六丈記2

備忘録のようなもの

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嘉田知事の黒幕宣言

 「日本未来の党」代表の嘉田由紀子滋賀県知事は知事を辞職せず、知事と党首を兼務するという。総選挙は勿論のこと、来年の参議院選挙にも出馬しないとのこと。国会議員にならずして国政を動かすつもりのようだ。
 同様に「新党大地・新民主」代表の鈴木宗男氏も国会議員にならずして国政政党の党首を務めている。「日本維新の会」は石原慎太郎氏が合流したため、状況は変わったが、それまでは橋下徹大阪市長が国会議員にならずして党首を務める予定だった。もっとも、鈴木宗男氏は国会議員になりたくとも公民権停止でなれないだけだが。
 今回の総選挙は「11党の乱立」と「第3極」が特徴のように取り上げられているが、過去の選挙と大きく異なるのはこうした国会議員にならない党首を擁立する政党が国政に進出しようとしていることだろう。
 
 嘉田知事が小沢一郎氏に関する質問に対し、「小沢さんを使いこなせずに官僚を使いこなすことはできない」と返答していた。日本未来の党の実体は小沢氏らが選挙のために嘉田知事を担ぎ上げているだけだから、嘉田知事が小沢氏を指図するというのは現実的ではない。
 しかしながら、この発言は大きな問題を孕んでいる。当選が確定しているわけではないが、嘉田知事をはじめ、誰もが小沢氏の当選を前提として話しているのは明らかだからだ。つまり、この発言は選挙で国民の負託を受けた小沢氏が負託を受けていない嘉田知事に国政について指図されるということを意味する。
 例えば、総選挙の結果、日本未来の党が政権政党になって、小沢氏が首相に就任したとする。そうなった場合、党の政策は最終的に嘉田知事が党首として決定し、それを行政の長である小沢氏が嘉田知事の指図に従って実行することになる。
 嘉田知事の発言は「国民に選ばれていない者が最高権力者になる」との意味を含んでいるのだ。二重権力構造を是認し、自分は黒幕になると言っている様なものだ。
 
 別に、日本未来の党だけが問題なのではない。党首が国会議員ではない国政政党の場合は、構造的にこの様な問題を内包することになる。
 非国会議員の党首を担ぐ政治家達はそれが国民主権の否定に繋がりかねないということを理解しているのだろうか。
 

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