六丈記2

備忘録のようなもの

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尖閣問題 プロパガンダ広告と中国流の喧嘩 前編

 日本では夫婦喧嘩を近所に知られないようにするのが一般的で、家庭内の恥は外に知られないように取り繕ったりするものだが、国が違えば夫婦喧嘩の風景も違うらしい。
 昔読んだ本に、中国人の夫婦喧嘩の話があった。その本によれば、中国人が夫婦喧嘩を始めると、家の外に飛び出し、玄関前でお互いに相手のことを罵倒し、自分が正しいと大声で怒鳴り合うのだという。そうすると、野次馬が集まって周りを取り囲み、赤の他人の夫婦喧嘩なのにあれこれと口出ししてきて大騒ぎになるのだそうだ。ただし、暴力沙汰になりそうになったら、野次馬が抑え付けるため、口喧嘩で終わるとのこと。今でもそうなのか知らないが、やや昔の中国では珍しくも無い風景だったようだ。
 中国人夫婦がわざわざ公衆の面前で喧嘩をするのは、近所の人や通行人に自分の正当性についてアピールするためだとか。だから、罵声は相手に向かって言ってはいるものの、相手に聞かせるためではなく、野次馬に聞かせるために言っているのだそうだ。多くの野次馬に対して説明しようとするから、声も自然と大きくなるのだろう。
 誰でもいいから味方を多く付け、数の力で相手を圧倒しようとするため、有る事無い事、悪口の言いたい放題で、嘘も平気に飛び出す。自分が悪いとは考えず、援軍を得て勝つためには手段を選ばないという感じだ。圧倒して相手の口を塞いでしまえば勝ちと考えているから、道理を説いて相手を説得するなんてことは初めから念頭に無いのだろう。
 日本人の感覚では理不尽な暴言を言われたら関係修復は難しいが、中国人は終わってしまえば何事も無かったが如く振舞い、意に介さないようだ。ただし、喧嘩になれば、また持ち出してくるので、「水に流す」ということとは違うみたいだ。
 
 以上は夫婦喧嘩の話であるが、中国の外交のやり方をみていると、共通するものがあるように思われる。証拠をから主張の正当性を説くなどという方法は取らず、主張を通すため、相手をひたすら罵倒して聞く耳を持たず、周囲にプロパガンダを流して追い込む。韓国北朝鮮も同様の方法を常套手段にしているので、この思考傾向は中華思想に根差しているのかもしれない。
 
 9月28日付の米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストに「釣魚島は中国領」と題する広告が掲載され、尖閣諸島は古来より中国固有の領土であり、争いの余地なく主権を有し、日本が強奪したと主張している。広告主は中国の英字紙チャイナデイリーとのこと。中国の国家機関や団体が広告主なら分かるが、何故、中国のメディアがアメリカのメディアに態々広告を出すのか。チャイナデイリーは中国プロパガンダ機関ということなのだろうか。
 この広告の様に外交問題をアメリカのメディアに広告を出すという手法は韓国が先にやっている。今年の5月29日付の米紙ニューヨーク・タイムズにも「従軍慰安婦に対し適切な謝罪や補償を日本政府がしていない」と批判する意見広告を韓国系団体が出している。
 この事からも中国人と韓国人の類似性がみられる。
 
・・・続く。

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金正日の料理人・藤本健二の訪朝 中編

 金正恩は何故、藤本氏を招待したのであろうか。藤本氏の証言からは、正恩が懐かしさから会いたがっ

たように受け取れるが、真に受けることは出来ない。
 
 北朝鮮は今年1月6日付で「強盛国家建設における朝鮮労働党の経済路線と任務」という資料を党幹部

に配布したと報道されている。文書には「日本との経済協調の強化は、我が国経済発展にとって重要な位

置を占める」、「特に日本の民間団体との経済協力について該当機関が早急に方法を探り、推進しなけれ

ばならない」、「具体的問題は日本側との接触を通して解決する」と書かれていたとのこと。中国との経

済協力が思惑通り進んでいないらしく、韓国とも関係改善が進んでいないため、経済を立て直すために、

日本を最大限に利用しようとする意図があるようだ。
 事実、北朝鮮は1月に元拉致問題担当相の中井洽と接触を計っているし、 遺骨収集問題を持ちかけて

日朝赤十字協議を行い、それを足掛かりに日朝協議を4年ぶりに再開している。今回の藤本氏訪朝もその

一環として行われたものと考えるのが妥当だろう。目的は金正恩のイメージ向上か。
 
 藤本氏の証言はどこまで信用できるのだろうか。全て嘘とは言わないが、合点がいかない点がいくつか

ある。
●藤本氏は長男にはスーツを、長女にはドレスをお土産にしたと言っている。成年に成長した子供のサイ

ズが分からなければ、服をお土産にすることなど考えられないから、藤本氏はサイズを知っていなければ

おかしい。藤本氏は11年も前に別れ、それ以来一度も会っていないはずなのに、大きくなった子供の服

のサイズを何故知っていたのだろうか。まさか、11年ぶりの手紙に「お土産には服を買ってきて下さい

。正雄はスーツが欲しいそうで、サイズはAB4です。正美はドレスが欲しいそうで、サイズは7号です

。」とでも書いてあったというのだろうか。
●金正恩は藤本氏の長男・正雄の死を当然知っていたはずだ。藤本氏の身辺調査をし、再開する前に身体

検査までしているのだから、家族の死のことは報告されていないはずはない。正恩は再開を喜び、親しげ

に接し、家族と共にすごしたらいいとも言っているのだから、藤本氏に対してお悔やみの言葉があって当

然だと思うのだが、それが一切無い。不自然ではないか。
●金正恩が藤本氏を招待したのは「2001年の約束」を果たすためだ。いわば旧交を温めるプライベー

トな訪問だ。それならば、藤本氏を知る者だけが集まって歓迎したらいいだけのことなのだが、北朝鮮の

幹部達が多数がん首を揃え、カメラマンまで用意して再開の様子を撮影している。公式訪問の来賓ではな

いのだから、カメラマンまで予め用意するのは変ではないか。まあ、この写真を撮るのが大きな目的の一

つだったとは思うが。
●宴会では藤本氏の正面に正恩夫妻が座り、横に通訳が座っていたそうだ。藤本氏は82年に北朝鮮に渡

り、89年に北朝鮮の女性と再婚、01年に北朝鮮を脱出している。この間、何度か北朝鮮を抜けている

が、20年あまり北朝鮮で暮らしていて朝鮮語には堪能なはずだ。金正日やその息子達の遊び相手をし、

相談相手にもなっていたというのだから、間違いない。それなのに、何故通訳を同席させたのか。不要で

はないか。実は、藤本氏は朝鮮語をあまり話せないのではないか。
●藤本氏が北朝鮮を脱出してから11年間、同じ場所に住み続けていたことが明かされた。暗殺の恐怖に

怯え、公に出る時は変装を忘れなかったにしては奇異な感じがする。世間との繋がりを断ち、ひっそりと

暮らしていたなら分からないでもないが、メディアに度々登場しているというのに。公の場所から帰る時

に尾行され、潜伏先を発見される可能性が高いとは思わなかったのだろうか。逃亡者の緊張感が感じられ

ない。それに、訪朝により、北朝鮮側には素顔を完全に知られているのに、未だにバンダナとサングラス

で素顔を隠してる。素顔を隠す理由は暗殺以外にあったのだろうか。
●家族との写真を見ると、藤本氏の服装は変わっているのに妻と長女の服装が同じだ。送られてきた写真

には異なる服で写っているので、それしか服を持っていないということではないだろう。服装が同じとい

うことに何か意味が隠されているのだろうか。
●藤本氏は家族を北朝鮮に置き去りにしたことに対して、本当に申し訳なく思っていたそうだ。そんな藤

本氏を家族は受け入れてくれたのに、何故日本に戻ってきたのだろうか。金正恩は藤本氏に「これからど

うするんだ」と聞いているのだから、北朝鮮に残るという選択肢もあったろうに。藤本氏は帰国した理由

を何と説明するのだろうか。
●藤本氏が脱北した後、家族は引っ越しさせられ、迫害されたため、生活に困窮し、最近になって裕福な

暮らしに戻されたとのことだが、妻や子供の姿からはやつれた様子が見られられない。北朝鮮は食糧難が

恒常化していて、食料が優先的に配給される軍人であっても食料が不足していると伝えられている。そん

な中にあって、長年迫害された生活を送っていたら、こんなに肌に張りがあるとは思えないのだが。本当

に藤本氏の家族なのだろうか。
 
 藤本氏が北朝鮮の新しい指導者となった金正恩のイメージアップのために、作られたストーリーを演じ

ているのは確かだと思う。そのストーリーに事実はどれだけ含まれているのだろう。
 
 金正恩のお墨付きもあり、今後、藤本氏は家族に会うということを名目に日本と北朝鮮の間を行き来す

るのだろう。そして、安住アナウンサーから「今後、北の広告塔になってるのでは?」の質問に「それで

もいいんじゃないですか」と返答したように、北朝鮮の宣伝役を果たすものと思われる。
 ただ、今回の訪朝の様子を公開したことによって、藤本氏が金正恩と直接話し合える立場にあるという

ことを世界が知ったことが大きい。金正恩に直結するパイプ役として各方面から接触があるのではないか

北朝鮮は藤本氏に、北朝鮮のスポークスマンと認識されながらする宣伝役よりも、パイプ役を期待する

ことになるかもしれない。
 

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