六丈記2

備忘録のようなもの

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江戸時代の100円SHOP「十九文見世」

 夕方のニュースで、大阪の心斎橋界隈に大型低価格雑貨店が集中し、激戦になっていると報じていた。「ダイソー心斎橋店」、「ASOKO南堀江店」「タイガーコペンハーゲン アメリカ村ストア」が接近しているため、はしごをする客もいるそうだ。
 
 

 ダイソーはよく知っているが、ASOKOとタイガーコペンハーゲン名は初めて聞いた。
 調べてみると、ASOKOはファッションブランドの「YEVS」(イーブス)を主力事業にしている遊心クリエーションが新たに始めた低価格雑貨店で、まだ1店舗しかないとのこと。リーズナブルでデザイン性の高い商品展開を目指しているようだ。
 タイガーはデンマークのコペンハーゲンで1995年に誕生し、現在では17ヶ国に150店舗以上を展開しているとのこと。日本には昨年上陸し、こちらもまだ1店舗しかない。大半の商品が100円から300円位の低価格でカラフルでポップな北欧デザインが特徴のようだ。
 調べついでにダイソーのサイトを見てみると、1972年に創業(矢野商店)し、1982年から100円SHOPを始めていた。2012年5月の時点で、国内2680店舗、海外で28ヶ国658店舗をチェーン展開しているとのこと。国内だけでも現在の市町村数1719の1.5倍以上だ。
 
 これほどまでにダイソーが発展したのは、品質が低くても低価格であれば需要があったこと、品揃えが豊富、そして100円均一という分かりやすさが受け入れられたからではないだろうか。
 原価が違うものを一律同一価格で売るという発想はダイソーが始めてから、キャンドゥなどの後発組みが真似したので、こうした発想はダイソーが初めてと思われるかもしれない。しかし、一律同一価格で売るという商売は江戸時代からあった。
 「十九文見世(十九文屋)」と呼ばれるものがそれで、日用品などを19文一律で辻売りしていた。人通りの多い場所にゴザを敷いて、安物の雑貨を並べた露店だったが、目新しさが受けて繁盛したようだ。成功すると真似する者が現れるのは世の常で、次々と同じ商法で商売する者が増えた。中には18文や12文で売って安さを競ったり、逆に38文で売って差別化を図った者もいる。販売価格は違っていてもこういう商売は皆「十九文見世」と呼ばれたとのこと。
 二八そばが16文、串団子(4つ刺)が4文だったから、現在の価値にすると19文は500円位だっただろう。買う方は昼食一回分位の感覚だったのではないだろうか。江戸時代の均一ショップの商品は現代主流の均一ショップの商品ほど、安物ではなかったようだ。
 
 何故、19文という中途半端な価格設定にしたのだろうか。安く見せるために「198円」と値付けする発想と同じなのだろうか。案外、人の発想というものはそれ程進歩していないのかもしれない。
 
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ダイソー
http://www.daiso-sangyo.co.jp/
ASOKO
http://www.yushin-creation.com/brand/asoko/index.html
タイガーコペンハーゲン
http://www.tiger-stores.jp/
都道府県 市町村数ランキング
http://rnk.uub.jp/prnk.cgi?T=nctv
 

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