、民間会社ですけれども。しかし、その、事実上の、電力会社と同じで、地域独占に近い形も、部分的にはありますし、それからとにかく列車の運行には私鉄、であれ、どこであれ、国が、国土交通省として、あるいは官邸(?)として責任を持ちますから、最終責任はもちろん、内閣にあるわけです。民間だから、ほっといっていいっていうことには全くなりません」

岡安譲
「そういう意味でやはり、安倍政権の姿勢が問われるという意味ですよね」

青山繁晴
「そうですし、その、捜査する上でも、内閣が、その、真っ直ぐ進む姿勢を持ってるかどうかも問題なんです。これはですね、さっきの徳田さんの話で言うと、僕の目にですよ、たとえば徳田さんと向かい合った時に、小金だったら、ばれないならもらってもいいって目をしてたら、お金出してくるんですよ。ね。魚心水心って言いますから。だから人間はどういうスタンスで仕事をしてるかが大事なんであって、安倍政権に求められるのはそれだと思います」
****************************
 
 ATS(自動列車停止装置)について青山氏は、コックが閉まっていると、ATSが作動してもブレーキが効かないと言っている。間違いではないが、ATS作動時にブレーキが掛からないと、誤解を生みかねない発言だ。
 ATSにもタイプあるが、基本的な流れはこうなる。
●ATS作動

●警報が出る

●運転士がブレーキ操作と確認をしない

●自動的に非常ブレーキが掛かる

●停止
 だから、コックが閉まってい利かないのは、自動的に掛かる非常ブレーキであって、ブレーキは効くし、停止も出来るのである。聞き流していると、ATS作動しても止まらないとの印象を受ける。
 
 コックが閉まっていたことについて、青山氏はコックが自然に閉まる訳が無いから、故意に閉められと断定。コックが閉まっていた原因調査で、運転士や車掌らを対象外にしたことを批判し、労働組合に巣くう過激派が後ろにいると匂わせている。そして、捜査機関が捜査に消極的なことも批判している。
 コックが閉まっていたことは問題ではあるが、それは犯罪なのか。
 コックが閉まっていた状態が発覚したのは、10月7日の定期検査でのこと。定期検査は3カ月に1度行われるので、最長で3カ月間、コックが閉まっていたと考えられている。普通に考えれば、3カ月前の定期検査で検査員が開け忘れたまま出庫させたと思われるが、青山氏は、そう考えてはいない。「誰かがその鍵を開けて、入って、そして、意図を持って閉めたんだ」と決め付けている。
 コックは施錠された機器室内にあるため、鍵がなければコックを操作出来ない。裏を返せば、鍵があればコックを操作出来るということだ。鍵はJR北海道のほぼ全車両に共通で運転室や機器室などの扉の開閉にも使われているため、運転士や車掌も持っている。だから、運転士や車掌も操作は可能ではある。しかし、可能であることと、やったということは違う。
 
 青山氏は、「全部で、だいたい2500人ぐらいしか鍵持ってないわけですよ」と言っているが、現実は違う。JR北海道では、鍵は整備担当者や運転士、車掌ら広範囲に貸与され、事実上、鍵の管理はされておらず、1人で何本も持っている人もいるし、OBも持っていたりする。また、この鍵はJR東日本の車両にも使われているため、JRから流出した物や複製された物が鉄道マニアの店で売られている。広く出回っているため、実際に何本あるか見当も付かない状態なのだ。
 それを裏付けることが、コックの件が発覚した後に報道された。2009年7月17日に特急「スーパー宗谷2号」で、乗客が乗務員室の鍵を開けて入り込んでいたのだが、この乗客は「インターネットのオークションで鍵を買った」と証言していた。
 
 青山氏は、捜査当局幹部が「往来危険罪で立件も考えているが、難しい」と言ったことに立腹しているが、捜査当局幹部は犯罪性が低いと思われるから難しいと言ったのだろう。コックが閉まっていた件で、犯罪の痕跡が無いのだから当たり前のことである。
 
 最近、JR北海道の不祥事の裏に労働組合の中の過激派が関係しているとの説が広まっている。具体的に言うと、JR総連に革マル派が浸透していて、JR総連傘下の北鉄労(JR北海道社員の8割が加入する労働組合)が工作活動をしているというものである。
 確かに、北鉄労は問題の多い労働組合だと思う。排他的な面が意思疎通の障害になっていることもあろだろう。しかし、不祥事の一つ一つを見てみると、労働組合が故意に起こしているとは思えないものばかりである。
 革マル派が故意にトラブルを起こしているとしたら、最も浸透しているJR東日本で起きず、JR北海道でばかり起きるのは不自然だ。大体、地味なトラブルを多発させたとして、革マル派に何の利益があるのだろうか。
 
 労使関係も問題かもしれないが、JR北海道でトラブルが多発するのは、整備や保線をおざなりにしてきた企業体質が主な原因だろう。ただ、JR北海道が鉄道の設備投資を軽視せざる得ない事情もあった。金が無かったのだ。だからといって、安全を犠牲にするのは許されることではないが。
 国鉄分割民営化で、JR北海道は赤字が見込まれたため、経営安定基金の運用益で補填するスキームが作られた。しかし、金利の低迷で運用益は激減、副業に励んでも会社を維持するのが困難になった。民営化当初の目論見は外れ、作られたスキームは破錠したのだ。多くの赤字路線を抱えているのだから、民営化には無理があった。それが問題の根本だろう。
 JR総連(北鉄労)批判が出されるのは、対立しているJR連合が思惑があって仕掛けている面もあると思う。しかし、それより大きな思惑が働いているのではないかとも思える。民営化の失敗を誤魔化すために、スケープゴートにしようとしていると勘ぐっるのは外れているだろうか。
 
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特急オホーツク、ATSブレーキ作動せず 最長3カ月走行 JR北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/496676.html
特急の乗務員室に男が侵入=「オークションで鍵購入」-JR北海道で09年
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101100465
 

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