六丈記2

備忘録のようなもの

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中国の覇権主義がアメリカに及ぶ

 クリントン国務長官が中国と南シナ海の領有権問題について協議した際に、中国側が「ハワイ(の領有権)を主張することもできる」と発言したことがあったとのこと。
 5年前に、中国海軍幹部がキーティング司令官に「ハワイより東を米軍、西を中国海軍が管理しよう」と持ちかけたとの話しも伝えられている。
 最早、中国は西太平洋を支配する野望を隠さなくなっているようだ。ハワイまで中国の勢力圏に入れるということはフィリピン、日本はもとより、アメリカ領のグアムも支配下に置くことを意味する。アメリカを侵略すると宣言しているようなものだが、中国はそれを理解しているのか。嫌がらせのつもりかもしれないが、経済力と軍事力の巨大化で自信を付け過ぎた中国は傲慢になり過ぎて、自分の発言が何をもたらすか分からなくなっているのではないか。
 他国の領有権問題に口を閉ざしていたアメリカが態々尖閣防衛を会議で可決したのも、この様な中国の覇権拡大がアメリカにも及んできたとの危機感の表れかもしれない。
 
 クリントン長官は「ハワイを主張することもできる」発言に「やってみてください。われわれは仲裁機関で領有権を証明する。これこそあなた方に求める対応だ」と応じたという。
 近年しばしば、中国人から「近代は中国の力が弱かったから実現できなかったが、強くなったら、中国の意向に従うのが当然」との主張も聞かれるようになった。中国社会は未だに華夷秩序思想(中華思想)から脱却出来ていないのだ。
 更に、中国社会にとって法とは支配者が被支配者を統治するものであって、支配者を縛るものではない。法治主義が根付いていないから、中国の指導者層も法治主義的思想を軽んじている。
 だから、他国が決めた国際ルールなど中国は尊重するつもりはないし、基本的に力の奉信者で唯我独尊なのだ。協調クリントン長官が国際司法裁判所で証明すると言ったところで、中国国際司法裁判所に出てきて、何らかの証明をするつもりなど毛頭無い。一方的に主張を叫ぶだけだ。アジア各国に対するやり方をみれば分かるだろう。
 
 ところで、中国がハワイの領有権を主張するのは無理があり過ぎると思うのだが、それでも「ハワイを主張することもできる」と言うからには、その主張の内容が内容が気になる。どんな詭弁を擁するのか。
 尖閣諸島の場合は「古文書に尖閣諸島の島を見たとの記述がある。」や「琉球はもともと中国の属地だったのだから、尖閣はもとより、沖縄全体が中国の領土。」との主張がなされている。
 それに習って幾つかのパターンを想像してみる。
●「明の時代に鄭和が大航海した時に、艦隊の一部がハワイを発見し、原住民を臣下にしたとの古文書が出てきた。」
●「ハワイ王国が成立する前の時代に、族長達が朝貢していたとの記録が発見された。」
●「ハワイの原住民は秦の時代に東方へ旅立った徐福の子孫。平原広沢とはハワイのこと。」
 
 中国の学者なら平気で言い出しかねない。

 

 

===参考===
●ジェームズ・クックがハワイに来航(発見)したのは1788年。
●カメハメハがハワイを統一し、1975年にハワイ王国が成立。
●鄭和の艦隊が1405~33年に7回の大航海を行い、アフリカまで遠征したのは知られているが、マゼランに先駆けて、世界一周していたという説もある。イギリスの退役海軍将校で歴史学者のガビン・メンジースが、一部の艦隊が1421年3月から1423年10月(第六回航海)にかけてオーストラリア南極、南北アメリカの沿岸などを航海したと主張している。(http://tanakanews.com/c0502china.htm
●徐福は始皇帝に許可を受け、不老不死の薬を求めて若い男女ら3000人と共に東方へ大船団で旅立った人物。航海の末、どこかの島に到達。平原広沢の王となって中国には戻らなかったと書かれている。秦の時代の伝説上の人物とされていたが、実在した人物とも。
 

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