六丈記2

備忘録のようなもの

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ライブドア事件1 ホリエモン収監

 ライブドア元社長の堀江貴文(38)が収監された。5月20日に収監が決定してから丁度一ヶ月だ。この期間の長さが一般的なのかは分からないが、案外、長かったなと感じる。
 堀江元社長はツイッターとブログで出頭予告をし、モヒカンに「GO TO JAIL」や粉飾決算事件で摘発された企業名が入ったTシャツの出で立ちで、報道陣などに囲まれながら東京高検に出頭した。いつもながらのホリエモンだった。
 モヒカンの真意は分からないが、Tシャツの文字は裁判の不当性をアピールするためであろう事は推測できる。過去の粉飾企業に比べ量刑が重過ぎると言いたいのか、これらの企業の経営者も刑務所へ行けという事だろうか。

 

 Tシャツに書かれた企業の粉飾額を比較すると、日本長期信用銀行3100億円 、山一證券2700億円 、Kanebo800億円、日興コーディアル証券189億円、ヤオハン128億円 、livedoor53億円である。この中で実刑判決になったのはライブドアの堀江と宮内だけだ。
 堀江元社長の起訴容疑を改めて確認すると証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)<1>だった。粉飾決算をしたことによる罪の有価証券報告書虚偽記載の他に、偽計取引風説の流布の罪も問われている。長銀らライブドア以外の企業は虚偽の有価証券報告書の提出だけが犯罪に問われているのに対し、ライブドアはそれに加えて、偽計・風説の流布も追求されている。その分、判決が重くなるのは当然だろう。
 しかしながら、実刑になる程のものだろうか。
 そこで、証券取引等監視委員会のサイト<2>から虚偽の有価証券報告書の提出、偽計、風説の流布の過去の犯罪の判決について調べてみた。ただし、平成4年度から平成19年度まで、ライブドア事件除く。

 

◆虚偽の有価証券報告書の提出
 見たところ、これのみで実刑が確定した者はいないようだ。
◆偽計
 クレスベール・インターナショナル・リミテッド 当該会社役職員 罰金刑
 クレスベール・インターナショナル・リミテッド 当該会社会長 懲役3年
風説の流布
 テーエスデー 当該会社社長 執行猶予
 ギャンぶる大帝 雑誌監修人 罰金刑
 東天紅 会社役員ら 罰金刑、執行猶予
 大盛工業 会社役員 懲役2年6月
◆偽計及び風説の流布
 ドリームテクノロジーズ 当該株券取引者 罰金刑
◆偽計及び相場操縦
 ビーマップ、アイ・シー・エフ 会社役員等 執行猶予
◆虚偽の有価証券報告書の提出及び偽計
 エムティーシーアイ 当該会社会長 懲役2年
◆虚偽の有価証券報告書の提出及び偽計及び風説の流布
 メディア・リンクス 当該会社社長 懲役3年6月

 

※平成20、21年度に(株)プロデュースによる虚偽の有価証券報告書の提出事件で当該会社代表取締役が懲役3年の判決を受けているが、係属中である。

 

 過去の事例からすると、堀江元社長の懲役2年6月は特段重いとは思えない。


 堀江元社長は「一度人生をリセットして帰ってきたいと思います」と今後の決意を述べていた。意図したことなのか、偶然なのか、「GO TO JAIL」のイラストはモノポリーのものであった。ボードゲームの様に人生をリセットできるであろうか。

===============================================================
<1>:堀江元社長、午後収監へ ライブドア事件で懲役2年6月確定
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110620/crm11062010580007-n1.htm
<2>:告発事件の概要一覧表
http://www.fsa.go.jp/sesc/actions/koku_gaiyou.htm
 

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