六丈記2

備忘録のようなもの

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社会党の拉致事件関与を告白する怪文書

 蓮池さんら5人の拉致被害者が帰国した後、元社会党員が拉致事件関与を告白するという形式の怪文書が出回り、月刊誌の「正論」が掲載した。その記事に出てくる「共和国連絡部」を二瓶絵夢氏が「別冊宝島Real055 社会党”崩壊記念”社会党に騙された!」の誌上で追求している。その過程で「正論」が掲載した怪文書を再掲しているので、それを元にして、怪文書を書き起こす。ただし、「正論」が掲載した怪文書は党、旧Y党などと固有名詞を置き換える配慮がしてあるので、それを本来書かれていた形に直して、再現していることを承知願いたい。
 
 以下、怪文書の再現。
****************************************
 社民党には旧日本社会党時代、朝鮮労働党との友党関係を分掌する共和国連絡部という党の公式組織図や正史には表れない部署があった。私は青年期にそこで勤務していたが、所属していたのは人材提供班(以下、人材班)である。人員は主に日本社会党の青年組織から大学で朝鮮語を専攻した学生が選ばれた。
 共和国連絡部は表向き朝鮮労働党との緊密な連絡調整を業務としてきたが、最も神経を使った仕事は情報・資金・人材の3つの提供業務だった。このうち情報提供班は日本政府の内部資料、自民党日本共産党の党内情報を朝鮮労働党に送達し、資金提供班は文字通り日本社会党が集金した政治資金を朝鮮労働党に送金するのを日常業務としていた。
 これら2班については、人材班に所属していた私には詳細はわからないが、我々人材班が実行したのは拉致対象者の選定作業だった。わかりやすく言えば、朝鮮民主主義人民共和国の工作員が拉致しやすいまたは拉致しても差し支えない日本人を定期的に朝鮮労働党に報告する仕事だった。工作員も極秘かつ速やかに日本人を拉致するためには、我々の持つ正確な情報がどうしても必要だったのである。
 当時はもちろん拉致と言う者は誰もいなかったし、むしろ朝鮮労働党への正当な協力(提供)業務の一環と信じていたから罪悪感はなかった。というのも、日本社会党本部から絶えず「いずれ金日成主席が朝鮮半島を統一して正当な社会主義国家を樹立する。この業務はそのとき神聖な協力活動として日朝両国から後世高く評価されるのは疑う余地がない」と指導されてきたからである。さて、対象者の選定基準は次の5つだった。
 ●知り合いに代議士がいないこと。
 ●知り合いに警察関係者がいないこと。
 ●知り合いに外国人がいないこと。
 ●地域の名士の関係者でないこと。
 ●格闘技経験のないこと。
 これらは総じて”提供五原則”と呼ばれ、各地の人材班はこれに基づいてあらゆる手段を尽くして適任者を捜し出し、朝鮮労働党へ報告していたのである。代議士・警察・外国人・名士を知り合いに持つものを避けたのは、あとあと大きな騒動になるのを極力防止するためである。また、格闘技経験者を除いたのは、できるだけ容易に誘拐できるように講じられた基準であり、選定にあたっては厳格を極めた。見るがいい、拉致被害者がいずれもこの五原則に合致した家庭であるのは、その証左である。
 1970年代に多忙を極めた人材班も1986年には党本部のまったく一方的な命令で解散した。このとき、解散理由に納得できなかった我々に田辺誠議員などは盛んに「発展的解消」という言葉を連発して強引に幕引きを行ったのである。
 以上の事実を私は終生秘密にして墓場まで持っていくつもりでいたが、二度と日本の土を踏むことはあるまいと思っていた拉致被害者の帰国報道を見るたび非常に胸が痛む。同時に、自分がこのまま永眠することなど決して許されないと呵責や葛藤に苦しむ毎日が続く中で、少しでも救われたいと思い告発するものである。
 11月15日 K・O
****************************************
 
 本の中で、二瓶は社会党関係者達に取材し、「K・O」なる人物を特定している。新潟県で1983年の衆議院議員選挙に故・三宅昭一議員の後継者として社会党から出馬し、落選した朝鮮総連と関係の深い人物だそうだ。
 「K・O」氏は怪文書の内容を否定し、社会党関係者も書いたのはK・O氏ではないと思うとの心証を示している。ただし、社会党関係者達はK・O氏が拉致事件に関与していたのではないかと疑っている。「K・O氏が北朝鮮による拉致事件に加担しているのではないか」、「K・O氏は拉致できそうな人物の情報収集をしたり、リストを作っていたのではないか」という噂が98年に流れていたそうだ。
 
 おそらく、怪文書を書いたのはK・O氏ではないだろう。K・O氏の活動をよく知っている人物がK・O氏のイニシャルを使って書いたものと思われる。
 それでもなお、怪文書をここに掲載したのは社会党が組織的に拉致事件に関与していた可能性が濃厚で、元社会党達もそう考えている事実があるため、書き残しておく価値があると思ったからだ。何かの参考になれば幸いである。
 ここでは本書の一部にしか触れていないので、本書を一読することをお勧めする。
 
 ちなみに、1983年の第37回衆議院議員選挙結果(新潟県)が下記である。
新潟1区
当 1 小沢辰男 自民前 123,500
当 2 近藤元次 自民前 85,200
当 3 関山信之 社会新 70,500
落 4 山本悌二郎 民社元 66,700
落 5 相沢朝子 共産新 18,200
新潟2区
当 1 渡辺紘三 自民前 63,500
当 2 佐藤隆 自民前 61,400
当 3 稲葉修 自民元 52,600
当 4 松沢俊昭 社会前 47,600
落 5 吉田正雄 社会新 41,800
落 6 栗原博久 無新 29,500
落 7 木暮山人 無新 13,000
落 8 高沢健吉 民社新 8,700
落 9 小日向昭一 共産新 6,900
新潟3区
当 1 田中角栄 無前 220,800
当 2 村山達雄 自民前 48,300
当 3 渡辺秀央 自民前 47,100
当 4 小林進 社会前 44,100
当 5 桜井新 自民前 40,900
落 6 野坂昭如 無新 28,000
落 7 岡崎圭介 社会新 27,600
落 8 丸山久明 共産新 16,300
落 9 影山次郎 諸新 100

 
 社会党から出馬して落選したイニシャルが「K・O」の候補者は岡崎圭介しかいない。
 

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コメント


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No title

 ワタシは自分で勝手に社会党と日教組が拉致に協力していたと推理していたのですが、しかし実際に文章を読むと何とも凄いものですね。

 それにしても社会党が資金や情報まで提供してたのには驚きます。

 だってワタシの知る限り、社会党は貧乏党でした。 また国会質問を見ていていつも社会党議員の無知蒙昧に呆れたモノです。

 そんな党の提供する資金や情報など、殆ど意味はなかったんじゃないでしょうか?

 しかし拉致被害者のリストなら、社会党でも簡単に集められたと思います。

 なぜなら日教組や労働組合との関係から、教師や公務員からの情報が入るからです。

 日教組は生徒や父兄の個人情報を豊富に持っていて自由に使えます。 また公務員は戸籍や住民票、確定申告などからやはり個人情報を自由に見られます。
 
 しかも公務員や教師になる人は、地元の出身者で地縁血縁からも、情報が集まります。

 個人情報の管理を五月蝿く言い始めたのは、せいぜいこの10年余りの事です。 それまでは到っておおらかでした。

 社会党支持者の教師や公務員から、個人情報を持ってこさせるは、簡単だったでしょう。

よもぎねこ♪ | URL | 2012-01-11(Wed)10:21 [編集]


No title

To よもぎねこ♪さん
>そんな党の提供する資金や情報など、殆ど意味はなかったんじゃないでしょうか?
怪文書に書かれている内容が全て真実とは限りませんから、疑問をもたれるのは当然のことと思います。本書でも社会党からhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258C%2597%25E6%259C%259D%25E9%25AE%25AE/" class="keyword">北朝鮮に資金提供があったのかは追求されていませんので、資金提供についてはよく分かりません。

しかし、この怪文書には全く根拠が無いとも思えません。
本書では「共和国連絡部」の存在していたのかを追求していて、元社会党員は「私は、共和国連絡部は絶対にあったと思います。60年代中ごろ、とくに名称はなかったのですが、朝特委の前身のような組織が社会党内部にありました。この組織の一部が共和国連絡部だったと思います 」と語り、この組織には30~40人が属し、「 共和国連絡部 」と思しき組織には10数名がかかわっていたと証言しています。この組織は頻繁に会合を開き、しかもカギを掛けて会議していて、何を話し合っているか全く分からず、奇妙な組織との印象だったそうです。
それに、岡崎圭介に関しては、社会党中央執行部の元幹部が「 指令を受けて、何か名簿のような資料を作ったり、分析をしたりしているようでした。」と語り、別の元社会党員は「裏口座を通して、岡崎らに不定期に大金が振り込まれていた。http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258C%2597%25E6%259C%259D%25E9%25AE%25AE/" class="keyword">北朝鮮に何かを与えた報酬として見返りとして貰っているらしい。」と財務担当職員から聞いたそうです。更に、非常に金回りがよく、社会党職員の収入では持ち得ない資産があるように書かれています。

>社会党支持者の教師や公務員から、個人情報を持ってこさせるは、簡単だったでしょう。
蓮池薫さんと岡崎の間には以下の接点があったそうです。
●大塚氏の出身校柏崎高等学校は、拉致被害者である蓮池薫さんの母校。
●蓮池薫さんの父、秀量氏は教師で日教組組合員。
●蓮池薫さんの母、ハツイ氏は市役所勤めで自治労の組合員。
●ハツイ氏の同僚に「岡崎」という苗字の人物がいた。その人物はすでに他界しているが、本籍が岡崎と一致した。

ボルト | URL | 2012-01-12(Thu)01:01 [編集]


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