六丈記2

備忘録のようなもの

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昭和65年の1万円硬貨

 茨城県で建築作業員の47歳の男が1万円記念硬貨の模造品を使い、詐欺容疑で逮捕された。模造硬貨は上部に孔が開き、昭和65年と打刻されていたという。
 
 プレス加工で作られているようだが、文字にシャープさが無く、「日本国」の文字が傾き、「10000」の文字も無理矢理入れた感じで、作りが雑な印象だ。玩具のコインに作りが似ている感じがする。
 
 どの記念硬貨を模造したのであろうか。調べてみると、1万円記念硬貨は「天皇陛下御在位60年記念」「長野オリンピック記念(第1次)」「長野オリンピック記念(第2次)」「長野オリンピック記念(第3次)」「天皇陛下御在位10年記念」「2002FIFAワールドカップ™記念」「2005年日本国際博覧会記念」「天皇陛下御在位20年記念」の8種類あり、「天皇陛下御在位60年記念」だけが銀貨で他は金貨であることが分かった。
 
 見比べてみると、模造硬貨はどの1万円記念硬貨にも似ていない。そこで、模造硬貨のデザインに似ている硬貨を探してみると、昭和51年発行の「天皇陛下御在位50年記念 100円白銅貨」の表の図柄と模造硬貨の表の図柄が酷似しているのを発見した。たぶん、この天皇陛下御在位50年記念硬貨を見本にして模造硬貨を作ったのだろう。
 
 

 模造硬貨を製造した目的は何だろうか。実存する1万円硬貨に似せて作られていないので、偽造通貨を流通させる目的ではないのは確かだ。上部に孔があること、存在しない昭和65年と打刻されていること、金型を用いてプレス加工で作られていること(金型は高価なため、非常に多くの枚数が製造されたと推測される)を考えると、この模造硬貨はキーホルダー等に付けられ、ジョークグッツとして売られていた可能性が高いと思う。
 建築作業員はこの模造硬貨を何処から入手したのであろうか。もし、1枚しか所持していなく、取調べで「家にあったので、本物の記念硬貨だと思い使用した。」と答えているなら、罪に問うのは難しいかもしれない。
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記念貨幣一覧
http://www.mint.go.jp/data/kinen/index.html
 

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| | 2017-06-30(Fri)22:34 [編集]


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