六丈記2

備忘録のようなもの

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一年前はCANDLE炉の話もあった

日本の原発事故でドイツの緑の党大躍進
 27日行われた2つのドイツ州議会選で、東日本大震災による福島第1原発事故が原発論争を呼び覚まし、一貫して脱原発を訴えてきた90年連合・緑の党が大躍進した。メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)が58年間も州政権を担ってきた南西部バーデン・ビュルテンベルク州では独政治史上初の緑の党州首相が誕生。ドイツは再び脱原発にカジを切る可能性が出てきた。
---略---
 福島の原発事故を受け、メルケル首相は14日、原発の稼働年数の延長計画を3カ月間凍結。15日に1980年以前に運転を開始した原発7基を一時停止した。
 これに対し首相の政治の師、コール元首相は「代替エネルギーがないまま脱原発を拙速に進めると危険な袋小路に陥る」と警鐘を鳴らし、ブリューデレ経済相も産業界の会合で「メルケル首相の政策転換は目先の選挙対策で、合理的ではない」と厳しく非難した。
---略---
 ドイツでは2000年、社民党と緑の党のシュレーダー政権が20年ごろまでにすべての原発を廃止する脱原発政策を決定。自民党と連立を組んだメルケル首相は昨年9月、原発の稼働年数を平均で12年間延長する計画を発表したばかり。
---後略---

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/499506/

 

 

 福島第1原発事故は先進各国の原子力政策に大きな影響を及ぼしている。
 昨年2月に「安全でクリーンな次世代原発を建設する」と演説を行ったオバマ大統領は安全性に関する包括的見直しを指示した。ドイツでは原発推進派のメルケル政権が追い込まれ、スイスでは改修などが一時中止となった。原発依存度が世界一のフランスでさえ、信頼が揺らぎ始めている。
 温暖化対策として原発が推進されていた昨年とは隔世の感がある。

 

 ちょうど一年前、ビル・ゲイツ氏が東芝と共同で次世代原子炉を開発すると報じられた。同氏は実用化に向け数千億円の私財を投じる可能性があるとのことだったが、これも立ち消えになるのではないだろうか。
 ちなみに、次世代原子炉はTWR炉と呼ばれ、燃料交換せずに最長100年の連続運転が可能なのだそうだ。原理は東京工業大学の関本博教授の開発しているCANDLE炉と同様とのこと。
 CANDLE炉の詳しい説明は下記の記事にあるが、簡単に要約すると、燃焼領域がろうそくの様に一定の形状・出力を保ったまま核燃料の一端から他端へ伝搬していく炉のこと
。特徴は次の通り。
 制御棒が不要。濃縮や再処理が不要。燃料は天然ウラン(ウラン238)や劣化ウラン(使用済みの核燃料)。燃料の利用効率は現在の軽水炉の50倍以上の40%。地層処分用廃棄物は10分の1。なんだか、良い事尽くめだ。

 「燃焼制御が不要なため、ミスや事故が紛れ込む可能性を格段に低くすることができる。」とも書かれているが、素人からすると後から燃焼制御が出来ないということではないかと思ってしまう。つまり、燃焼が始まると燃料が燃え尽きるまで数十年も反応を止める事は出来ないのでは。
 そうだとすると、福島第1原発のように災害等で冷却できなくなってしまった場合はどうなるのか。崩壊熱でさえ冷却に苦労しているのに、もっと困難になるのではないか。短時間で炉が溶融し、放射性生成物を大量に拡散させることに為りはしないだろうか。


東芝、ビル・ゲイツ氏と次世代原子炉開発を検討
http://www.afpbb.com/article/economy/2712240/5528408
ビル・ゲイツの原子炉、完成はいつ?
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/special/20100628_01.html
CANDLEという名の原子の灯[前編]
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/ecolabo-kita/10/index.shtml
CANDLEという名の原子の灯[後編]
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/ecolabo-kita/11/index.shtml
 

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