六丈記2

備忘録のようなもの

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韓国誤射事件の考察2

 韓国誤射事件の考察1の続き。

 

 事件について詳しい記事が中央日報<1、2>にありましたので、要約します。
 17日午前4時。成都発仁川行のアシアナ航空旅客機(119人搭乗)に向けて、喬桐島の海兵隊哨兵2人が2発の空砲弾とK-2小銃97発で警告射撃するという事件が発生。K2小銃(有効射距離460m)で旅客機から7-8キロ離れた前方に向けた警告射撃だった。
 警告射撃の発端は、喬桐島南側海兵隊の対空監視哨所で警戒中だった兵士2人の目に未確認飛行物体が見えたからだ。この飛行物体では赤い光が点滅し、「ウーン」とする音も聞こえた。哨兵のキム上等兵は1年前から警戒勤務をしてきたが、飛行機がこれほど接近したのは初めてだと判断したという。2人の兵士は99発の警告射撃をした後、重大状況室に報告した。
 海兵隊の関係者は「航空機は哨所から13キロ離れたところで5000フィート(1524メートル)以上の高度で飛行していた」とし「哨兵は航空機が航路範囲内の北側にくると、航路離脱飛行機と判断して対応したようだ」と話した。
 報告を受けた空軍中央防空統制所は直ちに北朝鮮機では無いと判断。午前4時40分、アシアナ航空側に状況を説明し、機体に異常がないかどうか確認した。該当航空機は午前4時5分、仁川空港に着陸した。
 軍関係者は「喬桐島哨所の場合、午前4時、霧がかかった状況で飛行機の音が普段より大きく聞こえるが、民航機と戦闘機の音ははっきりと区別される」、「喬桐島の海兵隊哨所兵士らは双眼鏡一つに依存している。識別教育を強化する」と話した。
 航空管制課長は「アシアナ航空機は決まった航路にそって正確に江華郡注文島上空を移動した」、「航路離脱は全くなかった」、「アシアナ機が航路を離脱して軍が銃を撃ったとすれば、同じ航路で20分前後にも民航機2機が通過したのに、なぜその時は射撃をしなかったのか」と述べた。
 後日の記事<3>では「レーダーで航跡を分析したところ、この民航機は通常の航路から外れておらず、また警告射撃が行われた時点にも、喬桐島の駐屯地から13キロ離れた通常の航路にあったことが分かった」、「警告射撃を行った警戒兵は、未確認飛行体が発する光が北から南に向かっていたと判断し、これを北朝鮮航空機と認識して警告射撃を行った」とあり、通常の航路から外れていなかった様です。

 

 以上を時系列にまとめると、次のようになります。
○午前4時、霧がかかった状況。点滅すると赤い光と音から哨兵が北朝鮮機と判断。哨兵2人が旅客機前方7~8kmに向けて発砲。この時、旅客機の位置は駐屯地から13km離れていて、高度1.5km。
○ 午前4時5分、旅客機は仁川空港に着陸。喬桐島から仁川空港までは直線距離で33km。
○午前4時10分、99発発砲し終わり、報告。
○午前4時10分~40分の間、空軍中央防空統制所が北朝鮮機では無いと判断。
○午前4時40分、アシアナ航空に説明。

 「10分間の警戒射撃」としか書かれていないので、どの様な間隔で発砲したのか分かりませんが、1分位で99発を撃って、その後9分待ってから報告するのは不自然なので、10分間位掛けて間欠的に発砲したのでしょう。平均すると6秒に1発。
 ただ、そうなると旅客機が着陸した後にも発砲していたことになり、それはそれで不自然です。

 

 次に地図を用いて、位置関係を確認します。
 まず、成都ー仁川線の飛行ルートを推測します。北方限界線の内側を通り、注文島上空を通過し、仁川空港に北西方向で着陸するのだから、下図の緑のラインが通常の飛行ルートと推定されます。推定航路に沿った注文島から空港までの飛行距離は約25kmです。この間を5分で飛んだとすると平均速度は300km/hになります。着陸時の速度は200~300km/hですので、この点からも推定航路は妥当と思います。
 対空監視哨所の場所は朝鮮日報の地図が示している場所とします。対空監視哨所から半径13kmの円を描くと、推定航路と注文島で重なるので、注文島上空を通過した時に発砲(午前4時)があったのではないでしょうか。
 この時点(注文島上空)において、旅客機前方約7kmに向けての警告射撃は南南東上方に向かってされていたことになります。ただし、弾丸は3km位しか飛ばないので遥か手前に落ちています。
 2分後(4:02)位になると旅客機は機体後方を対空監視哨所に向けていて、その後着陸まで哨兵は空港の方向に旅客機の後方に向けて、射撃することになります。

続く。

--------------------------------------------
<1>:海兵隊、民間航空機に向けて誤って警告射撃(1)
http://japanese.joins.com/article/935/140935.html?servcode=200&sectcode=200
<2>:海兵隊、民間航空機に向けて誤って警告射撃(2)
http://japanese.joins.com/article/936/140936.html?servcode=200&sectcode=200
<3>:韓国軍海兵隊員誤射の民航機、通常の航路を飛行
http://www.chosunonline.com/news/20110620000022

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韓国誤射事件の考察1

 韓国海兵隊員による民航機に誤射事件が発生してから10日余り経過しました。
 当初、このニュース<1>を読んだ時は「射程を考えずに小銃で対応」とか「民間機に向かって射撃しても問題無い」など、突込み所が多い韓国らしい事件だなとしか思わなかったのですが、読み直してみて、「10分間対空警戒射撃を行った」という部分を見落としていたことに気付きました。
 ジェット旅客機は着陸時でも200~300km/hの速度が出ています。仮に200km/hとしても、10分間に飛行する距離は約33kmにもなります。東京駅から千葉市、木更津市位の距離です。そんなに離れるまで小銃を打ち続けるでしょうか。

 

 そこで、この事件を見直してみます。
 まず、事件の経緯に入る前に、登場する旅客機などのデータを整理します。

 

◆K-2小銃<2>

装弾数 30発(箱形弾倉)
発射速度 700~900発/分
有効射程 460m (M193)
最大射程距離 2600-3300m<6>
 

◆仁川国際空港

北西に滑走路が延びているのが確認できます。

 

◆アシアナ航空旅客機

OZ324便<3>で機体はエアバスA321 <4>。

 

エアバスA321<5>
全  幅  34.1m 
全  長  44.5m 
全  高  11.8m 
巡航速度  840km/h


 

 

続く。
------------------------------------------------

<1>:韓国軍海兵隊員が民航機に誤射
http://www.chosunonline.com/news/20110618000019

<2>:K2 (ライフル)
http://ja.wikipedia.org/wiki/K2_(%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AB)
<3>:海兵隊、民間航空機に向けて誤って警告射撃(1)
http://japanese.joins.com/article/935/140935.html?servcode=200&sectcode=200
<4>:アシアナ航空 (OZ) #324 航空便追跡
http://ja.flightaware.com/live/flight/AAR324
<5>:エアバスA321
http://www.ana.co.jp/ana-info/ana/ana_history/fleet/1983/321.html
<6>:韓国軍旅客機警告射撃、射程距離から被害考えられず
http://www.chosunonline.com/news/20110620000026


 

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ライブドア事件1 ホリエモン収監

 ライブドア元社長の堀江貴文(38)が収監された。5月20日に収監が決定してから丁度一ヶ月だ。この期間の長さが一般的なのかは分からないが、案外、長かったなと感じる。
 堀江元社長はツイッターとブログで出頭予告をし、モヒカンに「GO TO JAIL」や粉飾決算事件で摘発された企業名が入ったTシャツの出で立ちで、報道陣などに囲まれながら東京高検に出頭した。いつもながらのホリエモンだった。
 モヒカンの真意は分からないが、Tシャツの文字は裁判の不当性をアピールするためであろう事は推測できる。過去の粉飾企業に比べ量刑が重過ぎると言いたいのか、これらの企業の経営者も刑務所へ行けという事だろうか。

 

 Tシャツに書かれた企業の粉飾額を比較すると、日本長期信用銀行3100億円 、山一證券2700億円 、Kanebo800億円、日興コーディアル証券189億円、ヤオハン128億円 、livedoor53億円である。この中で実刑判決になったのはライブドアの堀江と宮内だけだ。
 堀江元社長の起訴容疑を改めて確認すると証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)<1>だった。粉飾決算をしたことによる罪の有価証券報告書虚偽記載の他に、偽計取引風説の流布の罪も問われている。長銀らライブドア以外の企業は虚偽の有価証券報告書の提出だけが犯罪に問われているのに対し、ライブドアはそれに加えて、偽計・風説の流布も追求されている。その分、判決が重くなるのは当然だろう。
 しかしながら、実刑になる程のものだろうか。
 そこで、証券取引等監視委員会のサイト<2>から虚偽の有価証券報告書の提出、偽計、風説の流布の過去の犯罪の判決について調べてみた。ただし、平成4年度から平成19年度まで、ライブドア事件除く。

 

◆虚偽の有価証券報告書の提出
 見たところ、これのみで実刑が確定した者はいないようだ。
◆偽計
 クレスベール・インターナショナル・リミテッド 当該会社役職員 罰金刑
 クレスベール・インターナショナル・リミテッド 当該会社会長 懲役3年
風説の流布
 テーエスデー 当該会社社長 執行猶予
 ギャンぶる大帝 雑誌監修人 罰金刑
 東天紅 会社役員ら 罰金刑、執行猶予
 大盛工業 会社役員 懲役2年6月
◆偽計及び風説の流布
 ドリームテクノロジーズ 当該株券取引者 罰金刑
◆偽計及び相場操縦
 ビーマップ、アイ・シー・エフ 会社役員等 執行猶予
◆虚偽の有価証券報告書の提出及び偽計
 エムティーシーアイ 当該会社会長 懲役2年
◆虚偽の有価証券報告書の提出及び偽計及び風説の流布
 メディア・リンクス 当該会社社長 懲役3年6月

 

※平成20、21年度に(株)プロデュースによる虚偽の有価証券報告書の提出事件で当該会社代表取締役が懲役3年の判決を受けているが、係属中である。

 

 過去の事例からすると、堀江元社長の懲役2年6月は特段重いとは思えない。


 堀江元社長は「一度人生をリセットして帰ってきたいと思います」と今後の決意を述べていた。意図したことなのか、偶然なのか、「GO TO JAIL」のイラストはモノポリーのものであった。ボードゲームの様に人生をリセットできるであろうか。

===============================================================
<1>:堀江元社長、午後収監へ ライブドア事件で懲役2年6月確定
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110620/crm11062010580007-n1.htm
<2>:告発事件の概要一覧表
http://www.fsa.go.jp/sesc/actions/koku_gaiyou.htm
 

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民主党政権下のTVマスコミ 寛大と死語

自民・丸山氏「引き際が…」菅首相を13年前の不倫報道ネタに追及
 「一定のメド」の退陣を巡って攻められ続ける菅直人首相(64)が14日、ついに13年前の女性スキャンダルまで持ち出され、厳しく追及された。参院東日本大震災復興特別委員会で、自民党丸山和也氏(65)から質問を受けた。
 丸山氏は「昔の菅さんは精彩を放っていた」と振り返り「背が高い。弁舌がうまい。ハンサム。女性にモテる。華麗なロマンスもあった」と、98年の首相と元女性キャスターの不倫報道に触れた。
 丸山氏は「将来性ある人物にいろいろ生じるのは不可避」と、不倫騒動自体は責めなかったが「ただ、その最後。関係が行き詰まってさっぱりしようというときに…」と、関係解消の際に菅首相の引き際が悪かったと指摘。今回の退陣騒動と引っかけ、元キャスターが後に出版した暴露本の題名を持ち出し「“瓦解”なんですよ!」と、菅政権を斬った。
 無表情で聞いていた首相は「丸山氏さんの話をしっかり聞いて答えているつもりだが、よく理解できません…」。丸山氏は今回の質問にあたり、国会図書館で『瓦解』をゲット。「読んだら今の状況と似ていた。(総理の座に)未練がましくすがりついている」と分析した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110614-OHT1T00300.htm
スポーツ報知より

 

 調べてみると、元女性キャスターというのは戸野本優子さんのことのようです。
 98年当時、戸野本さんは菅直人と愛人関係にあり、これを週刊誌にスクープされ、不倫スキャンダルが発覚しました。民主党代表だった菅直人は筑紫哲也のニュース23で「一夜は共にしたが男女関係はないと」と弁明し、しらを切り通しました。その後、菅直人側から関係解消が一方的に伝えられ、破局したそうです。
 戸野本さんは「瓦解」著作し、「あれほど薄汚い男だとは思わなかった」との捨て台詞を残しました。

 

 新たなスキャンダルでは無いとはいえ、首相の人格までが問題視されている時です、国会で追及されたのだから、テレビで取り上げられてもよさそうなものです。
 しかし、このニュースを扱っているのはスポーツ新聞だけで、ニュースはもちろん、スキャンダル好きのワイドショーでも取り上げられた様子はありません。
 ちょうど一年前の隠し子スキャンダル時もテレビでは取り上げられませんでした。海外のテレビで報道されたにも拘わらず。

 

 若し、これが自民党の場合だったら如何だったでしょう。大臣が絆創膏を貼っただけで攻撃され、首相が漢字を読み間違ったと連日非難されていたのです。執拗に人格攻撃が為されていた事は想像に難くありません。

 

 マスコミ、特にテレビは菅首相に非常に寛容のようです。震災があったとはいえ、法律違反の外国人献金でさえ問題にしようとしないのですから。

 

 民主党政権になって「任命責任」「説明責任」「道義的責任」「派閥抗争」「身体検査」「密室談合」「直近の民意」「政権のたらい回し」「政権の正当性」「国民に信を問え」「閣内不一致」「不透明」「庶民感覚」等の言葉がニュース(ワイドショー含む)から消えました。どれも自民党に対して盛んに使われていた言葉です。
 この一年あまり、これらの言葉にふさわしい出来事が無かった訳ではありません。
 選挙を経ずに鳩山から菅に首相交代した事、参議院選挙の大敗、中国漁船問題、外国人献金問題、小沢グループの行動、菅・鳩山会談、原発対応等など、当て嵌まる出来事が多々ありました。
 それにも拘らず、使われないのです。
 キャスターやコメンテーターは民主党政権誕生の喜びが大きすぎて失語症になったのでしょうか。

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内閣不信任前後の経緯 居座りから辞任へ

 菅首相は退陣時期を明確にしていないが、与野党の関心はすでに大連立に移り、マスコミも次の首相を話題にしている。外堀を埋められ、菅退陣は既定路線になっている状況だ。
 ここに至るまでの経緯を振り返ってみる。

 

4月26日
 東日本大震災対応や統一地方選敗北を受け、民主党内で菅直人首相に退陣を迫る動きが公然化<*1>
4月29日
 政権の原発事故対応を批判し、小佐古内閣官房参与が辞任<*2>
5月 1日
 第1次補正予算の成立
5月 2日
 政府・民主党、第2次補正予算案を次期臨時国会に先送りする方向で調整<*3>
5月10日
 菅首相は通常国会を6月22日の会期末に閉会させた上で、6月末に内閣改造を検討<*4>
5月12日
 東電がメルトダウンを認めたため、工程表の大幅な見直しを迫られる<*5>
5月17日
 西岡参院議長、菅政権の原発事故の対応を批判し、退陣を求める<*6>
 谷垣総裁、第2次補正予算案を今国会に提出せずに会期を閉じる場合、不信任案提出を表明<*6>
5月20日
 海水注入問題浮上、迷走始まる<*7>
 横粂衆院議員、菅首相の震災対応への不満を理由に離党届を提出<*8>
5月20日
 小沢、鳩山、輿石が会談し、事故対応を批判<*9>
5月25日
 安住国対委員長は「欠席でも除籍」の構えを示し、造反を牽制<*10>
5月26日
 岡田幹事長「不信任案に賛成すれば処分も」「欠席も同様」とし、造反を牽制<*10>
 前原グループ、内閣不信任案否決に向け結束<*11>
5月27日
 玄葉大臣、不信任案の動きを批判<*12>
 小沢、退陣要求を公言
5月30日
 菅首相と岡田幹事長、造反者を厳重処分する方針を確認<*13>
 小沢、羽田と会談。小沢、鳩山と連携を確認<*14>
5月31日
 鳩山が菅首相に自発的な辞任を求めるが決裂<*15>
6月 1日
 原口「不信任案を野党が出したといえども賛成します」と決意を語る<*16>
 菅首相、党首討論で退陣を否定<*17>
 菅首相、党首討論会期延長を検討すると発言<*18>
 小沢が不信任案賛成を表明<*19>
 小沢、除名された場合、周辺議員に「負けたら新党をつくる」と明言した。<*20>
 3副大臣と2政務官の5人が辞表を提出<*21>
 自民、公明、たちあがれ日本は内閣不信任決議案を共同で提出、共産党も賛成する意向<*22>
 共産党(9人)、社民党(6人)は棄権<*23>
 小沢グループの会合は70人が出席<*24>
 鳩山グループは自主投票<*25>
 鳩山は「賛成」を明言<*26>
 樽床グループは一致して反対する方針を確認<*27>
6月 2日
 前原、反対を表明<*28>
 菅首相は可決されれば、解散の構え。すでに総務省と協議済みで、選挙は実施可能との思惑。<*29>
 亀井が否決後、めどがつき次第、総辞職するよう求める<*30>
 平野、岡田立会の下、菅と鳩山3事項を確認<*31>
 民主党代議士会で菅首相は退陣を示唆。鳩山3事項を確認したとして結束を呼び掛ける。<*32>
 小沢グループは自主投票<*33>
 不信任案否決 反対293、賛成152(民主党では松木・横粂は賛成、小沢ら15人は棄権)<*34*35>
 菅首相は記者会見で早期退陣を否定。覚書も退陣時期を確約したものではない<*36>
 菅首相は国会の会期を年末まで延長し、事実上の通年国会に前向きな姿勢を示す<*50>
 岡田幹事長は覚書を「退陣の条件にはなっていない」と表明<*45>
 松木・横粂、民主党除籍<*37>
6月 3日
 鳩山は早期退陣を確約したとし、菅首相をペテン師呼ばわり<*38>
 3副大臣・1政務官が辞任撤回<*39>
 退陣について、松本大臣は早期、玄葉大臣は肯定的、与謝野大臣は否定<*40>
 退陣について、中野国家公安委員長は否定、江田大臣と枝野官房長官はは首相一任<*41*42>
 国会で菅首相、鳩山との会談で退陣約束していない<*46>
6月 4日
 退陣について、北沢大臣は早期<*43>
 中山政務官が退陣要求<*44>
 岡田幹事長は覚書を退陣の条件だったと修正<*47>
 枝野官房長官と安住国会対委員長、「首相は居座るつもりはない」と強調<*50>
 菅首相は主要閣僚と会談し、今夏の退陣を受け入れる意向を伝える<*48>
6月 5日
 岡田幹事長、退陣しない場合は辞任を促すと表明<*49>

 

 

 以上、経緯を箇条書きに書き出したが、これをまとめてみる。

 

 民主党内では統一地方選敗北しても何の責任も取らない執行部に不満が高まっていた。そこに、菅政権の震災、原発対応の不手際が明らかになってくる。
 菅首相は退陣論を封印するため、国会の会期延長をせず、第2次補正を次期臨時国会に先送りすることを画策し始めた。「非常時」を口にすることで批判を押さえ込んでおきながら、自己保身を優先する延命工作が怒りを買う。
 更に、海水注入問題で迷走。
 党内からも公然と批判をする者が現れ、小沢グループが本格的に倒閣に動き出した。
 不信任案提出が現実味を帯びてきて、民主党執行部が処分を示唆し、引き締めを図るが、効せず。不信任案賛成派が広がり、可決の勢い。
 この雰囲気の中、鳩山が党利のため、自主退陣に誘導し、寝返った。菅首相は代議士会で言質を取られないよう注意しながら曖昧な退陣示唆。これで勝負あり。小沢は鳩山の行動に怒ったが、鳩山のブレる性格を忘れていたのだろうか。菅首相は鳩山との覚書に署名することを巧みに拒否し、退陣時期も早期と思わせながら明言を避けていることから、最初から鳩山を利用する腹積もりだったのだろう。
 小沢は敗北を悟り、矛を収める。「新党をつくる」とまで覚悟を見せておきながら、土壇場でのこの行動は民主党の金と票に未練があったからか。
 内閣不信任案は大差で否決された。菅首相が首相に最適という理由で反対した民主党代議士はどれ程いただろうか。殆どは党利と保身のために反対したと思われる。民主党代議士からは「国民のために菅直人が良い」との声は聞けなかった。
 否決になり、早速、菅首相は早期退陣を否定し、会期の大幅延長を示唆する。渋っていた会期延長を急転、大幅延長に乗り出したのは一事不再議原則によって今会期中はもう不信任決議案を出せなくなったためだろう。延命を謀るには今国会を閉じないほうが良いのだ。
 早期退陣否定に鳩山は怒り心頭に発した。信用の無い鳩山のこと、勘違いとか詰が甘いと冷笑される。水掛け論と一蹴するマスコミも。ところが、菅首相は退陣時期どころか、鳩山との会談は退陣を約束していないと言い出す。これで一変。代議士会で菅首相の演説を聴いた議員は勿論の事、マスコミまでソッポを向く。退陣まで否定してしまっては「退陣を示唆」と報道したマスコミは誤報をしたことになってしまうのだ。それに気付かなかったか。岡田幹事長は覚書を「退陣の条件にはなっていない」と言っていたから、言った言わないの水掛け論にして退陣まで否定してしまうのが当初の計画だったか。
 両院議員総会で菅を辞任させる公算が強くなり、首相側近達はあまりの批判に言を翻した。外堀を埋められた菅首相は追い込まれ、退陣を受け入れる意向を示した。

 

 「支持率1%でも辞めない」、「議会制民主主義というのは期限を切ったあるレベルの独裁を認めることだと思っている」と発言していた菅直人である。本当に、辞任を覚悟しているのか。このまま、すんなりと退陣するのだろうか。

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*1:民主党:「菅降ろし」公然化 自民も攻勢強める(毎日新聞4月26日)
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/04/26/20110426k0000e010054000c.html
*2:小佐古内閣官房参与が辞意 政権を批判(産経新聞4月29日)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/504833/
*3:首相が姑息な延命策 6・22閉会を画策 与野党の不信ますます(産経新聞5月3日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110503/plc11050300520005-n1.htm
*4:6月末の内閣改造を検討 通常国会延長せず(産経新聞5月11日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110511/plc11051101080005-n1.htm
*5:東電1号機「メルトダウン」認める(産経新聞5月13日)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110513/dst11051301230001-n1.htm
*6:「ここら辺が限度」参院議長、首相退陣を求める(産経新聞5月18日)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/507414/
*7:1号機の海水注入を55分間中断 再臨界恐れ首相指示
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052001001207.html(47NEWS5月20日)
*8:民主・横粂氏が離党届 岡田氏は不受理(産経新聞5月22日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110522/stt11052211410000-n1.htm
*9:小沢、鳩山、輿石3氏が会談 政府の事故対応を批判(産経新聞5月25日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110525/stt11052500470002-n1.htm
*10:内閣不信任案「同調」の動き、民主幹部はピリピリ(産経新聞5月26日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/stt11052622050016-n1.htm
*11:前原氏、内閣不信任案「賛成あり得ない」(産経新聞5月26日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/stt11052623270018-n1.htm
*12:玄葉氏、不信任案めぐる与野党の動きを批判(産経新聞5月27日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/stt11052712210005-n1.htm
*13:小沢氏、米紙に倒閣明言 不信任案同調も否定せず
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/509110/
*14:首相の執念「起き上がり小法師」 不信任案攻防激化 欠席でも厳重処分(産経新聞5月30日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110530/stt11053020530008-n1.htm
*15:菅首相:会談で鳩山氏が自発的辞任求める(毎日新聞6月1日)
http://mainichi.jp/select/seiji/kannaikaku/news/20110601k0000e010009000c.html
*16:原口前総務相「不信任発言ブレ過ぎ」 1日で変わった理由も全然わからん(J-CAST ニュース6月3日)
http://www.j-cast.com/2011/06/03097545.html
*17:首相が退陣否定(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060115270007-n1.htm
*18:首相「通年国会含め会期延長を検討」(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060115510009-n1.htm
*19:小沢元代表が不信任案賛成を表明(朝日新聞6月1日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106010720.html
*20:「負けたら新党つくる」と小沢氏 内閣不信任案(産経新聞6月1日)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/510133/
*21:副大臣ら5人が辞表 小沢氏とともに不信任案に賛成へ(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060119120027-n1.htm
*22:自公など野党3党が「内閣不信任案」提出 採決は2日午後1時(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060118290023-n1.htm
*23:共産棄権で、可決に必要な造反は「82人」に(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060122020035-n1.htm
*24:小沢氏会合の出席議員は70人(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060121560034-n1.htm
*25:鳩山グループは自主投票(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060123320040-n1.htm
*26:鳩山前首相「賛成」を明言(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060123480042-n1.htm
*27:樽床グループ「反対」改めて確認(産経新聞6月1日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110601/stt11060123440041-n1.htm
*28:「大義がない」と前原氏が反対表明(産経新聞6月2日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060211150005-n1.htm
*29:不信任案可決なら…首相、解散・総選挙の構え(産経新聞6月2日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110602-OYT1T00214.htm
*30:亀井代表、菅首相に退陣要求(朝日新聞6月2日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106020147.html
*31:菅、鳩「退陣合意」は仙谷・枝野の巧妙なワナだった!?(zakzak6月4日)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110604/plt1106041528001-n1.htm
*32:茶番劇で否決へ 「一定の…」示さぬ退陣時期、鳩山氏も「理解した」(産経新聞6月2日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060213560016-n1.htm
*33:小沢グループ、「不信任案は自主判断」に(読売新聞6月2日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110602-OYT1T00607.htm
*34:内閣不信任決議案を否決 衆院本会議(朝日新聞6月2日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106020336.html
*35:民主から賛成は松木・横粂氏、棄権は15人 不信任案(朝日新聞6月2日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106020451.html
*36:首相、年明けまで続投?めどは「冷温停止状態」(読売新聞6月2日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110602-OYT1T01074.htm
*37:民主党、不信任案賛成の松木氏・横粂氏を除籍(読売新聞6月2日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110602-OYT1T01007.htm
*38:鳩山氏「約束守れなかったらペテン師」 菅首相を批判(朝日新聞6月3日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106030114.html
*39:3副大臣・1政務官が辞表撤回 首相の慰留に応じる(朝日新聞6月3日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106030099.html
*40:地位に恋々とする方では…各閣僚も複雑な反応(読売新聞6月3日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110603-OYT1T00595.htm
*41:「退陣表明ではない」「一日も早く」 首相進退で閣僚ら(朝日新聞6月3日)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201106030461.html
*42:首相と鳩山氏の認識ギャップ「残念」…官房長官(読売新聞6月3日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110603-OYT1T00351.htm
*43:北沢防衛相、覚書は「退陣前提としたもの」(読売新聞6月4日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110603-OYT1T00953.htm
*44:両院議員総会の署名「集まった」…中山政務官(読売新聞6月4日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110604-OYT1T00361.htm
*45:首相「原発冷温停止は私の責任」 年明けまで続投意欲(日経新聞6月2日)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9C8197E09B9C99E2E68DE2E0E2E4E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
*46:菅首相:「退陣約束ない」 「ひょう変」批判集中 自公、問責決議案を検討(毎日新聞6月4日)
http://mainichi.jp/select/seiji/kannaikaku/news/20110604ddm001010044000c.html
*47:首相と鳩山氏の確認文書「退陣前提は事実」 岡田幹事長(日経新聞6月4日)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E6E2E3988DE2E6E2E4E0E2E3E38297EAE2E2E2;at=ALL
*48:首相退陣、夏めどの意向 閣僚に明言、「先送り」否定(朝日新聞6月5日)
http://www.asahi.com/politics/update/0604/TKY201106040511.html?ref=reca
*49:岡田幹事長「菅首相辞めなければ、退陣を進言」(朝日新聞6月5日)
http://www.asahi.com/politics/update/0605/JJT201106050013.html
*50:菅政権幹部「居座り」否定に躍起…反発拡大で(読売新聞6月5日)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110605-OYT1T00261.htm
*51:首相前向き、12月までの大幅延長…国会会期(読売新聞6月3日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110603-OYT1T00019.htm

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内閣不信任案を権力闘争としか見られないマスコミ

 内閣不信任案を受け、TVのニュース(見た限り)では「大震災からの復興が遅々として進まない中で、永田町は政争に明け暮れている。こんなことしている場合か。足の引っ張り合いをしないで、与野党協力しろ。」との論調ばかりだった。復興が進んでいないと認識していながら、何故、進まないのかということに言及する者は一人もいなかった。
 キャスターやコメンテーターは政治家を小馬鹿にする態度を示すだけで、復興の遅れの原因を考えることは出来ないらしい。「権力闘争をしているだけ」とレッテルを貼ればいいのか。
 
 野党は不信任提案理由として「政権担当の能力に著しく欠ける」(*1)ためとしている。震災復興や原発対応から判断して、菅首相には能力が無い。復興の障害と見なしているのだ。
 コメンテーター等はこの不信任提案理由の正当性についてこそコメントすべきだろう。そして、復興の遅れの原因が何であると考えているのか示すのが筋ではないか。
 もし、菅政権の対応に大きな瑕疵が無いと思っているなら、「権力闘争をしているだけ」との判断には理がある。
 しかし、これまでの対応に問題があり、変えなければならないと感じているなら、不信任案提出を批判することは出来ない。なぜなら、不信任提案提出を批判することは菅政権の続投を支持することを意味し、これまで通りで良いということだからだ。
 キャスターやコメンテーターは菅政権の対応がこの先、今まで通りで良いと思っているのか。

 

 では、国民は菅政権をどう思っているのか。以下、時事世論調査(*2)より。
◆菅政権について
「対応に一区切りをつけたら退陣すべきだ」 53.5%
「直ちに退陣すべきだ」          15.3%
「引き続き政権運営にあたるべきだ」    24.5%
◆震災や原発事故の対応での首相の指導力
「発揮していない」「あまり発揮していない」71.9%。
「発揮している」「ある程度発揮している」 26.4%
◆菅内閣の5月の支持率
支持   21.9%  前月比1.4ポイント増
不支持  59.5%  前月比2.1ポイント減
 菅政権に否定的意見が圧倒的だ。マスコミは被災者の「そんなことをしている場合なのか」「政治家同士で足の引っ張り合いをしないで」等の意見を恣意的に取り上げるばかりでなく、多くの国民が菅政権を否定していることも取り上げるべきではないか。

 

 私は復興の遅れの原因が菅政権の迷走にあると考えている。
 これまで野党は世間の批判を恐れ、協力的だった。提出された法案は速やかに成立してきた。それにも拘らず、遅々として進まないは菅首相に問題があるからだ。
 菅首相は自信過剰なのか、自分に高い能力があると自負しているように見える。技術的なことは専門家に任せれば良いものをあれこれと口を出し、怒鳴りまくっているようだ。指示されれば、無視することはできず、それが迷走の一因となっているのではないか。まるで、北の将軍様のようだ。

 村山首相のように自分の手に負えないことを自覚し、責任は取るからと丸投げしているのであれば、首相交代をしたところで、変化は無いだろう。しかし、菅首相はそうではないのだ。
 

 今は一分一秒を争う時ではない。政治空白といってもわずかな時間だ。能力のあるリーダーで再出発したほうが、政権の座にしがみつくばかりで、ダッチロール状態の菅首相が続投するよりも解決は早いと思う。危機の時だからといって何もしないのは問題解決を遅らせるだけだ。

 この不信任案は単なる権力争いではない。これまでの菅首相の対応に満足するのか、これからも菅首相に任せていいのかを問うものである。その結果、今後の日本の命運を大きく左右することになるだろう。決して、誰が総理になっても同じではないことを自覚すべき時だ。

 

 

*1:不信任提案理由「政権担当の能力に著しく欠ける」(産経新聞6月1日)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/510074/
*2:【図解・時事世論調査】内閣支持率の推移(時事通信5月20日)
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_cabinet-support-cgraph
 

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党首討論 菅首相は健忘症か

党首討論(3)首相「思いつきでの処理、いかに危険か誰より知っている」
首相 「私は原子力事故のことについて、平成11年に生まれた新しい法律制度、まさに原子力災害が法律によって初めて緊急事態という宣言をして、その日から私がこの東電を含む電力事業に対して指示をするという立場になった。しかし、当然のことだが、最初の段階から東電の責任ある人にも来てもらい、そして原子力安全・保安院の責任者にも来てもらい、そして原子力安全委員会の委員長にも来てもらい、官邸に届いた情報を分析をして、そういう助言をいただく中で、本部長として判断しなければいけない、そういうことについては、きちんと判断をしてきた。何か、いろいろ谷垣さんも何かの本を読まれたところの受け売りかもしれないが、決して私は思いつきや自分だけの考え方だけで処理することが、いかに危険かということは、誰より知っているつもりだ」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/510055/
発言の一部を引用

 

 党首討論を聞いていて、思わず耳を疑った。菅首相の「決して私は思いつきや自分だけの考え方だけで処理することが、いかに危険かということは、誰より知っているつもりだ」との発言を聞いたからだ。

 菅首相は震災発生後早々に、防災担当大臣がいるにも係わらず辻元清美議員を災害ボランティア担当首相補佐官に任命し、経済産業大臣がいるにも係わらず蓮舫大臣を更に節電啓発担当大臣に任命した。それに加えて、様々な会議も多数新設した。
 ポストや会議を乱立させてた結果、どうなったのか。混乱させただけで、有効に機能しているようには見えない。
 結局、ポストや会議を無闇矢鱈に増やしたのは「思いつき」ではなかったのか。

 

 更に、「思いつきや自分だけの考え方」が明確なのは、先日のOECDでの「家屋への太陽光パネル設置1000万戸」(*1)発言だ。
 海江田経産相から「聞いていない」(*2)と言われ、閣僚件懇談会で「重要な公表をする際は、事前に閣僚と情報・意識の共有を」と指摘され、「気をつけたい」(*3)と陳謝したばかりではないか。

 

 ころころと変わる発言に、「鶏は三歩歩けば忘れる」と揶揄された鳩山前首相だが、菅首相は鳩山前首相以上の健忘症のようだ。

 

*1:太陽光パネル1千万戸設置を表明 菅首相
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/508746/
*2:菅首相の太陽光目標「聞いていない」海江田氏
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/509198/
*3:菅首相、「突然の表明」を陳謝 太陽光パネル「1000万戸」問題
http://www.j-cast.com/2011/06/01097166.html

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