六丈記2

備忘録のようなもの

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

スペイン脱線事故「電車でD」の現実版だったのか

 
 制限速度時速80kmの左カーブを時速190kmで侵入し、脱線大破したとのこと。当初の報道では、列車が5分程遅れていたことから遅れを取り戻すためにスピードを出しすぎた可能性を指摘していた。遅れを取り戻すために速度超過をして、カーブを曲がれず脱線大破した8年前のJR福知山線脱線事故と同様かと思った。
 しかし、新しい報道では列車の遅れが速度超過の原因とはみていないようだ。ロイターは「事故発生時刻は午後8時41分で、駅到着時刻の2分前だったことから遅れはなかったとみられている。」と報道し、遅延は無かったとしている。事故解析が進めば、遅延の有無がハッキリするだろうが、そもそも、遅延にそれ程厳しくないと聞いているヨーロッパ(南欧)の鉄道で、運転士が5分程の遅れを取り戻すために制限速度の2倍以上のスピードを出すものだろうか。
 
 今、注目されているのは、運転士が数カ月前に事故のあった区間で時速200キロに達したことを誇示する内容をフェイスブックに書き込んでいることから、運転士が最高速度にチャレンジしていたのではないかという疑惑だ。事故の発生したカーブ手前は直線区間が約80km続き、速度を制限する自動列車制御装置が設置されていないとのことなので、運転士が最高速度にチャレンジする環境は整っている。
 運転士は生存しているし、各種の記録も残っているので、事故調査によって速度超過の原因は明らかになるだろうが、もし、運転士が最高速度にチャレンジしていたなら、漫画のような話だ。「電車でD」という「頭文字D」のパロディがあるが、実際に行われていたなら笑えない。
 
 
 

 

 一昔前、ジャンボジェット機をハイジャックし、犯人が機長を殺害して機体を操縦するという事件があった。「全日空61便ハイジャック事件」と呼ばれるものだ。
 犯人は精神病院に通院していた男で、犯行動機はジャンボジェット機で宙返りやレインボーブリッジの下をくぐり抜けてみたかったというものだった。犯人はパソコンのフライトシミュレーションゲームでジャンボジェット機を操縦し、レインボーブリッジの下をくぐり抜けていることから、実際にやってみようとしたのだった。
 犯人は都内の進学校から、一浪して一橋大学商学部に入学。元々鉄道マニアであったが、大学在学中に航空機へと興味が移り、パイロットを志望して在学中にJAL、ANA、JASを受験するも、いずれも不合格。JR東日本JR西日本にも落ち、最終的にJR貨物に就職した。2年半後に無断欠勤を起こし、そのまま失踪。実家に戻り、精神病院に通院していた。
 この事件の報道で航空関係の人物が登場し、パイロット養成所の合格基準を解説していたことが記憶に残っている。その人物によると、出来過ぎる人間や探究心旺盛な人間はダメで、余計なことを考えず決められたことをキッチリこなす人間が合格するそうだ。前者のような人間は「これをしたらどうなるだろうか」「これをしたら新しい方法になるのではないか」という誘惑に駆られ易いから適正が無いとのこと。
 パイロットも列車の運転士も同じだろう。マニュアルに無いことが発生しているならともかく、通常時にマニュアルに無いことを勝手にやっては安全が保てない。マニュアル人間ではダメと巷で言われるが、職業によっては良し悪しだ。
 
//////////////////////////
Dramatic CCTV: Moment of Santiago high-speed train crash caught on tape .
http://www.youtube.com/watch?v=uFGs6hieZg4
同人ゲーム 電車でD LightningStage
http://www.youtube.com/watch?v=1p12ljkrsMQ
焦点:スペイン列車脱線、速度超過はなぜ起きたのか
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96P04Z20130726?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
全日空61便ハイジャック事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%97%A5%E7%A9%BA61%E4%BE%BF%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

No title

何度見てもこの映像、凄いの一語に尽きます。
所で事故原因ですが、私もボルトさんご指摘の様にルール破りに挑戦していたと思います。
しかし運転士はこの車両の特殊性を忘れていた、それはイタリア独特のものです。
スペインの高速鉄道はhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B9/" class="keyword">フランスのTGVとほとんど同じですが違うところが有る。最初にスペインの鉄道は軌間1668ミリの広軌ですが、高速鉄道だけhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%25A8%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%2583%25E3%2583%2591/" class="keyword">ヨーロッパ全体に合わせるため1435ミリの標準軌にしました。
この為一般路線を走れるよう軌間が変えられる構造。
それとこの列車は一般路線の非電化部分を走るため先頭の機関車の後ろにディーゼル発電機を積んだ車両が各1両ついています。
この発電機車両が重心が高く、しかも重いらしいです。
動画を見ると2両目が最初に転覆しているのが良く分かります。
運転士は普段この発電機車両の無い編成で高速で走っても安全だったのでそのつもりだったのではないでしょうか。
動画を良く見ると最後尾から2両目の発電機車両もおかしいですから。

それにしても前後各2両が動力車、凄い編成です。

短足おじさん | URL | 2013-07-27(Sat)18:05 [編集]


No title

済みません

誤 それはイタリア独特のものです
正 それはスペイン独特のものです

短足おじさん | URL | 2013-07-27(Sat)18:06 [編集]


No title

To 短足おじさんさん
>何度見てもこの映像、凄いの一語に尽きます。
>所で事故原因ですが、私もボルトさんご指摘の様にルール破りに挑戦していたと思います。
>しかし運転士はこの車両の特殊性を忘れていた、それはイタリア独特のものです。
>スペインの高速鉄道はhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B9/" class="keyword">フランスのTGVとほとんど同じですが違うところが有る。最初にスペインの鉄道は軌間1668ミリの広軌ですが、高速鉄道だけhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2583%25A8%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AD%25E3%2583%2583%25E3%2583%2591/" class="keyword">ヨーロッパ全体に合わせるため1435ミリの標準軌にしました。
>この為一般路線を走れるよう軌間が変えられる構造。
>それとこの列車は一般路線の非電化部分を走るため先頭の機関車の後ろにディーゼル発電機を積んだ車両が各1両ついています。
>この発電機車両が重心が高く、しかも重いらしいです。
>動画を見ると2両目が最初に転覆しているのが良く分かります。
>運転士は普段この発電機車両の無い編成で高速で走っても安全だったのでそのつもりだったのではないでしょうか。
>動画を良く見ると最後尾から2両目の発電機車両もおかしいですから。
>
>それにしても前後各2両が動力車、凄い編成です。

 テレビの解説で専門化が「事故車両のAlviaS130は低重心車両だが、動力車だけは重心が高く、動力車が曲がりきれず脱線した」とのようなことを言っていました。短足おじさんさんと同じ分析ですね。
 問題は、何故2倍以上のスピードでカーブに侵入したかということでしょう。ブレーキが作動しなかったのか、速度超過http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E8%25AD%25A6%25E5%2591%258A/" class="keyword">警告装置が故障していて速度超過に気付かなかったのか、運転士がhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E8%25AD%25A6%25E5%2591%258A/" class="keyword">警告を無視して減速しなかったのか、ブラックボックスを回収しているそうなので、事故分析が進めばいずれハッキリすると思います。
 今のところ、短足おじさんさんが推測するように、速度超過が常態化していたのではないかという疑惑が強そうですね。

ボルト | URL | 2013-07-27(Sat)22:52 [編集]


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。