六丈記2

備忘録のようなもの

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原子力発電所船

 今回の原発事故以前はほんのわずかな放射能漏れでも大騒ぎしていたのに、放射性物質が各地で検出される始めるという遥かに深刻な事態が起きると、打って変わって安全の大合唱になった。パニックにならないための配慮だろうが、あまりの豹変ぶりに少々戸惑う。でもさすがに、水道の検出値が基準値を超え、放射能汚染が身近に迫っていると安易に安全とは言えなくなってきた。
 世界各国ではヨウ素剤はもちろんのこと、塩、味噌まで買い占められ、過剰反応気味だ。古今東西、危険性が低い時ほど過剰反応し、本当の危機が迫ったら淡々とするものなのかもしれない。

 

 事故のショックは近年起きていた原油価格の高騰や地球温暖化問題を背景にした世界的な原発需要の拡大に急ブレーキをかけた。世界各国で凍結、見直しが相次いでいる。
 一方、世界的電力需要を見ると先進国では横ばいになっているが、新興国では急激に伸びている。豊かになる人口が増加しているため、電力需要も拡大しているのだ。世界的にも需要が拡大する見込みだ。
 不足する電力を自然エネルギー(太陽光、風力、地熱など)で賄えると良いのだが、とても無理だ。当面は化石エネルギーに頼ることになると思うが、需要過多による価格高騰や温暖化の問題が出てきて、暫くすると原子力に回帰するかもしれない(原子力にしても増殖炉や融合炉が出来ない限り、ウラン資源に限りはあるのだが)。チェルノブイリ原子力発電所事故(1986年)が起きたにも拘らず、20年余りで原子力推進に変わったように。その場合でも、より安全な原発が求められるのは確かだろう。

 

 福島第1原発は地震に耐えた(振動で何処まで壊れたか本当のところは判っていない)が津波で制御できなくなった。これからの原発は地震はもちろんのこと津波にも十分な耐力がなければならないだろう。
 そう考えていると、ふとアイデアが浮かんだ。船にしたら如何だろうか。船だと地震による揺れは殆ど無いし、津波も乗り越えられる。原子力空母や原子力潜水艦があるのだから可能だろう。
 原子力発電所を船に載せ、沖合いのシーバースから陸地に送電すればよい。燃料交換や定期点検の場合は別の原子力発電所船に交換し、交換された原子力発電所船は専用のドッグで作業を受ければ、効率も良い。
 事故の場合は離れた場所に曳航することにすれば、地元住民も幾分受け入れやすいだろう。人口密集地からも離れるので放射能汚染の影響も少なくなる。
 更に、活断層を考慮しなくてもいいので、立地の自由度も高くなる。ただ、台風やテロの心配はある。

 

 日本は原発や造船の技術力が高いし、メガフロートの研究も役に立つかもしれないので可能性を探ってみるのも有用かもしれない。原子力発電所船だと海外輸出も有利になるのではないか。

 

 ここまで考え、原子力船を調べていたら、ロシアが既に作っていた。
 「2010年6月30日、サンクトペテルブルグの造船所(国営原子力企業ロスアトム)で世界初となる海上浮遊型原子力発電所が進水式を迎えた。12年4月に完成予定。生産能力は70メガワット。」とのこと。
 考えることは皆同じか。

 

放射能不安が近隣諸国に拡大、日本食レストランで計測器も
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103220092.html

福島第一原発事故で世界中に脱原発の動き
http://www.pjnews.net/news/794/20110322_6

13都県の水道水にヨウ素 栃木で乳児基準超え
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/499035/

日本での水補給原則禁止 ロシア船舶
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/499114/

中国で“塩買い占め騒動”海水汚染の風評広がる
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/497171/

原発爆発、大国も衝撃 日本を教訓、米中露警戒
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/495702/

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