六丈記2

備忘録のようなもの

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堀井・清水両氏、競争はスケート界から政界へ

 かつて、世界を舞台に短距離スピードスケートで競い合ってきた北海道出身で白樺学園高等学校の先輩と後輩が、今度は国政を舞台に争おうとしている。堀井学と清水宏保のことだ。
 今回の総選挙で、堀井氏は北海道9区から自民党公認で出馬し、清水氏は北海道1区から新党大地・真民主公認で出馬することになった。どちらも、国政選挙は初挑戦だが、堀井氏は北海道議会議員選挙に2回出馬し、2回とも当選している。
 
 選手時代、堀井氏はリレハンメルオリンピック(1994年)、長野オリンピック(1998年)、ソルトレイクシティオリンピック(2002年)に出場し、リレハンメルの銅メダル(500m)が最高成績で、後は10位以下の惨敗だった。
 それに対し、清水氏はリレハンメルオリンピックからトリノオリンピック(2006年)まで連続4回出場し、リレハンメルではメダルに手が届かなかったが、続く長野では金(500m)と銅(1000m)の二つのメダルを取り、ソルトレイクシティでは銀メダル(500m)を取った。
 リレハンメル後、堀井氏は世界の頂点に立ったため長野でも期待されていたが、長野の前年に導入されたスラップスケートへ移行する決断をなかなかすることが出来ず、対応が遅れた。結局、引退に至るまでスラップスケートには十分対応出来なかった。
 反対に清水氏はスラップスケートをいち早く取り入れ、オリンピックで輝かしい成績を残し、永きに渡りトップレベルの地位を守りった。
 スラップスケートの登場が堀井氏と清水氏の地位を逆転させ、選手としての実績に大きな差を作った。知名度においても歴然とした差が出来てしまった。
 
 スケート選手時代も一歩先んじていた堀井氏は政治活動においても清水氏より先を進んでいるが、今回、両氏とも当選したら、政界でも二人は並び立つことになる。
 しかし、今回ばかりは清水氏が堀井氏に追いつくのは難しいかもしれない。
 堀井氏と清水氏が立候補するそれぞれの選挙区の候補予定者を見てみる。
◆北海道9区
民主=未定
自民=堀井学(40)
共産=花井泰子(69)
◆北海道1区
民主=横路孝弘(71)
自民=船橋利実(52)
共産=野呂田博之(54)
維新=大竹智和(35)
大地=清水宏保(38)
 
 北海道9区は小選挙区制が始まる以前から鳩山元首相の地盤で、連続当選を続けてきた選挙区だ。その鳩山元首相が急遽引退したことで、民主党は候補者をまだ決められないでいる。元々、堀井氏優位ともみられてきたが、鳩山元首相の引退で堀井氏の優位が非常に大きくなった。民主党が有力な著名人でも立てない限り、堀井氏は小選挙区で当選する見込みが強い。小選挙区で落選したとしても比例区で復活するだろう。
 一方、北海道1区も横路孝弘前議長が連続当選を続けてきた選挙区で、横路氏が非常に強い。自民党の船橋氏は道議で自民党道連の幹部も務めたことがあるが、地盤が北見市なので落下傘候補の位置付けだ。清水氏は知名度抜群なのだが、投票に結びつくかは疑問だ。民主党逆風の中でも横路氏が勝つだろう。
 前回の総選挙で新党大地は北海道ブロックの比例区(8議席)で1議席を獲得しているので、今回も1議席位は取るかもしれない。その場合は(今のところ)1区の清水宏保氏、3区の町川順子氏、4区の苫米地英人氏、7区の鈴木貴子氏、10区の浅野貴博氏、11区の石川知裕氏、12区の松木謙公氏の中から落選した者同士で惜敗率を争うことになるのだが、清水氏が復活当選出来るかは微妙だ。
 
 清水氏は出馬表明の記者会見で「いろんなものを犠牲にして約20年、一つの競技に専念してきた。選挙に挑むのはオリンピックと似たものがある。よくスポーツ選手が政治に行くと批判されるが、違うと思う。誰よりも覚悟があり自信がある。私はぜんそく患者で腰痛を抱えている。日本の医療経済にスポーツ選手が貢献する形を作っていかなければいけない。」と発言していたが、議員が引退したスポーツ選手の就職先になっているとの認識があるなら、「選挙は五輪と似ていて、覚悟と自信がある」などという趣旨の発言に終わらず、安全保障とか貿易、外交、産業、財政、社会保障など、諸問題について具体的な見識を話した方が良かったのでは。話すことが出来るなら。
 
 各党とも票を獲得するための客寄せで、有名人を起用するのは止めたらどうか。議員になってから政治を勉強するなんていう輩は、役に立たないのが十分分かっているだろう。国会は零落した有名人の養老院ではない。
 まあしかし、一番悪いのは知名度だけで投票してしまう有権者だ。有権者が変わらなければ政治も変わらない。
 
 ところで、新党大地・真民主からは歌手の松山千春氏が出馬宣言したとの話はどうなったのだろうか。「鳩山さんに9区からは出ませんよと言っておきました」と千春自身がジョークを飛ばしていたが、出馬宣言は結局リップサービスだったのか。鳩山元首相が引退した今、改めて9区から出馬宣言するという展開にならないのだろうか。もし、そうなったら堀井氏も危ういだろう。
 

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