六丈記2

備忘録のようなもの

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韓国人による靖国神社放火未遂事件 共犯がいる筈 続編

 9月25日のエントリー「韓国人による靖国神社放火未遂事件 共犯がいる筈」で、犯人が所持していた可燃物を「トルエン系の有機溶剤」と推定した。しかし、トルエンでは無かったようだ。10月19日付の産経ニュースは、「『靖国神社に火をつけるため』人知れず準備を重ねた韓国人男の放火計画」で「都内の塗装用品店でシンナー4リットルを購入」と報道している。
 産経は当初、「引火性のトルエンとみられる液体」と報道していたし、他のメディアにはトルエンと断定するものも有った。何故、トルエンという名称が報道されたのだろうか。
 
 産経ニュースに犯人の行動が書かれているので、書き出す。
終戦の日に国会議員らが靖国神社に参拝するニュースを見て、犯行を決意

韓国内でネットを使い、塗装用品店やホテル、靖国神社などを調査

シンナーの購入に必要な身分証明書として住民票を取得

「シンナーください」という日本語を覚える

帰国用に23日の航空券を予約

9月21日に韓国から成田空港に到着

都内の塗装用品店でシンナー4リットルを購入

日本橋駅近くのビジネスホテルにチェックイン

靖国神社を下見

2リットル入りの水のペットボトル2本を購入

ホテルでシンナーをペットボトルに詰め替える

9月22日午後5時頃、南門近くのトイレ裏に身を隠す

午後9時頃、トイレ裏に隠れているところを警備員に発見される

警備員に連れ出される途中に逃走

拝殿前でペットボトルの液体を投げかけようとしたところで、警備員に追いつかれ、石畳にこぼす

折りたたみ傘の先端に軍手をつけて、ライターで着火しようとするも失敗

その場で取り押さえられ、警察に引き渡される
 
 カン・ヨンミン容疑者(23)が取得した住民票は、当然、韓国の住民票だろう。カン容疑者は塗装用品店で住民票を提示したのだろうか。韓国の住民票のなんか提示したら、かえって怪しまれると思うのだが。たぶん、身分証を必要としないトルエンフリーの弱溶剤系の乱用対策品を購入したということだろう。
 以前のエントリーでは、トルエン系の有機溶剤を用いたと推定して共犯の存在を指摘したが、簡単に購入できるシンナーなら単独犯行も可能だ。特に、共犯の存在を思わせる供述や事実が無いようなので、単独犯行なのだろう。
 
 カン容疑者は、韓国で携帯電話のバッテリー製造工場でアルバイトをしていて、バイト先の夏休みを利用して来日したらしい。国会議員が靖国参拝に憤慨し、「神社を燃やせば参拝できなくなると思った」と供述しているらしいが、これが本当の理由とは思えない。
 韓国は今年、靖国神社に放火した中国人・劉強を政治犯と認定し、日本の引渡し要請を拒否して中国に帰国させた。カン容疑者は、この顛末をみて真似したのだろう。
 靖国神社に放火後、すぐさま韓国へ帰国し、韓国内で放火の証拠を開示して犯人だと名乗り出、反日の英雄と賞賛される。カン容疑者はそう夢想していたに違いない。日本から引渡し要請がされるだろうが、韓国は劉強を引き渡さなかったのだから、当然、引き渡されることも無く、罪に問われることも無いとも計算に入れていただろう。
 しかし、逮捕されたことで目論見は崩れた。カン容疑者は、今後、法廷で靖国神社や日本批判を繰り返し、あくまでも靖国神社を焼き討ちしようとしたと主張すると予想される。放火行為を容疑者自ら強調することは、執行猶予を得ることに不利になるばかりか、より重い罪で裁かれる可能性がある。カン容疑者は建造物侵入(3年以下の懲役又は10円以下の罰金)と放火予備(2年以下の懲役)の罪で起訴され、放火未遂(2年以上の有期懲役)容疑は見送られたが、切り替わるかもしてない。弁護士は助言するだろうが、それでも、カン容疑者は韓国社会にアピールするために声高に主張するだろう。しなければ、チャチな犯罪者で終わってしまうのだから。
 
 この事件は、韓国の負け組の若者が現状打破(負け組からの脱出)のために一発逆転を狙って起こしたものだ。カン容疑者ような人間は韓国に沢山いる。今度も靖国神社に放火しようとする者は、次々と現れるだろう。警備を怠ってはならない。
 
※未遂と予備の差は、「実行の着手の有無」であるから、検察はライターが発火しなかったことで着手と見なさなかったようだ。

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靖国神社に火をつけるため」人知れず準備を重ねた韓国人男の放火計画
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/131019/evt13101912060010-n1.html
靖国神社に放火目的?で侵入 容疑の韓国人を逮捕 警視庁公安部
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130923/crm13092316160005-n1.htm
靖国神社放火未遂事件 取り押さえた時には韓国人と分からず
http://www.news-postseven.com/archives/20130930_214270.html

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青山繁晴氏がJR北海道の不祥事について解説していたが、???

 10月16日放送の関西テレビ「アンカー」の「ニュースDEズバリ」のコーナーで、青山繁晴氏が「また出てきた日本の幽霊」というキーワードでJR北海道の問題を解説していた。
 動画は既に消えているので、くっくりさんのブログ「ぼやきくっくり」よりその部分を引用させていただく。
 
***** ぼやきくっくり *****
■10/16放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1458.html#sequel
 
村西利恵
「それが、JR北海道で事故が相次いでいる問題です」

青山繁晴
「はい。これ、今この、頭を下げてらっしゃるように、このJR北海道の、経営責任だけが連日連日、あの、徳州会と同じように語られてるんですが、いや、それが、実はそんな単純な話ではないってことが実は分かってきました。それを後半にお話ししますが、後半のキーワードはこれです(フリップ出す)」

村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『また出てきた日本の幽霊』。このキーワードは一体何を意味するのか。CMのあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「幽霊というキーワード、非常に気になります。一体その幽霊の正体は、誰なのか。そして、そこに潜んでいる闇とは何なのか。青山さん、お願いします」

青山繁晴
「うーん、このJR北海道の事故については、不思議だなあと思ってる人、多いと思うんですよね。つまり、日本は間違いなく世界で一番労働モラルの高い国で、しかも技術水準も間違いなく、僕、世界の鉄道ほんとにいっぱい乗ってきましたけれども、たとえばドイツに比べても明らかに日本の方が上です。それなのにどうしてこんなに、こう初歩的なミスと言われるもの、から、事故が起きるのかと、不思議に思われてると思うんですね。このニュースも実は尻尾が、またやりますが、大きな尻尾が2本生えてて、まず、1本目の大きな大きな尻尾はこれです」

村西利恵
「今月7日、特急オホーツクの車両検査で、非常ブレーキが動かないように、なぜかコックが閉められていたことが発覚しました」

青山繁晴
「うん、これ、このニュースが、今月7日、ついこないだあった時に、僕はほんとに頭の中で、あ、大きな尻尾が、こう巻かれてた尻尾がビョーンと伸びたと思ったんですよ」

岡安譲
「ほう。これで?」

青山繁晴
「つまり、これは、人間の、意図が働いてるんじゃないかっていうね、明らかに窺わせるものですね。つまり、それまでは、いや、ちょっとしたミスでしたとか、ちょっと気が緩んでたんじゃないかとか、要するにミスの話だったけど、この非常ブレーキっていうのは何かというと、これはあの、見つかったのは特急オホーツクですけど、オホーツクに限らず、日本は、その、自動停止装置、ATSがあってですね、で、それはシステムですから、その、これはもう止めなきゃいけないっていう判断をして、その上で、そのシステムがブレーキを利かせるんですよ、非常ブレーキを。で、非常ブレーキっていうのは、その、空気弁が開いてないと、それは伝わりませんから力が。ブレーキ利かないんですね。それが、必ず開いてある、その、コックが、閉められてるわけです。しかもこのコックのある所は、厳重に施錠されてて、えー、たとえば、運転士さんとか当然お持ちですけれども、でも全部で、だいたい2500人ぐらいしか鍵持ってないわけですよ。で、ということは、これあの、勝手に、閉められるはずはないんで、緩んで開くことはあっても、だんだん閉まっていくってことはありませんから(一同同意)、だからこれは普通に考えたら、誰かがその鍵を開けて、入って、そして、意図を持って閉めたんだと。ね」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「つまり、ATSが働いても、その、列車が危ないとシステムが判断しても、肝心のその最後のブレーキが利かないようにしてると。これはものすごく重大な話ですよね(一同同意)。だかれこれ当然、尻尾なんですよ。尻尾だから、これ当然すごく調べてると思ったら、これが2本目の尻尾なんですが、実はこれなんです」

村西利恵
「運転士や車掌らは、この調査の対象外となっている」

青山繁晴
「はい。これは、これもニュースで出たんですよ、実はですね。なぜかというと、JR北海道のさっきこう頭を下げてた方々が、会見で、いやー、運転士や車掌は、こんなことする理由がないから、その、理由がない以上は、調査してませんと。ね。で、たとえばそれを、これあえて実名言いますけど読売新聞などは、まるで、それが当然のように報じていて、で、この鍵っていうのは、ネットオークションに出たこともあるから、その、誰かがこの鍵を買って、あの、入ったんじゃないかみたいな感じの記事を出してて、で、この対象外っていうのは、そうですねみたいな記事になってるわけですよ。これ、そうですね、ですか?」

岡安譲
「いや、これは首をひねってる人は多いと思います」

青山繁晴
「多いと思うんですよ。これ、一般社会の私たちの常識では考えられない。というのは、運転士さんや車掌さんをそういう扱いするってことじゃなくて、公正に調べるっていうことは、必ず、その全部を調べるっていうのはそれ当たり前のことで。その、小学校のクラスで何か物がなくなったら、その、お前たちはそれやる理由がないから調べないってそれ先生がより分けていったら、それ目茶苦茶じゃないですか(一同同意)。だから、これは、非常に大きなニュースの尻尾なのに、読売新聞を含めてマスメディアがちゃんとやってない。ということは視聴者・国民がこれおかしいなと思って気づくしかないんですよ。そして、実はこの背景に何があるかを、ま、僕なりに聞いていくと、調べていくと、こういう事情がひとつはあります。出して下さい」

村西利恵
「捜査当局幹部によると、『JR北海道では、旧国鉄時代の慣行が復活している。たとえば、安全教育は労働組合に任されている』」

青山繁晴
「うん。これ、パッとこう意味分かる人はそんなにいないかもしれないですけど、もう随分時間経ちましたけどかつて国鉄ってのがあってですね、えー、日本国有鉄道、そして当然、労働組合がありますよ、労働組合なきゃいけません。だけど、その国鉄と労働組合が、その、完全に癒着した状況があって、それ慣行って呼ぶのはまあ、あの、いいけれども、本当は癒着がこう、私たち乗客の知らないところであってですよ、その、安全教育というのは、本来は管理者が責任持ってやらなきゃいけません。たとえば非常ブレーキの扱いであれ何であれですね。えー、眠い時にどうするかっていうことも、あるいは普段の生活を律することも含めて、安全教育、管理側がやらなきゃいけないのに、管理側は入れなくて、労働組合だけがやるという、慣行がかつて国鉄時代に、これは間違いなくありました。で、それが、いや、それが問題ってこともあって、中曽根政権の時に、国鉄を民営化して、で、民営化に反対意見の方はもちろんいらっしゃいますよ、今もいらっしゃいます、少数意見でも。ただ、多くの乗客は僕も含めて、あるいは岡安ちゃんや、堀田くん(男性アナ)も含めて、その、前の国鉄、もうそろそろ前の国鉄知らないかもしれないけど、サービスは随分良くなったんじゃないかと、僕も感じてますよ」

岡安譲
「(堀田に)そう感じる部分は多かったよね(堀田同意)」

青山繁晴
「ありますよね。だけども、その、僕らにはそう見えてても、実際の現場、つまり安全を担ってる現場、僕ら何も知らないで乗客になってるわけですから、安全を担ってる現場では、管理者が安全教育からどいてしまって、旧国鉄と同じように労働組合に任されていて、そしてこれは未確認ですから、未確認っていうことは申しておきますが、実はその安全教育の場で、思想教育、たとえば共産主義は実は正しいんだっていうような思想教育が行われているっていう情報もあります。これはその場に僕は入れてないので、未確認ですけれども、これは国鉄時代には間違いなくあったわけです。ということは背景に何があるかというと、これです」

村西利恵
「労働組合に過激派が浸透」

青山繁晴
「はい。これ実は国鉄時代に、その、いわば一般的な労働組合、の指導部だけじゃなくて、その、たとえば、この公正な、捜査も公正とは限りません、特に公安部門は公正とは限らないけれども、でも過激派として、いわば、認定、認知された、裁判の判例などによって、そういう人たちが国鉄の元の労働組合にたくさんいたっていうのは分かってるわけですけど、その人たちが、こう復権してるわけです。で、過激派、もちろん名前はありますけど、そんなの名前出してもそれ宣伝になるだけですから、それは申しませんが、実はJR北海道だけじゃ、ないんです」

村西利恵
「ない」

青山繁晴
「はい。えー、国鉄は分割されて、その、JRがいくつかありますけれど、実は多くのJRの労働組合に次第次第に過激派が復権していってて、そしてたとえば、JR北海道に話を戻すと、社長人事のようなトップ人事まで、この労働組合の中の過激派のOKが出ないと、社長には実際就任できないってことが、起きてる」

一同
「えー」

青山繁晴
「そうするとですね、僕は単に情報を聞くのが役割じゃなくて、たとえば捜査機関の人に、これほっとくのはおかしいでしょ、あなたの仕事でしょうと。あなたも私たち国民が、税金で養ってるんだからと、いうことを問いましたら、答えはこうでした」

村西利恵
「捜査当局幹部は、『往来危険罪で立件も考えているが、難しい』と」

青山繁晴
「うん。これ往来危険罪って刑法の中にあるのはご承知の方多いと思うんですが、これ大変な重い罪ですね(一同同意)。これあの、列車の安全を脅かすと、たくさんの方の命に関わりますから。で、立件も考えているが、難しいと。これ先週の『アンカー』でやった通り、本来の日本語だと、難しいけれども、困難を乗り越えてやりましょうって意味なんですが、最近の日本では、これやらない理由になってるわけですよ。で、もうすでに逃げの態勢に入ってて、で、その逃げの態勢が、この捜査機関も含めて、かつての国鉄のおかしな状態を生んだのであって、そうするとこれは捜査機関だけの問題だけじゃなくて、安倍政権全体の姿勢に関わることだと僕は思います。だから官房長官会見でちらっとこのようなことをおっしゃってるけど菅さんが、それで済む問題じゃなくて、その、先ほどの(ストレートニュースで伝えた)オスプレイ(の滋賀県での日米共同訓練)も含めて申すと、情報を、その意味でちゃんと公開して、国民に問うべきであり、同時に、安倍政権自らがさっきの徳州会事件のような、不明瞭なお金の流れを、自ら明らかにしないと、こういうこともきちんとできませんから、実はこの2つの日本の闇は、つながっている。アベノミクスだけやればいいんではなくて、こういう根本的な闇の克服が、これからの第2次安倍政権の、ひとつの使命でもあると思いますし、私たち国民がニュースの尻尾を捕まえてそこに目を向けて、メールも通じて声を挙げるっていうのはとても大事なことだと思います」

岡安譲
「これJR北海道というのは、この、経営しているのは実質的にはこの、上の政権というか、国なわけですか?」

青山繁晴
「いやいや、それは違います、もちろん民営化してますから、民間会社ですけれども。しかし、その、事実上の、電力会社と同じで、地域独占に近い形も、部分的にはありますし、それからとにかく列車の運行には私鉄、であれ、どこであれ、国が、国土交通省として、あるいは官邸(?)として責任を持ちますから、最終責任はもちろん、内閣にあるわけです。民間だから、ほっといっていいっていうことには全くなりません」

岡安譲
「そういう意味でやはり、安倍政権の姿勢が問われるという意味ですよね」

青山繁晴
「そうですし、その、捜査する上でも、内閣が、その、真っ直ぐ進む姿勢を持ってるかどうかも問題なんです。これはですね、さっきの徳田さんの話で言うと、僕の目にですよ、たとえば徳田さんと向かい合った時に、小金だったら、ばれないならもらってもいいって目をしてたら、お金出してくるんですよ。ね。魚心水心って言いますから。だから人間はどういうスタンスで仕事をしてるかが大事なんであって、安倍政権に求められるのはそれだと思います」
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 ATS(自動列車停止装置)について青山氏は、コックが閉まっていると、ATSが作動してもブレーキが効かないと言っている。間違いではないが、ATS作動時にブレーキが掛からないと、誤解を生みかねない発言だ。
 ATSにもタイプあるが、基本的な流れはこうなる。
●ATS作動

●警報が出る

●運転士がブレーキ操作と確認をしない

●自動的に非常ブレーキが掛かる

●停止
 だから、コックが閉まってい利かないのは、自動的に掛かる非常ブレーキであって、ブレーキは効くし、停止も出来るのである。聞き流していると、ATS作動しても止まらないとの印象を受ける。
 
 コックが閉まっていたことについて、青山氏はコックが自然に閉まる訳が無いから、故意に閉められと断定。コックが閉まっていた原因調査で、運転士や車掌らを対象外にしたことを批判し、労働組合に巣くう過激派が後ろにいると匂わせている。そして、捜査機関が捜査に消極的なことも批判している。
 コックが閉まっていたことは問題ではあるが、それは犯罪なのか。
 コックが閉まっていた状態が発覚したのは、10月7日の定期検査でのこと。定期検査は3カ月に1度行われるので、最長で3カ月間、コックが閉まっていたと考えられている。普通に考えれば、3カ月前の定期検査で検査員が開け忘れたまま出庫させたと思われるが、青山氏は、そう考えてはいない。「誰かがその鍵を開けて、入って、そして、意図を持って閉めたんだ」と決め付けている。
 コックは施錠された機器室内にあるため、鍵がなければコックを操作出来ない。裏を返せば、鍵があればコックを操作出来るということだ。鍵はJR北海道のほぼ全車両に共通で運転室や機器室などの扉の開閉にも使われているため、運転士や車掌も持っている。だから、運転士や車掌も操作は可能ではある。しかし、可能であることと、やったということは違う。
 
 青山氏は、「全部で、だいたい2500人ぐらいしか鍵持ってないわけですよ」と言っているが、現実は違う。JR北海道では、鍵は整備担当者や運転士、車掌ら広範囲に貸与され、事実上、鍵の管理はされておらず、1人で何本も持っている人もいるし、OBも持っていたりする。また、この鍵はJR東日本の車両にも使われているため、JRから流出した物や複製された物が鉄道マニアの店で売られている。広く出回っているため、実際に何本あるか見当も付かない状態なのだ。
 それを裏付けることが、コックの件が発覚した後に報道された。2009年7月17日に特急「スーパー宗谷2号」で、乗客が乗務員室の鍵を開けて入り込んでいたのだが、この乗客は「インターネットのオークションで鍵を買った」と証言していた。
 
 青山氏は、捜査当局幹部が「往来危険罪で立件も考えているが、難しい」と言ったことに立腹しているが、捜査当局幹部は犯罪性が低いと思われるから難しいと言ったのだろう。コックが閉まっていた件で、犯罪の痕跡が無いのだから当たり前のことである。
 
 最近、JR北海道の不祥事の裏に労働組合の中の過激派が関係しているとの説が広まっている。具体的に言うと、JR総連に革マル派が浸透していて、JR総連傘下の北鉄労(JR北海道社員の8割が加入する労働組合)が工作活動をしているというものである。
 確かに、北鉄労は問題の多い労働組合だと思う。排他的な面が意思疎通の障害になっていることもあろだろう。しかし、不祥事の一つ一つを見てみると、労働組合が故意に起こしているとは思えないものばかりである。
 革マル派が故意にトラブルを起こしているとしたら、最も浸透しているJR東日本で起きず、JR北海道でばかり起きるのは不自然だ。大体、地味なトラブルを多発させたとして、革マル派に何の利益があるのだろうか。
 
 労使関係も問題かもしれないが、JR北海道でトラブルが多発するのは、整備や保線をおざなりにしてきた企業体質が主な原因だろう。ただ、JR北海道が鉄道の設備投資を軽視せざる得ない事情もあった。金が無かったのだ。だからといって、安全を犠牲にするのは許されることではないが。
 国鉄分割民営化で、JR北海道は赤字が見込まれたため、経営安定基金の運用益で補填するスキームが作られた。しかし、金利の低迷で運用益は激減、副業に励んでも会社を維持するのが困難になった。民営化当初の目論見は外れ、作られたスキームは破錠したのだ。多くの赤字路線を抱えているのだから、民営化には無理があった。それが問題の根本だろう。
 JR総連(北鉄労)批判が出されるのは、対立しているJR連合が思惑があって仕掛けている面もあると思う。しかし、それより大きな思惑が働いているのではないかとも思える。民営化の失敗を誤魔化すために、スケープゴートにしようとしていると勘ぐっるのは外れているだろうか。
 
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特急オホーツク、ATSブレーキ作動せず 最長3カ月走行 JR北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/496676.html
特急の乗務員室に男が侵入=「オークションで鍵購入」-JR北海道で09年
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101100465
 

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しまむら強要事件と在日医師Red事件

 9月下旬、大手衣料品チェーン「しまむら」苗穂店の店員を土下座させた写真がツイッター上にアップされ、炎上騒ぎが起きていた。
 
 写真をアップした女はツイッターアカウントを閉鎖したが、批判は収まらず、「2ちゃんねる」では個人の特定作業が開始される事態に発展。この女は様々なハンドルネームを使い、mixiツイッター、Facebook、フォト蔵、@コスメなどに書き込んでいたため、次々と個人情報が特定された。本人の氏名、年齢、住所、職業、写真(鬼女による盗撮)などばかりではなく、家族の写真や情報まで掲示板などに流出した。
 

 

 この女はツイッターにこんな書き込みをしていた。一部を転載する。(ツイッター魚拓「ツイッ拓」http://twittaku.info/usertweet.php?usr=manami_s___&num=0
●@uikazum 私は先天性身障者ですが、健常者と一緒に24時間体制で正社で働いています。障害者枠ではありません。
●@nmb_45 うちの旦那、2代目自営業で、旦那の実家が金持ちなんです。だからかな、知り合いに、まなみちゃんに病気の辛さとか私の気持ち解んないでしょ!!って何回も言われました。はい解りません(-.-)って言うか、わかんねーよ������ですね。そういう私、先天性疾患1級です。
 
●一昨年9月、4t箱トラ、私(国産5ナンバーセダン)、オデッセイと信号停止してた時、ランクルが80km(以上かも)でオデッセイに激突、ランクルは歩道に乗り上げてひっくり返って停止、オデッセイは約半分の長さまで潰れ私のセダンは後ろも前も無くなり見た目軽四、箱トラも前に押し出された。
●@tsukakou @yajillll 車検も含めて83万円でやってもらいました。その代わり中古部品を集めたので戻ってくるまで1ヶ月以上かかりましたけどね。大事故なわりに私も後ろの次男と娘、オデッセイさんも大した怪我が無く、でも一生懸命リハビリ
●@tsukakou @yajillll でも一生懸命リハビリ通って示談金で私と娘は去年10月にTDR、長男と次男は1月半ばにUSJに行きました������北海道は冬休みが長いですからね。
 
●@nmb_45 知ってる人に同じようなのがいます。子供3人いて長女次女は不登校、長女はできちゃった結婚して夫婦で生保、子供が産まれる前に別居、他の男と同棲、離婚そのまま生保、再びできちゃった結婚して再び夫婦で生保、再び離婚そのまま生保。次女は田舎高校に進学するも2年で留年決定。
●@nmb_45 本人は彼氏と同棲、子供達放っといて彼氏と旅行。彼氏は×1だと聞かされてたが実は×2だった、元妻2人とその子供が近所に住む。精神安定剤とか大量接種して薬物中毒で救急車で運ばれる事多々、毎回救急車呼ぶのは自分。生保受け続ける為の確信犯としか思えない。
 
●@tsukakou シルビア、FRですか!札幌の冬は無理ですね、冬眠です、きっと。リハビリ、示談金の為に通ったんです������その前の年も交差点で止まってる時にクラクション鳴らしながら軽がぶつかってきて(-.-)自分は悪くない普通に運転してただけ
●@tsukakou 普通に運転してただけ、って言い張るから私がグダグダ文句言ったらあの男、泣きやがった(-"-;)それ見た当時中2の次男、バカたれぼんず生き延びていけないな、と言いました。免許取って四半世紀、雪山突っ込んだらライトが割れたとか、そんな事しか私はしてないのに
 
●札幌市清田区清田���の54歳(妻40代後半、子3歳位)生保需給者。敢えて住所の枝番やマンション名、個人名は出さないが、清田区役所、家賃や車その他臨時収入、しっかり調査しろよ。
●札幌市清田区清田���の54歳(妻40代後半、子3歳位)生保需給者。豊平区旭町のアパートに住んでいたが、引っ越した理由、子供が一人っ子だと可哀想だから広い所に住みたい。仕事しないで生保、しかもED治療しながら薬服用しながら。
 
●旭川東高卒北大薬学部卒の薬剤師��タケシは人間として最低な男。力の弱い女子供を殴り殺すと脅していた。自慢は旭川東高卒と北大薬学部卒と薬剤師の国家資格、口癖は悔しかったら北大入ってみろ薬剤師の国家資格取ってみろ。47歳になる今も母親の言いなりの救いようの無い最低マザコン男。
●��シゲコ74歳、よっぽど前世悪かったらしい。第一子は離婚した元夫が引き取り第一子に面会拒否され続ける。再婚して第三子が生まれるも2歳5ヶ月で病死。第二子47歳はマザコン最低男。
 
●在日朝鮮人って屁理屈好きで粘着質が多い、って思うのは、私だけ?
●そうやって反日感情を教え込むんだろう。
 
●お前が生まれてきた事は罪だよ@asahi_pointzero働かない粗大生ゴミ、先天性脳障害の発達障害者、税金の無駄遣い。
●@nikon_chan 相模原市在住Nikon勤務��孝太郎の婚約者ちか子(発達障害、ネット依存症、別名あさみ、@asahi_pointzero)がCanonをネットで誹謗中傷してるのは御存知ですか?私はCanon関係者でもユーザーでもありませんが、陰湿ですね、Nikon勤務者
 
 先天性疾患1級身障者なのに24時間体制で勤務していることいい、大破した国産小型セダンを83万円で修理していることいい、信憑性が疑われる。生活保護者への非難、実名を挙げての罵倒などもある。在日朝鮮人批判もあるが、子供が朝鮮学校に通学しており、他のSNSで韓国の芸能人のファンと明かしている。かなり問題のある人物のようだ。結婚詐欺殺人事件を起こした木嶋佳苗を彷彿とさせる。
  
 事件の経過は下記記事を参照のこと。
■【炎上】しまむら店員を土下座させツイッターアップした女性に批判
http://www.yukawanet.com/archives/4539207.html
■しまむら店員土下座させた女性の個人情報がネット上に流出
http://www.yukawanet.com/archives/4543286.html
 詳しい情報は下記まとめサイトを参照のこと。
■しまむら店員を土下座させた青木万利子(旧姓:居村)の個人情報がネット上に流出
http://matome-sokuhou2ch.com/%E3%81%97%E3%81%BE%E3%82%80%E3%82%89%E5%BA%97%E5%93%A1%E5%9C%9F%E4%B8%8B%E5%BA%A7%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F%E9%9D%92%E6%9C%A8%E4%B8%87%E5%88%A9%E5%AD%90%E6%97%A7%E5%A7%93%E5%B1%85%E6%9D%91/
■【まとめ】しまむらの店長を土下座させ、写真アップする主婦(クレーマ)が話題にッ!炎上
http://uhosoku.e-sakenomi.com/twitter/expose/201309203631
■【更新記事】生粋の詐欺体質か?過去の書き込み/あおきまりこの漢字はコレ? - 札幌の「しまむら」で店員を土下座させ写真をTwitterにした女が炎上
http://buzzpics.blog.fc2.com/blog-entry-3889.html
 
 当初、しまむら側は「個人的なことでもありますので、コメントは差し控えさせていただいております」(広報担当者)と、今回の件についての経緯も明かさず、クレーム対応の社員教育は行っているが、個別の対応についてはケースバイケースと説明するに止めていた。
 土下座の強要は、強要、威力業務妨害、名誉毀損いずれにも該当するが、しまむら側は穏便に済ませる方針だったようだ。だが、騒ぎが大きくなり、被害届を提出しないしまむら側にも対応を非難する抗議が寄せられたのであろうか。9月下旬に店員が被害届を出していた。
 被害届が出されたことで刑事事件になり、10月7日、札幌東署が強要罪の疑いでこの女を逮捕した。それを伝える北海道新聞記事が下記である。
 
###### 北海道新聞 ######
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/496497.html
■店員土下座させ、写真をツイッター投稿 強要容疑で札幌の女逮捕(10/07 14:19)
 
 衣料量販店で従業員に土下座させた上、自宅に謝罪に来るよう強要したとして、札幌東署は7日、強要の疑いで、札幌市白石区菊水元町10の1、介護職員青木万利子容疑者(43)を逮捕した。
 同容疑者は店員2人の土下座姿を撮影して画像を自分の短文投稿サイト「ツイッター」に投稿。その後、批判的な書き込みが殺到するなど、インターネット上で話題になっていた。
 逮捕容疑は9月3日午後6時ごろ、同市東区の衣料量販店「ファッションセンターしまむら苗穂店」で、「購入したタオルケットに穴が開いていた」などと言い、店員の女性(32)らに土下座をさせた上、自宅に謝罪に来るよう念書を書かせた疑い。青木容疑者は「強要はしていない」と容疑を否認しているという。
 同署によると、青木容疑者は前日に来店して商品を購入。3日に再び来店し、代金の返金を受けた際、交通費なども要求したが断られたため、「土下座しろ」などと言って、その姿を携帯電話のカメラで撮影したという。<北海道新聞10月7日夕刊掲載>。
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 ネット上で特定された氏名、年齢、住所、職業、事件の原因がこの記事に掲載された情報と全く同じであることが確認できる。ネット上で特定された情報は正確だった。大したものだと思う。
 ネット上では、しまむら店員に対する強要罪の他に不正受給などの余罪が取り沙汰され、NPO関係者にも疑惑が向けられている。そちらも警察が追求するだろうか。
 
 
 
 今回の事件では、ネット上で個人が特定され、逮捕までに至った。しかし、過去にはネット上で個人が特定されても逮捕に至らなかったケースもある。「在日医師Red事件」がそれである。
 在日医師Red事件とは、2001年に「在日医師Red」なる人物が2ちゃんねるで殺人予告をした事件である。事件は在日医師Redが下記のスレッドを立てたことから始まった。

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在日医師こそ日本人をこらしめられるエリート
 
名前: 在日医師Red 投稿日: 01/10/13 01:35 ID:???
日常生活では差別は受けたことないけど、2ちゃん見ていると、
朝鮮民族に対して差別的な発言が目立ち、なにかとムカツク。
近畿地方では、医師の中にかなりの割合の(約10%?)在日がいる。
もちろん俺もその一人。ネットしていてむかついた腹いせに、
日本人の患者を血祭りに上げませんか?
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 医師に成りすましていると思われ、確認のために医学知識を問う質問が投げかけられたところ、在日医師Redは素早く適格な答えを返した。それで、本物の医師であると認識されたのであるが、在日医師Redは止めずに次々と書き込みを続けた。
 
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139 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/13 15:28 ID:???
まあとにかく、むかついたんで俺は患者に八つ当たりすることにする。

140 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/13 15:28 ID:???
覚えとけぼけ反韓ども。
「先祖の恨み思い知れ」みたいな。

179 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/13 16:30 ID:???
嫌韓野郎は俺は大嫌い。つーかネットでしか見たことないが。
もし患者でそれとわかる奴がいたら覚えてろ。

217 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/14 02:12 ID:???
在日の権利を擁護するためには、俺たちのような力のある存在が
日本人に抑止力としての恐怖を与えなければならない。

220 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/14 02:25 ID:???
つーかやっぱむかつく。
やっぱ現実レヴェルで報復するのが一番スカッとする。
どうせ患者にはわからんだろうし。

222 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/14 02:27 ID:???
大阪じゃ若手医師の5~6人に一人は在日。
先祖の恨みをいまこそ晴らそう。

232 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/14 03:03 ID:???
俺個人は、なぜか一回も嫌な思いしたことない。現実世界では。
しかし、俺より年上の在日はけっこう嫌な思いしたということをよく聞く。
そんでもってそんな人たちの恨みを晴らしたいわけだが・・・。

252 名前: 在日医師Red ◆kLTDNHHY 投稿日: 01/10/14 03:40 ID:???
自分らが侵略したくせに妙に開き直って、韓国人や在日の感情を逆なでしてる
日本の政治家の言動見てたらむかつく。
そりゃ注射液の中につばでも耳クソでも入れたくなるって。
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 スレッドを立てた翌日、ハンボード(在日コリアンが設置した電子掲示板)に書き込んでいる「のっぽさん」が在日医師Redに酷似していることが明らかになると、在日医師Redは謝罪の意を示し、消えた。
 しかし、これで終わらなかった。在日医師Redの特定が進められ、
●利用プロバイダは、So-netやNTTPCコミュニケーションズで和歌山からアクセスしている。 
●医師が地方公務員である公立病院に勤務している。
●年齢は30歳前後である。
●姓は朝鮮風で、名は日本風である。
ということが明らかになった。
 スレッドを立てから2日目、和歌山県立医科大学の同窓会名簿から該当人物が特定され、那賀郡打田町(現・紀の川市)の公的病院に勤務していることが明らかになった。
 また、在日医師Redは「在日医師こそ日本人をこらしめられるエリート」というスレッドの他にも
●クレーム患者はとにかく死んでください
●クレーム患者はとにかく死んでくださいpart2
●患者は医者の前に這いつくばれ
●在日韓国人に地方参政権をよこしやがれボケ
というスレッドを立てていたことが明らかにされた。
 医師が患者に危害を加えるというショッキングな内容だったため、警察や大学、病院などの関係機関に通報されたが、今に至るまで逮捕はおろか医道審議会による処分も受けていない。捜査機関が動かないのは、具体的な場所が予告されていないため威力業務妨害の構成要件を満たさないためとされている。
 
 詳しくは「在日医師Red事件」(http://ja.yourpedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E5%8C%BB%E5%B8%ABRed%E4%BA%8B%E4%BB%B6)参照のこと。
 
 在日医師Redとされる人物・△栄浩(姓は伏せた)は、事件発生時「公立那賀病院」に勤務して診療を続けていたが、2004年に国立病院機構南和歌山医療センターに移籍。今も内科で勤務している。
 在日医師Red事件は社会に不安を巻き起こす事件だった。善意で保たれている医療システムを破壊する行為なのだから、しまむら強要事件より悪質だ。捜査機関が動かなくとも、医療倫理を問題にして、病院は解雇すべきだったし、医道審議会も処分すべきだった。何より、マスコミが調査報道すべきだった。だが、現実は全ての関係機関が見てみぬ振りを決め込んだ。やはり、在日という面倒な存在であるがために尻込みしたのであろうか。これが日本の現実だ。
 
////////////////////////////////
国立病院機構南和歌山医療センター内科
http://www.hosp.go.jp/~swymhp2/sinryou/itiran/naika.html
在日医師Red事件
http://ja.yourpedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E5%8C%BB%E5%B8%ABRed%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 

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イザ!ブログ停止まで2ヶ月

 「イザ!」のトップページのデザインが変わりました。ニュースを開いてもブログの表示はされなくなったようです。ブログ閉鎖に向けて着々と進んでいるのでしょう。
 
 このブログも年内いっぱいで停止になります。他のイザブロガーの方々は引っ越し先を確保し、ブログを継続するようですが、私は迷っています。幾つかのブログサービスを覗いてみましたが、使い勝手や雰囲気などが合っている良さそうなブログサービスが見つかりません。
 当ブログは過疎ブログなので、エントリーを楽しみにしている方はいないでしょうし、このままフェードアウトしても惜しむ人はいないでしょう。イザブログと共に消え去るのもいいかもしれません。
 
 思えば、イザにやって来た切っ掛けは福島香織さんの「北京東京趣聞博客」でした。当初は福島さんのエントリーを読むだけだったのですが、なんらかの切っ掛けでご隠居さんの「こりあうぉっちんぐ」を読むようになり、よもぎねこさんの「よもぎねこです♪♪」でアンカーの動画を見るようになりました。
 初めはブログを開設するつもりなど無かったのですが、コメントを書き込むためにはイザIDが必要だったことと、色々な方がブログを開設している様子を見て、「試しにやってみるか」と思い立ったのが始まりでした。ですから、ブログ名や名前も特に意味はありません。ブログ名の「六丈記」は本棚に有った「方丈記」をもじっただけです。名前の「ボルト」も手元にボルトがあったから、これでいいかと付けました。
 この様に適当に始めたブログですが、もう丸3年になりました。この間、ブログの世界について色々と勉強させていただきました。ブログ紹介文に「皆もすなるブログといふものを、我もしてみむとて、するなり。」と書いていますが、当初の開設目的はこの通りでした。もう十分目的は果たしたと思います。内容の乏しい雑文を書くのを止める潮時なのかもしれません。
 

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JR北海道の事故と苦悩

 9月19日に発生した貨物列車の脱線事故で、レール幅の異常を放置していたことが明らかになり、JR北海道が危機的な状況に陥っている。危険を永らく放置していたという安全軽視の実態が明らかになったことで、全国的に騒がれたが、JR北海道は2011年の特急火災事故以降、事故や不祥事が収まらない状態なのである。
 YAHOO知恵袋にJR北海道の不祥事をまとめたページがあるので引用する。
 
*** JR北海道運行に関わる不祥事・事故まとめ ***
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n214811
 
2011.5.27(列車脱線、列車火災)
石勝線 占冠駅ー新夕張駅間を走行中の釧路駅発札幌駅行きの特急「スーパーおおぞら14号」(キハ283系、6両編成)が清風山信号場内で脱線、同場構内の第1ニニウトンネル内に停止後に全車炎上した。乗客248名避難。このうち、乗客78名が負傷(車輪の剥離やへこみにより生じた異常な振動によりエンジン部品が脱落)

2011.6.6(列車発煙)
室蘭線 長和駅構内で札幌駅発函館駅行き特急「スーパー北斗2号」3号車(キロ282-4)のエンジン付近から発煙、乗客130名避難(エンジンピストン破損)

2011.6.8(運転手居眠り)
千歳線 島松駅ー恵庭駅を走行中の札幌駅発新千歳空港駅行き「快速エアポート76号」にて運転手が居眠り。恵庭駅に1分遅れで到着。

2011.6.14(信号誤表示)
石勝線 追分駅構内にて列車通過後にも関わらず青信号から変わらない事象が発生。列車67本が運休(配線工事施工ミス)

2011.7.5(車両故障)
函館線 岩見沢駅ー上幌向駅間を走行中の稚内発札幌行きの特急「スーパー宗谷2号」4号車(キハ261-101)のエンジン付近より潤滑油漏れ。乗客165名別車両に乗り換え。(ボルト脱落による補機駆動軸脱落)

2011.7.8(労働基準法違反)
札幌中央労働基準監督署が、平成23年4月及び5月のJR北海道本社計画部門における時間外労働についてサンプリング調査したところ、1名が36協定の特別条項で定める労働組合との協議を行わずに、1ヶ月45時間の上限を超える時間外労働をさせており、36協定に違反し、労働基準法違反であるとして7月21日に是正勧告を受けた。その後の社内調査の結果、今年度を含む過去3年間で延べ約450名の違反が発生していた。

2011.9.12(社長自殺)
中島尚俊社長が36協定違反への謝罪や安全意識の向上を社員に促す遺書を残して自殺。
9月18日午前、北海道小樽市の沖合1kmで遺体発見。

2011.10.3(運転規則違反)
根室線 根室駅発ー釧路駅行きの普通電車にて運転の際、各眼1.0以上の視力が必要であるにもかかわらず、左眼に眼帯を着用した状態で運転。(省令認識不足)

2011.11.12(運転規則違反)
千歳線 苫小牧駅発ーほしみ駅行きの普通電車にて車掌が文庫本を読みながら常務。

2012.1.2(運転規則違反)
根室線 庶路駅ー大楽毛駅間 東庶路信号場停車中の帯広駅発釧路駅行きの普通電車にて車掌が私用の携帯電話を使用。

2012.2.16(貨物列車脱線)
石勝線 東追分駅構内で、JR貨物の釧路貨物駅発札幌貨物ターミナル駅行き貨物列車(DF200形ディーゼル機関車牽引、貨車15両の16両編成)が停車位置をオーバーランして安全側線に乗り上げ脱線・転覆した上、スノーシェルターの壁を突き破って停車。(減速力不足。実用試験中の新しいブレーキパッドの耐雪性能に問題か)

2012.2.26(列車発煙)
石勝線 東追分駅構内で札幌駅発釧路駅行き特急「スーパーあおぞら13号」5号車(キハ282-2003)の車内にて発煙、乗客代行バスに乗り換え(空調装置故障)

2012.2.29(列車脱線)
函館線 八雲駅構内で長万部発森行き普通列車(キハ40系ディーゼル気動車1両編成)が脱線。乗客2名タクシーに乗り換え代行輸送(線路上の積雪に乗り上げか)

2012.3.5(車両検査期限超過)
函館線 江別発手稲行きの普通列車(711系3両編成)が検査期限を超過して営業運転。(検査直前に検査期限確認漏れで不具合車両の代替車両として急遽使用したため)

2012.3.7(列車脱線)
留萌線 箸別―増毛間で、深川発増毛行きの普通列車(キハ54系ディーゼル気動車1両編成)が脱線。乗客1名をタクシーにて代行輸送。普通列車17本運休。(線路脇の斜面で土砂混じりの雪崩が発生し、線路に流入した雪や土砂に乗り上げ)

2012.4.26(貨物列車脱線)
江差線 泉沢駅ー釜谷駅間で広島貨物ターミナル駅発札幌貨物ターミナル駅行貨物列車(ディーゼル機関車牽引、貨車19両の20両編成)が脱線。(ポイント不転換)

2012.5.19(運転規則違反)
函館線 岩見沢駅構内で発車待ちの岩見沢駅発ほしみ駅行きの区間快速「いしかりライナー」にて運転士がマンガ雑誌を読みながら常務。

2012.6.21(ドア取り扱い誤り)
函館線 琴似駅構内にて小樽発旭川行の普通列車が停車位置を誤り、ドア1枚がホームから外れた状態でドアを開けた。乗客にケガ人はなかった。(運転手停車位置誤り・車掌停車位置確認漏れ)

2012.9.11(貨物列車脱線)
江差線 釜谷駅ー泉沢駅間で函館貨物駅発仙台貨物ターミナル駅行き貨物列車(DF200形ディーゼル機関車牽引、貨車20両の21両編成)が脱線。泉沢駅の上りホーム(函館駅方)に、脱線した車両が接触し損傷。

2012.9.19(列車オイル漏れ)
千歳線 新札幌駅構内で停車中の札幌発函館行き特急「北斗14号」(6両編成)からオイル漏れ。快速エアポート39本など計112本が運休、遅れ。

2013.4.8(列車火災)
函館線 八雲駅構内で札幌発函館行き特急「北斗20号」のエンジン付近から出火、乗客約200人が避難(燃料噴射ポンプ内のスライジングブロック破損)

2013.5.5(列車火災)
函館線を走行中の旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ6号」(5両編成電車)で、1号車の床下の車軸付近から、出火。乗客約60人避難。(車軸軸受発熱)

2013.7.6(列車火災)
函館線 山崎駅ー鷲ノ巣駅間走行中の札幌発函館行き特急「北斗14号」の4号車エンジン付近から出火、乗客約200人が避難。(エンジンブロック破損)

2013.7.15 (列車火災)
千歳線 上野幌駅-北広島駅間走行中の札幌発釧路行き特急「スーパーおおぞら3号」3号車(キロ282-2)の車内で出火、135人避難(配電盤エアコンスイッチ出火)

2013.7.25 (列車緊急停止)
函館線 桑園駅で、江別発小樽行き区間快速「いしかりライナー」(6両編成)の運転士が、車掌からの出発合図の前に列車を発車。車掌は直後に非常ブレーキをかけ、緊急停止させた際、乗客11名が足首をひねるなどのけがをした。(運転手出発合図確認漏れ)

2013.7.30(運転手覚せい剤使用)
北海道警察は、北海道江別市高砂町、JR北海道運転士(30)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕し、発表した。北海道警察は、覚醒剤使用後に列車を運転していないかについても調べている。

2013.8.17(貨物列車脱線)
函館線の八雲駅ー山越駅間走行中の札幌貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行きの貨物列車(DF200形ディーゼル機関車牽引、貨車20両の21両編成)が脱線(線路上の倒木に衝突)

2013.9.7(運転手車両破壊)
札幌運転所構内で、札幌発上野行き寝台特急「北斗星」の自動列車停止装置(ATS)が作動し出発が遅れた。(確認ミスを隠蔽するために運転手が機関車にあるATSのスイッチ2個をハンマーで故意に破壊)

2013.9.19 (貨物列車脱線)
函館線 大沼駅構内で帯広貨物駅発熊谷ターミナル駅行き貨物列車(DF200形ディーゼル機関車牽引、貨車17両の18両編成)が脱線。(基準値を大幅に超える線路状況に気づきながらも整備せずに放置)

2013.9.22 (レール補修放置)
19日の脱線事故を受けた調査の結果、本線で49か所、貨物列車や通過待ちの列車が使う副本線で48か所の計97か所でレールの幅や左右のレールの高低差などで社内の基準を上回っていたのに期限内に補修せず放置していた規程違反が判明。(社内コミュニケーション不足)

2013.9.25 (レール補修放置)
19日の脱線事故を受けた調査の結果、22日発表分に引き続き170か所でレールの幅や左右のレールの高低差などで社内の基準を上回っていたのに期限内に補修せず放置していた規程違反が判明。(国鉄時代とJR時代の2種類の基準値を混同)
************************************************
 
 2年半足らずの間に非常に多くの事故や不祥事を起こしている。JR北海道はこの間、何の対策もしていなかった訳ではない。
 2011年5月の特急「スーパーおおぞら14号」火災事故後、国土交通省から事業改善命令・改善指示が出され、JR北海道は「安全性向上のための行動計画」を策定し、改善措置報告書を国土交通省に提出して再発防止に取り組んでいる。今年、列車火災が続発した後は、「車両の老朽化が進み、輸送サービスレベルを維持する中でメンテナンスが十分に行われていない問題があった」と認め、再発防止策を国土交通省に報告して対策に乗り出している。
 しかし、事故や不祥事は次から次へと発生し、JR北海道の再発防止策の効果は有ったのか疑問が残る結果に終わった。杜撰な保線が明らかになった後、野島誠社長は「石勝線の事故後、社員一丸でやっていこうと言い、実態はこう(いうずさんな管理)だった。反省したい」と語っている。掛け声だけで体質改善が出来なかったのだから、効果が現れないのも当然か。
 
 JR北海道の杜撰な管理体制は、今月の函館線貨物列車脱線事故の後、浮き彫りになった。その経過を簡単に書き出してみる。 
 貨物列車脱線事故の現場調査でレール幅が整備許容値を超えていたことが判明、今年6月の点検で許容値を超えていたことを把握しながら、補修せずに放置していたことが明らかになった。
 JR北海道は21日の記者会見で、脱線現場以外の8カ所でも許容値を超えていながら補修せず、放置していたことを認めたが、保線部門の責任者の笠島雅之工務部長は「なぜ放置されていたのか全く分からない」、「まだ現場の聴取ができていない」と繰り返した。その一方で、本線の管理は軌道検測車と呼ばれる車両でレール幅を計測し、各保線所と本社にデータが自動で送られ、双方で誤差をチェックしていると説明。更に、脱線を招いた副線と同様の事案は見つからなかったと語った。また、この記者会見では、レール幅の許容値超過が分かったのは当初今年6月としていたが、実は昨年10月だったことも明かされた。
 翌22日の記者会見で、笠島工務部長はレール幅データについて「本社では調べていなかった。チェックが行われているという思い込みがあった」と前日の説明を翻し、すべて現場任せだったことを認めた。データは本社に来ていたが、それをチェックする仕組み自体がなかった。また、レール異常の放置が本線を含めて新たに88カ所判明したと発表され、前日の説明と食い違いを見せた。
 野島社長は異常を放置した理由について「連携が切れて、補修を先延ばしするうちに失念した」と説明し、「現場に何が不足しているか、よく検討しなければならないが、人員削減の分、グループ会社の態勢を強化してきた」と人員が確保されていることを強調、経費削減で線路整備が追いついていない可能性を否定した。また、この日までに判明箇所全てで補修を終えたことを発表した。
 25日、豊田誠常務鉄道事業本部長が新たに170カ所のレール異常の放置をしていたことを明らかにし、異常を放置していた箇所は計267カ所に膨らんだ。前日の会見で「レール異常はもうない」と断言していたが、1日で撤回することになった。この日明らかになった170カ所は新旧の基準値を混同していたことが原因であり、長期間に及んでいた可能性があるとのこと。保線担当者が基礎的な知識を身に付けていなかったことが明らかにされた。
 
 この経過をみると、JR北海道の幹部が現場を全く把握していなかったことが分かる。本社が現場を実質的に管理する体制ではなかったから、説明が二転三転したのだ。
 JR北海道の保全に関する体制がどの様になっているのか具体的な報道がないので不明ではあるが、JR北海道のサイトを見てみると、JR北海道は各種業務をグループ会社に委託しているようだ。北海道軌道施設工業(株)の紹介文には「JR北海道の全線にわたる軌道の検測、工事、土木工事および保線機械業務などを行い、線路を総合的に保守しています。」と書いてあるので、保線業務は北海道軌道施設工業が担っていると思われる。保線業務の人員について、野島社長が「人員削減の分、グループ会社の態勢を強化してきた」と言っていることからも、そう思われる。実務は子会社が行い、本社は報告を受けるだけだったのではないだろうか。
 
 JR北海道の屋台骨を揺るがす事態に発展し、地元メディアは社員やOBなどの声を伝えている。
●中堅社員が極端に少なく、団塊の世代の退職で技術がうまく継承されていない。
●現場の声を代弁して上にものを言う人がいなくなった。
●金が掛かる提案は初めから却下、コスト削減ばかりを求められる。
●現場は圧倒的に人とモノが足りていない。レールの補修が、内規で定められた15日以内の期限を過ぎることを承知の上で、先送りするケースは日常的にある。(ベテラン保線社員)
●この15年ほどで社員の数が3分の2ほどに減った。レールの小さな異常は原則、外注せずに社員が補修しているが、定期的な線路の巡回などと重なる場合は、一時的に補修に手が回らなくなる。(保線所の社員)
●予算の制限から、朽ちた枕木を満足に交換できないことも多々ある。(保線所の社員)
 内部告発という性格上、発言者がどのような身分なのかは明確にされていない。社員と言っても、本社なのか子会社なのか、それとも協力会社なのかハッキリしないが、保線業務の現場からの声であることは間違いないだろう。
 これらの声からは常にコスト削減を求められ、十分にコストを掛けられない様子がうかがえる。本社が子会社に厳しいコスト削減を要求していたのだろう。子会社がそれに従順に従うとしたら、人件費を圧縮するために外注するのが手っ取り早い。小泉政権以降、多くの企業がアウトソーシングを広げた。それが世間の潮流だった。JR北海道もご多分に漏れず、アウトソーシング化を進めていたに違いない。
●JR北海道が保線業務を発注

●北海道軌道施設工業が受注し、北海道軌道施設工業の協力会社に割り振る

●協力会社は下請け会社から作業員の供給を受ける
 こんな体制になっていたのではないだろうか。労働者過剰の状況下で受注金額が下がり続けると、元下関係の重層化が進み、実際に作業するのは孫受け、曾孫受けの労働者になりがちだ。
 全くの想像だが、補修現場は、北海道軌道施設工業の社員1人、協力会社の社員3人、下請け会社の社員6人なんてことになっているのではないか。だから、あれだけの箇所を一気に補修完了できたのだろう。
 保線は特殊な仕事だから、下位の労働者ほど技能者は少なくなり、技術力の低下は避けられず、鉄道マンの誇りとか気概なんてものは期待できない。一体感は無くなり、意識改革は困難だ。
 
 JR北海道がこれ程までにコスト削減に躍起になるのには理由がある。JR北海道は見かけ上黒字だが、実質は赤字企業なのだ。
 平成25年の決算公告にはこうある。
■鉄道事業
 営業収益  776.82億円
 営業費  1112.39億円
 営業損失  335.56億円
■関連事業
 営業収益   67.14億円
 営業費    40.94億円
 営業利益   26.20億円
全事業営業損失309.36億円
 
一般営業外収益 11.80億円
一般営業外費用  1.66億円
 
経営安定基金運用収益 254.09億円
鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債権受取利息収益 55億円
 
経常利益     9.86億円
 
 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(略称JRTT)は、日本鉄道建設公団と運輸施設整備事業団を統合した政府系の法人で、JR北海道、JR九州、JR四国及びJR貨物の100%株主である。
 経営安定基金は、民営化時に赤字になる部分を資産運用収益で埋め合わせる目的で創設された基金で、JR北海道は6822億円を受け入れてる。経営安定基金評価差額金等があって、経営安定基金資産は7327億円。ここからJRTTに貸付(短期601.34億円、長期1149.1億円)が行われ、83.94億円の利息を受け取っている。JRTTへの貸付は「経営安定基金の機能維持策によるものであり、利率は年3.73%」と説明されている(関係当事者との取引に関する注記参照)。
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構特別債権はJRTTからの無利子の借り入れであり、2200億円ある。この資金をJR北海道はJRTTに貸し付け、55億円の利息を受け取っている。
 要するに、JR北海道はJRTTから利息という形の補助金で鉄道事業の赤字を埋め、黒字決算にしている。JR北海道はJRTTなどの支援なしには経営がなりたたない状況なのだ。しかし、支援は無尽蔵ではないのも事実だ。
 JR北海道発足時、経営安定基金の運用益は500億円くらいあった。しかし、バブル崩壊後、低金利時代になり、運用益は半分になった。その分、収入を増やして増益したり、コスト削減しなければならなかったのだ。
 
 JR北海道は発足当初から厳しい経営環境に置かれていた。赤字路線を多く抱え、単年度赤字は500億円位だった。そのため、経営合理化は必須であり、不採算路線の廃止を積極的に行ってきた。発足時は21路線3176kmだったが、14路線2499kmまで大幅に削減した。また、発足時の社員数は約1万3千人であったが、約7千人に半減させた。
 この様に大きなリストラを断行したのではあるが、14路線の大半は赤字路線であり、黒字路線は3路線と言われている。黒字転換しないのは、多くの路線が過疎地域を走っており、乗客が少ないことが主たる原因だ。北海道では、年々札幌への一極集中が進み、地方は過疎化に拍車が掛かっているため、赤字路線が黒字転換する見込みは無い。
 また、乗客が少ないということ以外にも赤字の原因はある。北海道は広大で極寒であるため、鉄路を維持するための条件が他のJRよりも厳しい。凍結などにより鉄路が痛みやすく、莫大な除雪費も掛かる。また、列車の車両劣化も激しく、多額の維持費用を要する。
 
 JR北海道はコスト削減ばかりしていたのではない。乗客を増やす努力もしていた。
 北海道には新千歳空港以外に、稚内空港、女満別空港、中標津空港、釧路空港、函館空港、丘珠空港など地方空港が12あり、航空網で結ばれている。
 JR北海道は、この航空網との競争に勝つためにスピードアップを追い求めてきた。特急の運行本数を倍増させ、特急列車の最高速度も上げた。速度アップのために振子式特急列車を導入し、カーブの通過速度も上がった。スピードアップにより、大幅な時間短縮を実現し、飛行機に対して打ち勝ったとも評されている。だが、一方で在来線における限界といわれるスピードアップは、車両などにも負担を強い、事故を誘発しているとも言われている。
 コスト削減や収入アップを目指しても、限界があり、鉄道事業の赤字解消は見込めない。それで、JR北海道は積極的に経営の多角化を進め、鉄道事業以外で収益を得ようとしていた。JRタワーをはじめ、ホテルやマンションの不動産開発は順調で、利益を上げている。しかし、鉄道事業の赤字が巨額すぎて、それを埋める程ではない。
 
 JR北海道の安全に対する意識は低く、杜撰な管理体制だったのは事実だ。鉄道事業者として適格を欠いていると批判するのは容易い。だが、JR北海道は怠惰だったために安全を疎かにした訳ではない。経営努力をしても解消できない程の負の遺産を背負い、追い詰められて安全を疎かにしてしまったという背景があるのだ。だからといって、許されることではないが。
 根本的なことは、北海道の鉄道網をどうするかということだ。赤字路線を廃止し、僅かな路線のみを残すのか、現在の鉄道網を維持し、赤字を容認する体制を構築するのか。大きな問題だけに、国、自治体を巻き込んだ難しい議論になることは避けられないが、今のJR北海道のままではどうにもならない。それは事故防止対策をしても改善されないことで明らかだ。
 何らかの決断をしなければならない時期になっているのではないか。
 
//////////////
JR北海道
http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/index.html
整備体制の欠陥認める JR北海道、国交省に報告
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130720/dst13072000230000-n1.htm
信頼回復の先頭に立つ
http://www.zaikaisapporo.co.jp/kigyou/intervew/117.shtml

 

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