六丈記2

備忘録のようなもの

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韓国誤射事件の考察3

 韓国誤射事件の考察2の続き。

 

 哨兵2人が見た光景はどの様なものだったでしょうか。
 現場検証をしなければ分からないことですが、それができないため、推測してみます。

 

 6月17日のソウルの日の出時間は5時10分、市民薄明開始時間は4時39分です<1>。市民薄明<2>とは「灯火なしで屋外の活動ができる」目安の時間ですから、事件のあった4時はまだ暗い状態です。更に、軍関係者によると「霧がかかった状況」だったということ。
 「未確認飛行物体が見えた」「この飛行物体では赤い光が点滅」とのことですが、霧がかかったまだ暗い状態では双眼鏡を使っても機体は全く見えなかったでしょう。点滅する赤い光が移動するのを視認したということでしょうか。

 

 旅客機が発する光を調べたところ飛行中は下図の様に発光しているようです<3>。


 航空灯は主翼の左が赤色灯、右が緑色灯、尾翼が白色灯で常時点灯。
 衝突防止灯は胴体の上下にあり、赤色の閃光が点滅。
 ストロボライトは主翼の左右にあり、白色の閃光が点滅。(飛行中の旅客機を見たところ、機尾にもありました)

 

 実際に飛行中の旅客機を入りから暗くなるまで肉眼で観察したところ、旅客機のライトについて次のことが分かりました。
○暗くなるほどコントラストがハッキリして認識しやすく、薄明るい場合より遠くまで視認は出来る。
○航空灯<衝突防止灯<ストロボライトの順で遠くまで視認は出来る。
○ストロボライトは見る角度によって見え方がかなり異なる。横からは主翼のストロボライトが目立つが、機尾のストロボライトは見えない。後からはその逆。
○雲の中に入ると視認出来ない。
○遠く離れるとライトの位置の違いが分からず、点に見える。
○10km以上(推定)離れると点滅する星に見える(後方から見た場合)。

 

 以上のことを参考にして、事件現場での見え方を推測します。
 事件現場で発生していた霧の濃度が分かりませんが、霧がかかっていると認識するような状況なら旅客機のライトは見えなかったと思います。若し、見えたとしたら、4:00の時点では主翼のストロボライトが、4:02の時点では機尾のストロボライトが、白く点滅する星のように見えたはずです。本当に赤い点滅光を見たのでしょうか。
 また、位置関係からすると旅客機の光の移動は(哨兵から見て)最初は左下に向かい、2分後には下方向に移動するだけとなり、水平線に消えたはずです。この光景を見て、警告射撃を続けるとはとても思えないのですが。

 

 哨兵は「ウーン」とする音も聞こえたと言っていますが、本当でしょうか。
 経験上、水平方向に13kmも離れると旅客機の音など聞こえません。
 大気の状態で、音の伝わる距離は変わります(昼と夜では夜の方が遠くまで伝わる)が、それでも、この距離では聞こえないのではないでしょうか。それに、対空監視哨所は海岸近くにあるようなので、波の音も聞こえたはずです。小さな音を聴認するには条件が決して良くありません。
 軍関係者が「喬桐島哨所の場合、午前4時、霧がかかった状況で飛行機の音が普段より大きく聞こえるが、民航機と戦闘機の音ははっきりと区別される」と言ってますが本当なのでしょうか。「普段より大きく聞こえる」ということは普段でも旅客機の音が聞こえるということでしょう。日中でも聞こえるとは思えないのですが。どうも眉唾です。

 

 旅客機の視認と聴認の面から考えると、哨兵達がアシアナ航空OZ324便を認知していたとは思えません。実際にOZ324便に向けて発砲したのでしょうか。

 

続く。

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<1>:日本と世界の日の出日の入り時間情報
http://www.motohasi.net/Misc/WorldSun.php
<2>:国立天文台
http://www.nao.ac.jp/QA/faq/a0102.html
<3>:旅客機サイト:THREE DIMENSIONS(04:飛行機のライト)
http://rinworld.web.fc2.com/index.htm


 

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