六丈記2

備忘録のようなもの

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「てんかん」は自主規制中

3年前も事故 「持病」情報も クレーン車事故
 栃木県鹿沼市で18日朝、登校中の列にクレーン車が突っ込み、児童6人の幼い命を奪った事故。クレ

ーン車を運転していた柴田将人容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で送検=が、3年前にも登校中

の児童をはねる事故を起こしていたことが、これまでの県警の捜査で判明した。発作性の持病を抱えてい

た可能性も浮上。だが明確な事故原因は判然としていない。

 「居眠りをしてしまった」-。柴田容疑者は県警の調べに対し、こう供述している。実は、3年前にも

同じ言葉を口にしていた。
 平成20年4月9日朝、出勤のため国道を乗用車で走っていた柴田容疑者は鹿沼市内の交差点で児童を

はねた上、民家に突っ込んだ。
 自動車運転過失傷害罪に問われた柴田容疑者は禁錮1年4月、執行猶予4年の判決を受けた。「前日の

仕事の疲れから眠気を覚えながらも自動車の運転を開始した」。当時の判決は居眠りが原因と認定してい

る。

 今回の事故は柴田容疑者が勤務先の重機リース会社から工事現場に向かう途中で起きた。事故現場は会

社からわずか約700メートル。車なら1分とかからない距離だ。捜査関係者は「運転を始めてから数分

で居眠りをするだろうか」と首をかしげる。

 事故原因が判然としない中、県警には柴田容疑者が持病を抱えているとの情報も寄せられている。
 県警は日光市の柴田容疑者の自宅を捜索し、診察券などを押収。20日には、柴田容疑者の車から薬な

ども押収した。発作によって一時的に運転が困難になった可能性も視野に、慎重に捜査を進めている。た

だ、勤務先の関係者は「持病はないと聞いていた」と語っている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/503446/
一部抜粋

 

「持病の薬飲み忘れた」6人死亡事故の運転手
 柴田将人容疑者(26)が、栃木県警の調べに対し、「持病の発作を抑える薬を飲み忘れていた」と供述し

ていることが19日、捜査関係者への取材でわかった。
 捜査関係者によると、柴田容疑者は「てんかんの持病があるが、この日は発作を抑える薬を飲み忘れて

いた」と供述。また、事故直前にハンドルに突っ伏し、事故後もしばらく車内で動かないでいる姿が目撃

されており、県警は発作を起こし、意識を失っていた可能性もあるとみている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110420-OYT1T00017.htm?from=top
読売新聞より一部引用

 

てんかん発作で意識失う? 鹿沼事故の引き金は何なのか
 ハンドルを抱くように突っ伏したまま、事故後もしばらく動かず…。
 鹿沼市の死亡事故で、クレーン車を運転し、自動車運転過失致死の疑いで逮捕・送検された柴田将人容

疑者(26)は、こんな状態で小学生の列に突っ込んだと報じられている。
  柴田容疑者は、「居眠りしていた」と供述しているという。しかし、勤め先を出てわずか3分後、約700

メートル走ったところで事故を起こしたため、てんかんの発作を起こしたのではないか、という見方も出

ている。
 仮にてんかんの持病があるとして、こうした運転免許が取得できるものなのか。
 かつては、免許取得そのものができなかった。しかし、02年の道交法改正で、一定の条件を満たせば取

得できるようになった。それは、過去5年間に発作がなく、これからもその恐れがない、あるいは、過去2

年間に睡眠中に限って発作が起こり、今後も悪化の恐れがない、といった医師の診断書があるなど4つの条

件だ。
 栃木県警の運転免許センターによると、てんかん患者は、条件さえ満たせばどんな免許でも道交法上は

取得できる。しかし、日本てんかん学会は、02年の法改正時に警察庁と協議し、大型免許や、タクシー、

バスなどの第2種免許については、「適性はない」との見解を示している。同センターでは、これに基づい

て、強制力はないものの、てんかん患者が両免許取得を希望する場合は、考え直すように求めているとい

う。
http://www.j-cast.com/2011/04/20093710.html?p=all
J-CASTニュースより一部引用


 

 見た限りのTVニュースではこの事故を「発作を起こす持病があると関係者が話す」等と不自然な報道をしていた。
 容疑者の関係者が警察に対して、「発作を起こす持病がある」と回りくどい言い方をするだろうか。素
直に「てんかんの持病がある」と言うのが自然だろう。「てんかん」を「発作を起こす持病」と言い換えられたと考えるのが妥当だ。
 では、警察がマスコミに情報提供する時に言い換えられたのだろうか。読売新聞の記事を見ると警察は
言い換えてはいない。やはり、マスコミ(テレビ)側が「てんかん」を「発作を起こす持病」と言い換えられたようだ。
 持病が事故原因に関係していると示唆しておきながらも、TVニュースでは「てんかん」という病名は
使えなかったのだろう。使えなかったと言うより自主規制で使わなかったと言う方が正しいか。

 

 「てんかん」が自主規制の対象になったのには事情がある。
 90年代、国語の教科書に収録されることになった「無人警察」をめぐり、日本てんかん協会が抗議を
したのが始まりになり、大きな騒動になったのだ。結局、作家の筒井康隆氏は「断筆宣言」をしたのだが、それがまた、論争を巻き起こした。

 

 こうした経緯があるため、テレビ局は「てんかん」という言葉をさけ、差別と非難される可能性を無くしたかったのだろう。そこにジャーナリズム精神など微塵も無いが、いかにも事なかれ主義のマスコミらしい態度だ。
 この先ずっと「発作を起こす持病」と表現するだろうか。いずれ、何処が「てんかん」という言葉を使
い始めたら、一斉に「てんかん」という言葉を使い始めるのではないか。なにしろ、横並び主義だから。

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